ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

いい試合…のはずが結局…

2018-07-15 23:19:21 | アルビレックス新潟

J2リーグ後半戦のホーム初戦は、横浜FC。
3月に対戦した時は、3-0で快勝している相手だ。
だが、その後から新潟はおかしくなった。
今は、6位横浜に勝ち点で10も離されている。
今節のスターティングメンバーは、今までと大きな変更があった。

GKムラーリャは変わらないが、DFの要センターバックは、原と広瀬だ。
そして左右のサイドに安田、渡邉泰基。
ボランチに加藤と小川。
サイドハーフは、左に高木、右に戸嶋。
フォワードは、矢野と田中達也。
…このメンバーは、試合前から、今考えうる中で最高の布陣だと思った。
元日本代表が4人入っている。
苦しい局面を打開するにはどうすればいいのか、経験が豊富な選手たちがなんとかしてくれるのではないかと期待した。

期待どおり、立ち上がりから新潟の出足が素晴らしい。
テンポのよい攻めが続く、続く。
続くのは、Nスタンドのサポーターの声もそうだ。
今日は、キックオフからずっと、新潟サポーターのソウル・ソング「アイシテル ニイガタ」を歌い続け、選手たちを鼓舞していた。

その時間は、11分以上。
ずっと続いていたのだった。

選手たちは、それに応えようとしていた。
動きが素晴らしい。
相手に対して、厳しいチェックでボールを奪う。
そして、素早いテンポでパスを回す。
動きは、完全に横浜の選手たちを凌駕していた。
新潟は、いつ得点が決まってもおかしくないように、チャンスを多く作り出していた。
時折のピンチも、相手ゴールが枠をとらえず、運もついていると思えた。


後半になっても、新潟の攻勢は続いていた。
そうは言えるが、選手にも少しずつ疲れが出てきたようで、試合は小康状態となった。

こんな時は、相手に1点を入れられてそれを返せずに負けてきたのが、前半戦の特徴だった。
…という悪い予感が、当たってしまう。
73分、後半初めての相手のシュートが、なんと決まってしまった。
最近の試合では、相手が侵入してきて放つ、右45度からのシュート。

まだ時間はある、とは思っているが、このあたりから新潟のパスミスは出るし、相手のもっさりした試合の進め方に合わせてしまって、なかなかチャンスが作れない。
そうこうしているうちに時間は進む。
最後のターレスのシュートも外れて、試合終了。

なんてこったい。
前半は、今季一番のいい動きを見せていた。
前半戦、こんな試合をしていれば、ここまで負け数は増えていないだろう、と息子が話しかけてきた時には大きくうなずいた。
なのに、後半たった1本のシュートを浴びて、0-1の負け。

経験値の高い期待した選手たちの動きは、さすがだった。
矢野の運動量、小川の的確な指示、田中達也のスペースに動いてボールをもらう動き、冷静な安田のボール扱い…。
しかし、シュートが決まらなくては勝てない。
それは、当然のこと。
もったいない試合であった。

「どうして?何が足りないの?」
と、懸命に応援していた目の前の女性が叫んでいた。
こんなにいい試合ができる。
だけど、ゴールが割れず、簡単に決勝点を与えてしまう。
あと1,2試合、こういう経験のあるベテランを中心に試合をしてみて、それで勝てなかったら、長期計画で若手を育てる方にシフトチェンジだな…。
そんなことを思った、切ない結果の第23節、後半戦のホーム初戦であった。
コメント
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