数日前に、三重県の漁協のかつお一本釣り漁船が、貨物船と衝突して、
乗組員13人の方が、未だ行方不明だと言う事です。速い救出が望まれます。
衝突したのは、金華山沖900kmの太平洋だそうで、
119トンもの大型船に22名が乗り込んで、5月の連休前に出漁したのだそうです。
かつお漁というのは大変な仕事だと、改めて思っていたのですが、
今朝は、「これと別のかつお漁もある」というお話で、目から鱗の驚きでした。
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『奄美の漁業集落、かつお漁業の新たな展開』
9/26 NHKラジオ 関 満博さんの「ビジネス展望」の要約です。
『かつお漁』というと、
黒潮に乗って回遊するかつおを追って、
春に奄美・鹿児島沖から始まって、だんだん北上して、三陸沖・釧路沖まで出漁して、
気仙沼、銚子、静岡などの港に、水揚げされるもの、と思われている。
しかし、昭和の末頃から、奄美や高知では、
パヤオと呼ばれる浮き漁礁を設置することで、通年でかつお漁ができるようになっている。
かつおが流木に群れを成す、という性質を上手く応用したものである。
今朝は、関さんが訪問された、
奄美大島の名瀬の大熊集落の、浮き漁礁を使ったかつお漁について、紹介された。
大熊集落の漁業組合は、元々、大型船を使って遠洋のかつお漁をしていたが、
伊良部島・奄美・高知に浮き漁礁が設置されてからは、
通年で、しかも近くの魚場で、小さな船で、日帰りで、かつお漁ができるようになった。
現在は漁業組合員9人で、
かつおを獲るだけでなく、獲ったかつおを港近くの直売所で販売もしている。
若い後継者もでき、今は、新鮮な魚を使ったレストランの開設を目指している。
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