ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

晴れた日は農業とウォーキングとライカ、雨なら読書と料理。
そして毎日ラジオがお伴です。

今こそ現場力だ 遠藤 功さん~NHKラジオ朝一番から

2011年03月24日 | ラジオ番組

東北関東大震災で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

   3月24日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
      右上のブックマークから入ってください。)


 ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「今こそ現場力だ」       遠藤 功さん

この大震災の中で日本の誇る現場力というのが、
困難な状況を懸命に支えている。
日本の企業の持っている最大の強みは現場力。

被災地の現場では、消防・警察・自衛隊を始め、
原発対策やインフラ復旧には、民間企業も加わり、
無名の方々が最前線で懸命の努力をしてくれている。

欧米のメディアでも
こうした多くの日本人の決死の努力を賞賛している。

日本の企業や組織が持つ
強靭な現場力の価値と重要性を再認識をした思いだ。

日本は”現場の国”で、
企業・組織に限らず、
現場の、
士気の高さ・プライド・チームワーク、
そして達成意欲の高さは日本の誇りだ。

この現場力こそ、世界に冠たる競争力の源だと再認識した。

被災地の復興は大変だ。
復興までには4~5年かかると言う意見もある。

この長期に及ぶ復興を支えて行くのも間違いなく現場力だ。
道路・港湾・鉄道・通信網・住宅・医療など、
すべての分野において現場力が求められる。

被災地には電子部品や素材工場が多く、
ダメージからの早期復旧が求められるが、
その際にもこの現場力が不可欠である。

復旧にあたって、この現場力を生かすには、
各自治体や企業はどういう点に留意しないといけないか。

 1.早期に具体的な目標を定め、青写真を描く。
    復旧のプランが示されれば、
    現場は希望を見出してより力を発揮できる。

 2.現場への権限委譲を速やかに行う。
    プランや青写真を具体化する過程で、
    最善の判断ができるのは現場になってくる。

 3.人作り。
    復旧・復興の仕事は、
    ベテランと若年者が一緒に事にあたる良い機会であり、
    熟練者のノウハウや知恵を、
    若い方に伝授できる絶好の機会である。

その他、福島原発の事故から見えたものとして
国内の物作りの重要性を
改めて考えさせられる契機になっている。

1号機を製造したのは米国のGE、
2号機はGEと東芝、3号機は東芝、4号機は日立。
建設後のメンテナンスはすべて日本メーカーが担当している。

このように
建設・メンテに日本のメーカーが主体となってやって来たから、
多くのベテランの技術者や作業員を事故現場にも送り込め、
原発事故への必死の対・処対応ができていると思う。

もしすべて海外製の原子炉に依存して、
何もわからないブラックボックスの状況であったら、
果たしてこれほどの対応ができただろうか。

極めて不幸な事故ではあったが、
日本で物作りを続けて、
技術や技能を蓄積することの重要性を再認識させてくれた。

 


低体温症から身を守るには~NHKラジオ朝一番から

2011年03月22日 | ラジオ番組

東北関東大震災で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

   3月21日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
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  ☆☆☆健康ライフ☆☆☆    
   
震災企画 
「低体温症から身を守るには」        齋藤繁さん     

低体温症は、
体外へ排出する熱のほうが
体内で生成する熱よりも多くなって 
体温を維持できなくなってしまう症状。

おおよそ体温が
  34℃以下になると不整脈が出たり意識が朦朧としてくる。
  32℃以下になると心臓が止まってしまうこともある。

低体温症の前兆としては、
手足が冷たくなってきて、体が震えてくる。
  この段階で手当てができれば大事には至らない。
  この段階より進んで
    震えがでなくなって
    意識が朦朧とし、暴れたり大きな声を出したり
    といった行動が出たら危険な兆候だ。

体温計は体の表面温度を測るので、
低体温症の診断には役立たない。  
手足の冷たさ、体の震え、意識の状態が
早期発見のポイントになる。

低体温症の対応策としては、
  それ以上体温を失わないようにする工夫と
  積極的に暖めることが必要だ。

体温の喪失を防ぐには、
冷たいものとの接触をさけることが必要。

 ・冷たい床や壁から熱を奪われることが多いので
    発砲スチロールや段ボールを重ねる。
 ・新聞紙をグジャグジャにして体に巻き付けその上に服をきる。
 ・風に当たらない工夫をする。

その他の対策として
 ・アルミホイールのピカピカした面を体側にして巻きつける。
 ・気化熱を奪われない為に、出来るだけ濡れたものを着ない。
 ・帽子・手袋・靴下の着用も忘れない。
 ・重ね着も断熱に有効。
 ・マスクも有効だが、息苦しくならない程度に緩く着用。
 ・何人かいる場合は、体を寄せ合って、体の表面が外気に触れる部分を減らす。
     子供や弱い人を内側に入れるtと良い。
 ・水分を採るのも必要。
     砂糖やチョコレートで甘みを付けた温かい飲み物が最適だが、
     人肌のぬるま湯でも効果がある。
 ・昼間の明るいうちは太陽光を存分に部屋に入れて部屋を暖め、
     陽が陰ったらカーテンをして熱を失わないように」する。
 ・夜はお湯の入った湯たんぽやペットボトルを
     脇や首・足の付け根に当てる良い。
                                  

   ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「震災後の計画的な復興を」      山下一仁さん

被災地の復興に当たっては、
拙速に進めてはいけない。

明日のあるべき地域のありかたについて
住民の間で十分に意見を交わして
土地利用計画を作り、
その下で災害に強い強固な建物と地域を建設していくのが良い。
この為には個別の土地所有権については見直しが必要。

具体的には
幅員の広い幹線道路を整備し
住宅地は1箇所にまとめ、
建物は鉄筋の高層集合住宅とする。

こうして建物は強固なものにし、
農地については、
間に住宅などの無い、まとまった規模の農業用地を作り出す。

こういったしっかりした復興計画を樹立して
それの実施に必要な資金は、
被害に遇わなかった人も含め、
国民全体で負担すべきだ。

 


不況と物価高をいかに克服するか~NHKラジオ朝一番

2011年03月11日 | ラジオ番組

 

陸沖の地震と津波で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

   3月11日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
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   ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「不況と物価高をいかに克服するか」       藤原直哉さん

世界的に資源と食料の価格高騰が著しい。
同時に金利も上がり始めている。

これは景気が良いのが加熱して、
価格が上がっているのではない。

先進国は、終わりの見えない不況にあえいでいるし、
新興国は、激しいインフレと若者の失業率の高さに悩んでいる。

資源や食料価格がこれほど高騰した理由は、
資金面で
欧米諸国の金融緩和策で溢れているマネーが、
投機的に商品市場に流れ込んだこと、
需要面では
世界的に人口増加が進んでいること、
また新興国の生活水準が向上して資源・食料の需要が増加したこと。
供給面では
原油について見れば、良質な油田での増産は限界にきているし、
食料も、産地が気象変動ので壊滅的な打撃を受けている所がある。
いずれも更に増産するにはコストが上昇してくる。
等による。

それでは不況の中での、
この物価高にどう対処するか。

資源と食料が足りないのだから、
もっと多様な資源を使うようにする。
輸入に一方的に頼るのもいけないし、
食料も、もっと世界各地で増産しなければならない。

先進国では、
無駄使いも多いから改めなければいけない。

身近なライフスタイルも、
もっと省資源で賢く暮らせるようにする必要がある。

現在の不況や物価高は、
グローバリゼーションに象徴される、
20世紀の経済体制が完全に行き詰まって、
これが政治にストレスをかけている。

この解決に、
対症療法で20世紀の姿に戻ろうとするのではなく、
新しい科学技術と戦略で、
全く新しい世界経済を創造することが必要である。

 


「石油・穀物の価格上昇のリスクに対処すべき時~NHKラジオ朝一番

2011年03月09日 | ラジオ番組

 

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   3月9日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
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    ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「石油・穀物の価格上昇のリスクに対処すべき時」       高木勝さん

石油と穀物の価格騰貴が著しい。
原油は100ドルを超えたし、
小麦をはじめ穀物も5年前の2倍近くになった。

この理由として、
投機マネーが先物市場に流入している影響が大きいと言われている。

投機マネーはが流入した先物価格というのは、
現在の原油や穀物の需給ではなく、
将来の需要に対する、供給不足を見ている。

原油は今後ほぼ増産は見込めず、
むしろIEAは2006年を境にピークアウトした見ているほどだ。

穀物についても、
ロシアが小麦の輸出を禁止したし、
小麦の世界の在庫が、17%の危険水準に近づいている。

このため世界各地がインフレになっている。
日本だけはデフレだが、
中国や韓国、中東や北アフリカは激しいインフレである。
中国は経済成長を抑制してもインフレを防ごうとしているし、
中東ではインフレが理由で政権が追われた。


欧米各国のな金融支援による資金緩和は変わらないから、
投機マネーの動きも続くだろう。

新興国の経済成長も続くだろうから、
石油や穀物の需要は増え続ける。

日本はこれらにたいする危機感が希薄。

この先景気が回復してくると、
原油と穀物はさらに値上がりしてくる。
どの国も資源は国内に留め、輸出しなくなる。

そうすると、
資源の自給率の低い日本だけが不況から抜け出せなくなる。
日本は、
食料やエネルギーの自給率を高める政策が緊急の課題である。

そこで一つの提案として、
食料やエネルギーの自給率を高めつつ
新たな産業や雇用を創出できる方法を述べたい。

具体的に
エネルギーについては、
全国の耕作放棄地に太陽光パネルを設置する。
すると日本の総発電量の56%をまかなうことができる。
またあらゆる再生可能エネルギーは、
個人企業を問わず全量固定価格で買い取る。

こうすれば、
地域に売電の収入がもたらされ、
発電にかかわる投資や雇用も発生するし、
関連した産業もでてくるだろう。

再生可能エネルギーは、
太陽光、風力など全国どこでもある。

食料については
中国に米を輸出する動きがある。
これが進めば、農業も産業として強化される。

食料やエネルギーの自給を通じた、
産業や雇用の創出で、
日本は21世紀の環境問題をクリアーできる上、
”地域循環型”の経済社会を実現できる。

 

 


関西広域連合の可能性、 諸富さん~NHKラジオ朝一番

2011年03月08日 | ラジオ番組

 

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3月8日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
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  ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「関西広域連合の可能性」       諸富徹さん

”広域連合”は1995年に国によって定められた仕組みで、
都道府県・市町村・特別区などが設置することができ、
既存の行政区をいくつかまたぐ広域行政組織のことである。

”関西広域連合”は、
滋賀・京都・大阪・兵庫・和歌山・鳥取・徳島の2府5県が
昨年12月に設立したもの。

これまでの広域行政と言えば、
ごみ処理・消防・介護医療等の限られた分野で
市町村の枠組みを超えて共同で行うようなものが主であった。

今回の”関西広域連合”はそれと異なり、
複数の行政サービスを同時に共同で持ち寄ってやる事に特色がある。

もともと関西には、東京・首都圏への対抗意識が強く、
自分たちが国の全国均一的な行政の下で取り扱われるよりも、
関西だけで独自の判断で行政ができることを望んでいた。
そのような仕組みのなかで、関西経済圏を振興させたい願っていた。

パナソニックの松下幸之助さんは”道州制”の推進論者だったし、
2007年には”関西広域機構”という経済振興の仕組みを創設して
今回の”関西広域連合”の導入論議を積み重ねてきた。

”関西広域連合”では何をするかと言うと、
当初3年間は防災・観光・文化・産業振興・医療・環境保全など
7分野で共同の事業を連携することとして、
より広域で柔軟なサービスの提供を目指している。

具体的には
 ドクターヘリの共同利用や
 観光面で広域観光ルートを共同で設定すること。
等々を挙げている。

しかしながら、この”関西広域連合”は、
実は将来の国からの事務権限や財源を委譲するための
受け皿造りの側面も強い。
住民の関心もそちらのほうが高い。

権限の地方への委譲といえば
今まで国は「府県をまたぐ行政は国がやらざるを得ない」
と言って地方への分権を拒否してきたが、
今回のこの”関西広域連合”は、
そういった国の論拠を突き崩すという意味をもっている。

3年ほど前まで”道州制”が議論されたが、
”道州制”は
  全国一斉に導入されるされることになっていて
    これには法律改正も必要である。
  具体的に権限や財源をどう委譲するかは
    多岐にわたる制度設計の必要がある。
  区割りをどうするか、首都はどこにするかなど、
    利害調整がからむ難しい問題も含む。
だから、実施には相当の時間がかかる。

一方広域連合は、
”道州制”では既存の府県は廃止するとしているが、
既存の府県が共同で設立するから
より現実的なアプローチである。

”関西広域連合”はまだ発足したばかりだが、
効果として、すでに関西は一体という意識が生まれている。

高速道路などのインフラ整備で、
他府県の事業であっても
例えば大阪府が応分の負担をしても良いと
協力しあう姿勢も生まれている。

今までなら
財源を国に負担をお願いしなければ出来なかった事業も、
府県の連合でインフラ整備をしようとする動きが見える。

また滋賀・京都・大阪・兵庫が関連する、
琵琶湖・淀川の流域の水管理を、
一体的にしていこう、と言う話もでている。

最近は人口の減少、工場の海外移転などで、
水の需要も減っている。
高度成長期に作った水管理のインフラを、
どうやって維持あるいは縮小させるかを検討しようとしている。

 


中東情勢とEU 浜さん~NHKラジオ朝一番から

2011年03月07日 | ラジオ番組

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3月7日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
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  ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「中東情勢とEU」       浜 矩子さん

中東諸国は
原油の産出を始め豊富な資源に恵まれている。
欧米先進国はその原油がらみで、
それぞれ思惑を持って投資をしたり、
独裁政権と付き合いをしてきてしまった。

その為、今までもそうだったが、
これら諸国に一端何かが起こると、
EU諸国にも経済的に大きな影響を与えてくる。

例えばリビアの場合。

リビアをかつて植民地にしていたイタリアは、
リビアの石油産業に多大な投資をしている。
また逆に
リビアからも銀行やサッカーチームなどへ
多くの投資を受け入れている。

イタリアは財政悪化や首相のスキャンダルなど、
国内問題を抱えて混乱しているが、
これにリビアの問題が加わって大変な状態になっている。

カダフィー政権との癒着が、
イタリア政府に大きな影響を与えてしまったと言える。

他のEU諸国でも、
リビアからの投資に絡んで問題が起きている。

英国では、
代表的なビジネススクールが、
カダフィー政権から巨額の寄付をもらっていたことが明るみになって、
理事長が辞任に追い込まれた。

原油の産出国であるということで
独裁政権でも専制政治でもなんでも付き合うという、
EU諸国の政策の帰結がこうなっている。

EU諸国の今後のあるべき態度は、
石油資源の確保や、
オイルダラーからの投資に気を使うのでなく、
政権をしっかり見極めて付き合うべきである。

しかしながら、
実際にはEU内部にも、
財政破綻の危機に多くの国が直面していて、
中東諸国との付き合い方に
大きな変化は無いのではないかと思われる。

 


掛川の春を訪ねて

2011年03月06日 | お出かけとウォーキング

春うららの静岡県は掛川城下をブラリと歩いた。

今朝になって義兄の退院祝いをしたいと連絡があったので、
どうせ静岡に行くのならと、
それまでの時間で
、天竜浜名湖鉄道のウォーキングに参加する事にした。

同鉄道の始発駅であるJR掛川駅から3つ目の駅、桜木駅をスタートして
”しだれ梅”で有名な龍尾神社と山内一豊の掛川城を経て
JR掛川駅にゴールする約11㎞のコース。

雲ひとつない晴天だが風が冷たくて
スタートの桜木駅でブルゾンを羽織った。



駅からしばらくは”秋葉路”と呼ばれる高級住宅地。
素敵な公園が併設されていた。

道中いたる所で河津桜が出迎えてくれる。



龍尾(たつお)神社は説明書きによると、
鎌倉時代の和歌集にも詠われた古社。
掛川城の鬼門方角に位置していたので、
同城の守護神として、
一豊の厚い信仰を受けた。
とある。
神社の裏山一帯が有名な”しだれ梅”の庭園。
満開から1週間経ったというが、それでも見事な咲きっぷり。
梅の香りがなんとも言えず、美味しい。








掛川は二宮尊徳翁の教えを実践する報徳社の活動が活発のようだ。




そして掛川城。



説明書きによると、
文明年間(室町時代)に
守護大名今川義忠が築城した。
江戸時代になって、
山内一豊はここに城主として10年間治め、
城下町の整備や大井川の治水工事等に力を注いだ。
一豊はその後、四国の高知に移転したが、
高知城は掛川城を模して造られたと伝えられている。
現在の掛川城は
平成6年に日本初の本格木造天守閣として復元された。
とある。

今日の城下はどこもお祭りだった。
城近くの二の丸広場では音楽祭。


駅に通ずるメイン道路はホコ天。
ストリート・バスケはNBA並みの凄い迫力。



  


デジタル機器が昇天してしまった。

2011年03月05日 | 趣味・娯楽

今週は5日間も更新できず申し訳ありませんでした。

2月の初めに、
長姉の主人が軽い脳梗塞で倒れてしまったので、
取り合えず”田植え”までの約束で、手伝う羽目になった。

そういう事で、
今週は水曜日まで、静岡の田圃で、
扱いに慣れていない大型農機を運転して、
悪戦苦闘をしてきた。

長姉の主人は80歳。
農業一筋で、よく此処までやって来られたと感心している。
が、この先どうするのだろうか。
息子さん一家はは東京住まいで帰る様子はない。

私も、このままズルズル農業をやっていても、
何れは、肉体的に農業がやれなくなる。

ある程度規模を大きくし、
人を雇って、本格的な事業にするか、
この10年くらいの間に、
農地を上手く処分してしまうか。

どちらにしても、
それぞれに向かって準備をしなければいけない。
それを思うと実際のところ、不安で憂鬱な事この上ない。

水曜夜に帰宅したら、二つも事件が起きていた。
ノートパソコンが水没して昇天、
AM・FMラジオチューナー付きICレコーダーが寿命?で昇天。

パソコンは、
妻が友達に札幌雪祭りの写真を見せていた時に、
お茶をこぼしたらしい。

富士通にデータの取り出しと、
デスクトップパソコンを注文、今日これが届いた。
幸いなことに、ノートパソコンの保存データは無事だと、
昨日連絡があった。

ICレコーダーはサン電子製の”トークマスターⅡ”。
このブログの”ラジオ朝一番”の投稿も、
これに録音したものを繰り返し聴いて、文章にしてきた。



此方の昇天には慌てた。青くなった。

月曜と火曜と2日も投稿ができなかったので、
張り切って書こうと思っていた。

ところが
、アララ!
トークマスターが、うんともすんとも言わない。
電池切れかと充電したが、反応なし。
参った、参った。

サン電子は
すでに倒産か吸収されたようで、サポートがない。

トークマスターには、
NHKの語学講座、文化講演会、カルチュア講座など、
予約録音をしておいて、
ウォーキングやサイクリングの時にいつも聞いていた。
「話し上手で、音楽も素敵」な、外出時の友達だった。
ちょうど5年の付き合いだった。


明日やっと時間がとれるので、
三洋、オリンパス、ソニーの何れかで代替機を購入したい。
そして”NHKラジオ朝一番”を再開したいと思う。   

それにしても、
人間はアナログで80年も頑張る。
デジタル機器は、5歳くらいまで頑張れば役目が終わる。
人間は血が溢れ出ても頑張る。
デジタルは、ちょっとの水で役目が終わる。
「私はデジタルになりたい。」