ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

晴れた日は農業とウォーキングとライカ、雨なら読書と料理。
そして毎日ラジオがお伴です。

身近なところで日本外交を考える

2011年12月31日 | 社会について独り言

韓国が慰安婦の像を建てたりしたが、
対日感情が悪いのだろうか?
身近なところで日本の外交を考えてみた。

2002年のワールドカップは日韓共催ということで行われた。
これが決定されたのは1996年5月の事だった。
当時FIFA内部では日本の単独開催を推す会長と
日韓共催を推す副会長が対立していて、
結局アフリカ勢の意向が強く影響して会長が折れ、
日韓共同開催でまとまったと言う結末を聞いている。

実は私は、この決定がされる半年以上も前に、
日韓共催が確実だと知らされていた。
それはジュビロ磐田を運営するヤマハ発動機の取引先の懇談会の席で
自民党の柳沢伯夫議員から次のような話を聞いたからである。

『あんな大事故があったから、政治的には日韓共催しかない』
『それが外交というものである』
つまり、1994年10月に首都ソウルで
漢江にかかっていた橋が50mも崩壊し、
バスや車が転落して30人以上もの死者を出した。
崩壊の原因は手抜き工事といわれ、
韓国としては国威丸潰れであった。

外交的には、
韓国に手をさし伸ばした方が良いということのようであった。

外交は、『僕も良くて、君も良い』となるように、
『僕も少し譲るから、君の方も少し譲ってくれ』という話合いである。
『僕の平和は、君の平和があればこそ』
成る程、外交とはそういうものかと思った。

ワールドカップは大成功で終わった。
その直後に起こった韓国の金融危機でも
日本はIMFを通じて韓国に多額の資金援助を申し出ている。

日韓の外交は今は上手く行っているんだな、
と、その頃は思っていた。

ところが、ここへ来て、
慰安婦の少女の像を大使館前に置くとか、
北朝鮮の復興資金は日本に出させると大統領が言ったり、
つい先日までの竹島の不法占拠と、
あまり日韓の間には良いニュースが無い。

日本の外交は、ただおとなしくて従順なだけかなと思うようになった。。
『人が好い』とかいう言葉があるが、それなのか。
日本と言う国が、相手にはただの弱腰に映るのではないか。

やはり主張することをまず主張しておくことが大切だと思う。
主張するバックに、核もミサイルもないけれど、
これまでに培った他国を圧倒する経済力と富がある。

あと数年後にこんな暴言が起きなければ良いが。
日本が国連やユニセフを通じて
アジア・アフリカの難民や孤児の命を救ったから、
人口が増えすぎて、世界中で食料不足や失業が増えている。
日本はその責任を取れ!
戦争や災害や病気があってこそ、地球の秩序は保たれている!と。

弱腰外交が過ぎると、ありえない話ではないと思う。

◆◆◆◆いまさきもりの一言◆◆◆◆

年の瀬となりました。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。

春の東日本大震災、秋の各地の台風被災で
まだまだお苦しみの方が多いことを思うと、
心がまことに痛みます。
言葉の軽さで気持ちが伝わらないかもしれませんが、
一日も早い回復を祈らずにはおれません。

皆様の励ましのウェブ拍手やご感想を賜るのが嬉しくて、
なんとか1年書き続けることができました。
ありがとうございます。

アクセス数から見ると
書き始めてから半年経った6月頃から
1日に100人以上の方にお読みいただけるようになりました。、
内橋さん、浜さん、森永さんのお話が特に人気があるように思います。

毎回、お話の手短な要約をするよう努めてはいますが、
お読みいただいておられる方の中に、
耳のご不自由な方がおられます。
また日本語の勉強をされている方もおられます。
そのため、
時として、長くまた全文記載になってしまうことがありました。
お忙しい方には申し訳ないと思っております。

それでは
来年もよろしくお願い申し上げます。

お読み戴きましてありがとうございます。
よろしかったら、ポチッとお願いします。

             


復興に向けた新たな課題 遠藤功さん

2011年12月29日 | ラジオ番組

12月29 NHK『ラジオあさいちばん』から
☆☆☆ ビジネス展望 ☆☆☆
『復興に向けた新たな課題』 遠藤 功さん

前回(12月2日)にお話した
陸前高田市のコンテナ商店街を再度訪問してきた。

(前回のお話)
 http://blog.goo.ne.jp/22jpgoo/d/20111201

コンテナ商店街の第1期の計画では
20基ののコンテナを設置して
様々な商店や飲食店をオープンさせる予定であった。

放送のあと寄付が寄せられたり支援の輪が広がっている。

ただ肝心のコンテナ商店街の立ち上げが遅れてしまっている。
当初予定の11月末から来年の1月末にずれ込みそうである。

その理由は、インフラ整備の遅れが足枷になっている。
設置場所の整地、電気工事、水道工事などが
思うように進まないようである。

これには、建設関係の人手不足が下人のようである。
求職者は多いのであるが、
求人・求職が職種でミスマッチしているようである。

復興事業は日々進んでいるが、
一部職種に人手不足が生じていて心配であった。


お読み戴きましてありがとうございます。
よろしかったら、ポチッとお願いします。

##この文章は私の覚えとして放送を要約したものです。##
今週金曜午後から、NHKホームページで放送が聴けます。
右上のブックマークから入って下さい

 

コメント (0) |  トラックバック (0) |