田勢康弘さんのBSの番組『週刊ニュース新書』のゲストとして
先週5月19日の回に、鳩山由紀夫元首相が出演されていた。
一瞬”おっ”と思った。
鳩山さんは、
民主党の外交担当最高顧問ということで、最近独断でイランを訪問した事や、
『最低でも県外に』と言い続けて挫折し、
もう二度と沖縄県民に顔向けが出来ないと思っていたのに、
復帰40週年の沖縄県に、のこのこ出掛けた事等で、
政界やマスコミ・メディアからボコボコに叩かれていた。
ましてや”民主党嫌いの田勢さんの番組”に、である。
しかし、番組が始まって直ぐに、
日本の国中に、上述の鳩山さんの悪い報道ばかりが伝えられているが、
沖縄県民の声を聞くと、
鳩山さんの評判は決して悪いことばかりではないと、
現地沖縄の雰囲気を伝えた。
沖縄県民の中には、最後は尻すぼみになってしまったけれども、
『歴代の首相で始めて、米軍基地を沖縄県外に移すと言ってくれた』
という事で、今でもとても高く評価している人々が多いとの事である。
なるほど、鳩山元首相が『海外、最低でも県外』と言われた時は
私なども、『考えてみたら全くその通りだ』と気付かされ、同感であった。
日本国民は、皆そう思ったはずである。
それが、官僚や何某らの壁があって途中で難しくなり、
結果的に頓挫したら、『大嘘つきの鳩山』とマスコミ主導で罵倒してしまった、
という事である。
田勢さんのこの番組では、
この沖縄県民の声をしっかり取材してあることを背景にして
それで鳩山元首相をスタジオに招いたようである。
そして、鳩山元首相の口から直接、
今なお評価してくれている沖縄県民へのメッセージを伝えさせ、
同時に、マスコミや一般国民から投げかけられている
厳しい批判や不信についても、ズバッと鋭く質問して、
それに対する、鳩山元首相の積年の憂いや、秘めた胸の思いを喋らせている。
私はこの番組を見終えて、
『田勢さんが鳩山さんの政治生命を伸ばした』とつくづく思った。
きちんとした取材と、的を得た質問で構成された35分の番組が、
一人の有能な政治家を生き返らせたと思った。
この番組のように、きちんとした取材の下で作られ、
心に染み入る番組がある一方、
雑な取材でがっかりする番組もある。
同じテレビ東京系列の『ガイアの夜明け~新東名でチャンスをつかめ』は、
私の地元近くの話であったが、
多分、筋書き作りが多くて、雑な取材しかしていないと思われた。
(この続きは後日書きます)
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