ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

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世界一のクラゲ博物館から学ぶこと 遠藤 功さん 

2012年04月19日 | ラジオ番組

4月19日 NHK『ラジオあさいちばん』から
☆☆☆ ビジネス展望 ☆☆☆
『世界一のクラゲ博物館から学ぶこと』
 遠藤 功さん 

3月に山形県鶴岡市にある加茂水族館を訪ねた。
開館したのは1930年と伝統はあるが、規模は国内でも最小クラスで、設備も古い。
今流行の大型水槽なども当然ない。
ところが、昨年度は22万人を超える入館者を集め、過去最高を記録した。

その人気の秘密はなにか?
それは、クラゲで、40種類ものクラゲを展示していて、ギネスで世界一が認定されている。
クラゲの展示室は『クラネタリウム』と呼ばれている。
クラゲたちは、皆キュートで魅力的で、見る人を感動させ、飽きさせることがない。

この水族館の経営から、現場の持つ力について、大いに再認識をさせられた。

たとえ規模は小さくても、他にはない個性を極めて、それを磨いて行けば、
お客様から高い評価を得ることはできる。
この水族館は巨大水槽も無く、立地も悪いが、他の水族館の流行の真似をすることなく、
クラゲに焦点を当てて、個性的な水族館に仕立て上げてきた。

どんなビジネスでも、何か新しい流れが出て来ると、
その流れに乗ろうとする動きになりがちである。
その結果、いつの間にか同一化して、似たようなモノができてしまうものである。
しかし、経営の本質は、何よりも、
他には無い『差別化』を常に目指して独自の帳(とばり)を作ることである。 

それでは、他にはない個性というのは、どうしたら生まれてくるのだろうか?
この水族館でも、やはり、そのヒントは現場にあった。
この水族館がクラゲに着目するようになったのは偶然のことであった。
それは現場の飼育員が
水槽の中の珊瑚からブクブクとクラゲの卵が沸き立っているのに気が付いた。
そして、そのクラゲを育てているうちに、その愛らしい姿に魅了されて、
クラゲの研究が始まっている。 

要するに、きっかけはまさに現場の”気づき”にあったのである。
日本の現場は、知恵の宝庫である。
現場のちょっとしたアイデアとか創意・工夫が大きな競争力につながっている。 

そして更に言えば、
この水族館は伝統的に、現場に”大きな自由や裁量権”が与えられていたと言う。
これが、クラゲに着目するきっかけともなった、気づきや知恵を生み出したというわけである。 

現場の”管理”も経営では重要であるが、
現場に”自由度を与える”ことも重要であると再認識した次第である

 

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専業主婦について、日米女性評論家が似た発言をした

2012年04月16日 | 社会について独り言

少し前に、『専業主婦に関わる優遇策を止めよ』という、
野田首相に宛てた勝間和代さんの提言について書いた。

http://blog.goo.ne.jp/22jpgoo/e/1fb95dbccb7325a576ac665a08d79fac

結果的には、日本人はこの提言を殆ど相手にしなかったようで、
メディアでも取り上げられていない。
さすが日本は『大人の国』と私も胸を撫で下ろした。

ところが、この勝間さんの提言を読んだのか否かは不明だが、
米国の女性評論家が、同じようなことを言ったという事で、驚いた。
原文を読んでいるのではないが、共同通信の記事によれば、
『ロムニー候補の夫人は働いた事がない専業主婦』と、
”金持ちの夫人は働かない社会的に悪い存在”とでも言っているようである。

さすが米国は『若者の国』、専業主婦蔑視と忽ち話題になり、非難轟々のようである。
この女性評論家が、民主党の支持者ということで、
オバマ大統領も『えらく迷惑なことを言ってくれたものだ』と困ったようである。

勝間さんは、どうお考えでしょうか?

(ニッカンスポーツのサイトで報じています)
http://nikkansports.co.jp/general/news/f-gn-tp1-20120413-933365.html

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上記のサイトを開けない方の為に、転載させて戴きました。
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専業主婦は仕事じゃない? 批判が殺到

 米民主党系の政治評論家が、
共和党の大統領指名候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事のアン夫人について
「生まれてから一度も働いたことがない」と発言し、専業主婦に対する蔑視だと批判が殺到。
オバマ大統領が12日「母親は最も大変な仕事だ」と釈明する事態となった。

 11月の大統領選では、女性票など無党派の支持獲得が焦点となっており、
両陣営は主婦層の好感度アップに全力を挙げている。

 オバマ政権幹部らと親交が深い女性評論家ヒラリー・ローゼン氏は
11日、ロムニー氏がアン夫人を代表的な米国人女性と位置付けていることについて、
夫人は働いた経験もなく経済的苦労とも無縁だと指摘、庶民感覚とずれていると述べた。

 この発言にメディアの関心が集中、アン夫人自らが短文投稿サイト「ツイッター」などで
「私は5人の息子を育てる道を選んだ。本当に大変な仕事よ」と反論。
ロムニー陣営は「民主党は、あなた方は働いたことがないと言っています」と
専業主婦に呼び掛けるメールを支持者に送った。

 ローゼン氏は12日、発言を謝罪。
米メディアによると、オバマ陣営が謝罪を強く促したという。(共同)
 [2012年4月13日10時24分]