宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

尖閣漁船問題の多数コメント情報 有難う御座いました

2010年09月30日 20時05分50秒 | 軍事&中国

 色々な意見の情報を送っていただき、走り読みしました。感謝!今回の中国漁船船長釈放について本気で怒っている人が多いことを感じるし、菅内閣だけを責めるのも的外れです。元々、自民党が毅然と対応してこなかったつけが、ここにきて表面化したというのが実態でしょう。右翼が菅内閣を敵視しているとは知りませんでしたが、前原大臣は自民党より右寄りだし、菅首相にイデオロギーやポリシーがあるとは思えません。ただ、日本全体が異様に平和ボケなので、まともなことを言うと右翼的とみなされてしまいます。

 訴状にも書きましたが、中国は軍事戦略で強引な経済成長を進めており、目標は台湾統合、日本支配、軍事力でのアメリカ凌駕です。経済成長で軍事力を増強し、強大な軍事力で外からの改善要望をはねつけ、為替レートを固定化します。経済成長によりさらに軍事力を増強する。

 日本の場合はプラザ合意で変動相場にさせられ、振り回され、日本政府は円が上がったと言ってはおろおろ、下がったと言ってはおろおろ、BIS規制で日本の銀行は墜落し、世界に日本の旗をたなびかせていた商社のビジネスはごっそり旧英連邦に持って行かれました。

 怖いのは、中国の軍事力がアメリカを上回った時、アメリカの抑えが効かず、中国指導部の一言で、中国に進出している日本企業の工場が全部没収されることです。何しろ、日本企業が中国に工場を建てると、中国側は有難うと言っていたのです。チャイナリスクは今ちょっと先に見える現実。

 中国は核を開発し、長距離ミサイルを開発しアメリカ近くの海域に打ち込み、アメリカを牽制してきたし、原子力空母を着々と建造し、かつてアメリカが空母を台湾海峡に進めて中国を抑えたことを、そっくりやり返そうとしている。日本が中国を支配したこともお返ししたいと密かに狙っている。

 私は遠慮ない意見を書いているので、安倍首相のことをこき下ろしたら、関東のやくざから電話が入りました。やくざが電話してきたぐらいで主張は変えませんが、ビジネスに影響が出たらまずいと思い、会社のホームページからのブログリンクは外しました。

 小規模とはいえビジネスをやっていると必ず、右翼から電話が入るし、やくざまがいの電話も入りますが、私は忙しいと言って切ります。やくざまがい(ドスの効いた声で、東京からなのに関西弁を喋る)が分けのわからんことを言うので電話を切った後、頭にきて、やくざまがいに電話で逆に怒鳴り込んだら大人しくなった。

 右翼からの電話に対して、殆どの経営者は最後まで聞き、請求通り2年に1回、3万円だか5万円だかを払っているのが実情です。ちゃんと領収書をくれるそうです。何故、電話を切らないのかと聞くと、恐ろしいと言う。私の知っている中小企業経営者は、たまたま全員右翼に金を払っているので、全国的にはすごい金額になり、さぞかし右翼は金持ちだろうなと思います。警察は被害届を出してもらわないと動けないと言う。

 やくざ右翼対策は警察と連携することです。通常のトラブルに関して、警察は民事不介入とか言って、無視しサボるのだけど、こと、やくざに関しては何故か、ものすごく積極的。駐車場でワーワー言って絡んできたやくざがいたので、やり過ごして警察に電話した。警察からこの会話は暴力対策部署にも音声を流しますとのことで、やくざの車NOと近くのマンションに住んているらしいと伝えておいたら、いつの間にかやくざはマンションから排除されていた。

 ちょっと論点がずれて申し訳ありません。

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尖閣諸島漁船の漁船船長の釈放取り消し訴訟

2010年09月29日 22時12分31秒 | 国際・政治

 昨日の夕刻には、訴訟をやーめたと思って、メールに書いた。ところが、夜の前原大臣、柳田大臣のビデオ公開に対するトーンダウンした発言を聞いて、気持がひっくり返った。私は、事件直後にビデオを公開していれば、世界中の人が同じ動画を見て共通認識を持ってくれるし、中国人の中にも支持者が増えたのではと考えている。最も重要な 証拠のカードである漁船を戻した後ではビデオもあまり意味がないが。

 実は訴状の中にビデオのことも指摘している。法律とは関係がないから、プロからすればその訴状は何?と言われそうだが、私は弁護士ではない。個人的な意見も盛り込む。

 今朝はひーひー言いながら、訴状を直して、午後、広島地裁に提出した。裁判は請求が一つで、160万円分の請求と同じだから、収入印紙は13、000円、それに6、000円の切手が必要で合計19、000円。戦いの序章は実に淡々としている。個人で戦えば裁判は非常に安い。

 当然、国からはスーパー弁護士が送り込まれる。検察庁を訴えて良いのだろうかという懸念もあるがもう後戻りできない。検察庁に勝つことが目的ではない。名前を売りたいわけでもない。中国の対抗措置に屈して、船長を政治的判断で釈放するなどという、屈辱的なことを二度と繰り返してほしくない。

 日本人として誇りを持って生きてゆきたい。しかし、プライドが大きく傷ついても日本人を止めるわけにはいかない。個人としては、裁判に訴えて、問題点を指摘し、是正に努力することが日本人として生きてゆくぎりぎりの妥協点だ。

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尖閣諸島の件で検察庁を訴えようとしたがこれが大変

2010年09月28日 19時09分38秒 | 軍事&中国

 中国人船長の釈放を知った時は、あまりの情けなさに、日本人をやめたくなりました。こんな国に住みたくないと思いましたよ。日本人としてのプライドはズタズタですね。

 怒りを持ってゆくところがない。そこで、裁判で検察庁を訴えてやろうと、訴状を作成したのですが、そこからが大変。まず、担当する弁護士が見つからない。広島には355人の弁護士がいるけど検索でぴったりの弁護士を見つけることができない。

 日弁連のひまわり検索なら、条件検索ができるが、登録者が非常に少ない。やむを得ず、NTTタウンページで調べ、片っ端から電話したが、断られる。難しい内容と判断されたよう。弁護士は明らかに、簡単で勝てる裁判をやりたい。

 釈放が違法ではないかとするための言い分は、刑事訴訟法第248条で、証拠が明確でも検察官が不起訴にできることに対して、法律と証拠に基づいていない政治的判断だから不法行為ではないかとするところですか。

 被告を最高検察庁の検事総長 大林宏としたのですが、国を相手に戦うので、被告は法務大臣になるようです。形式は民事訴訟と一緒ですが、実は行政事件訴訟になるんですね。

 訴状の請求が、法律的な内容に限定されるのと、請求が多いとそれだけ収入印紙が高くなります。4請求では36000円ぐらいかな。裁判所の説明を聞いて、どうしようかと考えているうちに、どうもこちらの意図する請求になりそうにないので、訴えを止めることにしました。

 法律を調べて、訴状を書くのに2日はかかりましたから、えらいくたびれもうけです。今回の尖閣諸島事件の弱腰対応に関しては、松原仁議員に追及してもらおうとメールを送っておきました。読んでくれるかどうかは分からないが。。

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中国人船長釈放は吐き気のする事件

2010年09月24日 18時41分08秒 | 軍事&中国

 NHKのニュースを見てすぐ、那覇地方検察庁に電話したが全く繋がらない。私はまず、政治的判断か、検察庁の独断かを確認し、その上で抗議したかった。矛先がなく、管首相にメール、前原外務大臣にFAX、那覇地方検察庁にメールを送って抗議した。

 日本人として、このような情けないことは無かった。中国はパワーゲームをやっているのであり、日本の弱腰を見透かしてのことだった。どこが弱腰か?船員をいち早く釈放したし、重要なカードになる船を戻してしまった。普通こんなことは有りえない。

 あまりにあっけなく釈放されたので中国自身も驚いたに違いない。日本の腰抜け外交は世界に宣伝されることになった。

 やがて強姦されるよと管首相にメールを送っておいたが、まさかそれが実現しようとは。悪夢は正夢だったとは。

 これで、尖閣諸島周辺は中国のものとなった。何故なら、漁船が大挙してやってきても、防ぐ手段がない。漁船は平気で海上保安庁の船に体当たりしてくる。海上保安庁の船が逃げ回ることになる。

 やがて、中国海軍が尖閣諸島に上陸し、文字通り、中国の領土になり、日本の安全を脅かすことになる。次は沖縄を狙ってくることだろう。日本はちょろいもんだ。

 ニュースを見た限りでは、仙谷官房長官の判断のように推察される。もしそうであるとすれば、仙谷官房長官の国民の意思を無視した独断は万死に値する。絶対に許すことはできない。弾劾する方法はないか考えたくなった。

 マスコミもひどかったね。マスコミは一体何を考えているのか。この国をどうしようとしているのか、方針も適正な判断も何もない。ただ、おどおど騒いでいるだけ。

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切り札の漁船を中国に帰してしまった大チョンボ

2010年09月23日 11時10分48秒 | 軍事&中国
 中国は、台湾は当然のこととして、尖閣列島を本気で獲得しようとしており、少なくとも尖閣諸島の周辺海域を自らの支配地域にしたいのであろう。
今回の事件はその大きな戦略の序章が始まろうとしていると見るべきだ。
中国人及び中国が日本人や日本と同じ精神構造と行動をとると考えるのは大間違い。
むしろ、温室育ちの日本人が世界の中でも特殊なメンタリティーを持つと考えた方が良い。
日本の対応の甘さは命取りとなる。
何故、温家宝が強硬な発言に出たのか?
それは、日本が動揺し有効な手段を打てない弱腰と、それ以上に決定的な証拠(切り札)を手放すという失策に及んで、日本がアメリカなど世界を味方にする手段が無くなったことを見透かし、勝負に出たと思われる。
もし、アメリカや中国が日本と同じ立場におかれたら、重要な証拠であり切り札である、漁船や船員を簡単に返すであろうか?
私が政府責任者なら、世界中のマスメディアに、真っ先にビデオを公開し、次に中国の漁船が海上保安庁に衝突してきた状況の現場検証やら、両船の傷跡の証拠を見せる。
アメリカや国連関係者を交えた事故検討委員会が開催できれば、ベスト。
その時、漁船は重要な物的証拠となる。
然るに、今回は関係者が閉鎖された場において勝手に漁船を返す判断をしてしまた。
ビデオの公開が遅いことは、日本に有利なビデオの編集に時間がかかっていると判断されるであろう。
中国は早速、自国に有利なように漁船を改修?している。
アメリカはこの問題に自らは入りたくはなかったが、放置してもおけないと考えていたはず。
ところが、日本の当事者が勝手に証拠まで戻してしまったので、今やアメリカ等が入る機会や理由を封じてしまった。
日本が単独で強圧中国と戦わなくてはならなくなったのだ。
当然中国は、ビデオフィルムは日本が勝手に改ざんしたと主張する。
船長は日本に脅かされ、嘘を言うよう強制されたと言う。
最早、日本に残された有効な対応策は殆ど無いと言って良いだろう。
 それにしても、やがては沖縄まで中国に取られるかもしれないという状況が進捗する中において、中国人観光客が減るなどと面白おかしく報道するマスコミのアホ馬鹿ぶりはどうだろう。
 ハイレベルの話し合いが必要と、狼狽だけで、何の確証も無く思いつき発言し、早速、中国から却下された仙谷官房長官とマスコミの「レベル」は一緒ではある。
 いっそ、仙谷官房長官は「中国は怖いし、中国からの観光収入を増やしたいので尖閣諸島を中国に渡したい」と言ったらどうか。
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今そこにあるチャイナリスク

2010年09月22日 12時28分03秒 | 思考空間
菅首相殿
 私は今月19日のメール以降何度も、ビデオを公開し、アメリカ等を巻き込むべきと提案している。
菅内閣の対応は遅いし、後手に回り、やがて中国に強姦される。
チャイナリスクはまさしく現実の危機になった。
中国が本気なのは、多分、衝突漁船の船長が工作員だったなど大きな問題が有ったのだろう。
例えば、ビデオを公開すれば、中国はインターネットが発達した国なので、動画が一瞬にして全国に行きわたり、状況が国民に把握される。
国民全員に判断してもらうのが早い。
この問題は早く国連なり、アメリカなりに協力を求める必要がある。
既に日本の手に負えなくなりつつある。
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まともではない中国への対処方法

2010年09月20日 18時34分01秒 | 軍事&中国
菅首相殿(31番目の提案)
 日本を取り巻く世界情勢を分かりやすく例えると、いかさまをやるアメリカ、中国、ヨーロッパ、とまじめな日本が麻雀をやっているようなもの。
いかさまの具合は、この並びの順番。
日本は、特に官僚はこのいかさまが分からない。
アメリカ国民はまとも、しかし、大統領周辺や経済リーダーたちはまともじゃない。
アメリカは表面まともそうに見せて、見えないところで手段を選ばず、限度なくいかさまをやる。
中国は国民自体がまともじゃない。
政府は軍事力をバックに、見え見えで無茶をやる。
今後その傾向は強まる。
冷戦構造終了後、日本はアメリカと中国にメチャクチャ、カモられてきた。
尖閣諸島の問題は粛々とやるだけでは中国との悪化を止められない。
全体提案したように、ビデオを早く公表すること。
アメリカ、ヨーロッパなど世界のまともな国々、あるいは国連を巻き込むこと。
外務省で手に負える問題では無くなってきている。
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小沢支持はヒットラー待望論みたいなもの

2010年09月06日 09時51分59秒 | 思考空間

 私もかつては熱烈な小沢ファンだった。人柄は分からなかったが、自民党を割って出た実力者で、日本を変えてくれるのではないかと期待した。私の支持は半端じゃなく、新進党だったか地元議員の応援には時には会社を休んでまで駆けつけ、朝から夜遅くまで支援活動を続けた。マイクも毎日のように握ったし、肉体労働者よろしく酒や食料を運び、支援者を車で送迎した。

 2回目の支持は、彼が民主党の代表になった時だった。最近のことで、以前のような活動はできなかったが頑張って欲しかった。しかし、報道されている金に関するような事実が次々明らかになったので、切々と手紙を書いて、辞めるよう提案した。幹事長になってからはあまりにも自民党のようなばらまき型の政治を展開し、権力を全部自分一人に集めようとする姿勢にこれはダメだなと思った。民主党の目指す方向ではない。

 小沢さんは良くも悪くも現実的で、考えや主張が変わる。最初に政権をとった時、親官僚で大蔵省の官僚を重用した。当時官僚改革をやっていたら、日本は劇的に変わっただろう。しかし、ただ政権を取っただけだった。最終的には社会党を追い詰めすぎて、下野することになった。彼がもっと卓越したビジョンと戦略を持っていたら、何もドタバタする必要はなかった。しかし、彼には明快なビジョンもないし、日本を導くべき戦略もない。有るのは職人的な溝板の選挙活動と、実質的な権力維持欲だ。

 実は管さんには既に24の提案を出しているが、管さんは委縮しており、勇気も欠けるのか現職の強みを発揮できていない。このままじゃ負けるよ、実行力を示せと具体的なことを何度書いたか分からない。課題も指摘している。官僚のみこしに乗っている図は濃厚だし、官僚機構改革、経済対策、年金問題、教育などどれをとっても先の展望が見えない。やっているのかどうかもわかない。

 一方で小沢さんが今回代表戦に立候補したことは論外であり、支持者が多いことは日本の民主主義が稚拙であることを物語る。周りの権力欲も露骨に透けて見える。さらに小沢擁立を大きく後押しさせた鳩山は、もうどうしようもない人物で、あほ・バカ・間抜けの代表選手。歴史の汚点というより歴史のゴミだ。何故、管をサポートし、及ばざるは身を呈してでも方向修正できないのか。

 小沢さんが実行力が有ると見られ、管さんよりは有るかもしれないが、小沢首相が実現したところで、鳩山、管に比べて顕著な改革の実現性向上が見られるようには思えない。それより彼がやりたいのは、金と権力を自分の元へ集中させることだろう。もはや日本の政治は小沢無くしてはどうにもならないような状態に持ち込もうとしている。

 日本では意外にヒットラーのファンが多い。何故かというと、大衆を熱狂させる説得力を彼が持っていたからだ。これは全く本末転倒で、本来は何を目指すべきかというビジョンや目標があって、その実現を推進するのにどのような指導力が必要かを問われなければならない。小沢さんがこれまで数々の改革の動きをぶち壊してきたがために、どれだけ日本の改革が遅れ、日本全体が後退してきたか計り知れない。首相になったらこの点は十分反省し方向修正してほしい。

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大学は誰のものか

2010年09月05日 10時32分08秒 | 学問

 電力会社から某国立大学に出向した時、客員教授の称号を与えられた時は有り難かった。仕事は、大学の研究シーズを大企業に売り込むものだった。3年間で55件の共同研究獲得はおそらく将来も破られないだろう。電力の人事部長が「電力中央研究所との共同研究を見ても簡単にできるし評価できない」と言ってきたので、企業側から研究費用を貰わなければならないので簡単では無いと言ったら納得していただいた。大型補助金を含めて、2億円弱を獲得した。

 ボスの桜木教授(仮の名)には夜な夜な随分飲ませていただいた。桜木教授が「世の中の人は大学を最後の聖域のように思っているけど、実は、大学では世間一般であるような犯罪が全てある」と言い、驚いたが、客員教授を卒業する頃にはそのことを嫌というほど知ることになった。助教授までは、みんな大人しく真面目だが、教授になると一国の主で、誰からも干渉されない。一部の教授は暴走するし、誰も止められない。全般的に教授は怖いものなし。

 という訳で、大学は明らかに教授達のものなのだ。教授を管理命令する学長がいるじゃないと言われそうだが、実は学長は実質的な権限がない。むしろ、学長選挙で清き一票をお願いする立場だから教職員には弱い。学長選挙にはお金が動くし、表面化しないだけで犯罪行為も多々あるとみられる。一番力があるのは教授会。ここで全てが決まる。教授は公募が建前だが守られていない例が多い。教授の10年免許制も提案はされて立ち消えになる。

 教授になる条件は大学によって異なるがはっきりしているのは、工学部の場合、博士号を持っていること、ファーストネームの学会掲載論文が最低でも15以上でできるだけ多いこと。余談だが、博士号は大変とり易くなった。社会人ドクターの場合ファーストネーム1件で取れるし、実質本人が論文を書いていないケースも起こり得る。謝礼金が要求され、相場が100万円から500万円ぐらいなのかな。私も誘われたが、忙しかったし、謝礼金には応じられないと思った。

 官僚は簡単に助教授や教授になれる。一方、教授になると大学に出てこなくても免職にならず、給料をもらう人もいる。何故なら、自宅など大学以外で研究することが認められているらしい。

 桜木教授は幼稚園から東大まで授業崩壊が起こっていると言った。授業にならないらしい。現に、私の知っている講師から、大学院の授業中に学生が隣の学生を殴るという事件が起きたことを聞いた。国立大学(当時)と言えども、入ってはいけない人を入学させざるを得ないし、一旦入学させると落第させられないし、卒業させなくてはならない。何故なら、定員割れや落第させたところ、国会で質問され追及されたという。桜木教授によると学生のレベルはだいぶ落ちたそうだ。今の大学院生が昔の一般学生のレベルという。

 大学の予算はむちゃくちゃ偏っている。桜木教授によると、全予算の半分が東大、残りの半分が京大、その残りの半分を旧帝大がとり、その他、たくさんの大学が残りの予算(四分の一になりますね)を分け合う構図。これを証明するようなことを聞いた。大学発ベンチャーの目標を1000社と平沼大臣(当時)が根拠も勝算もなく決めたが、これに関して、文部科学省が東大の関係者を呼んで、東大が予算の半分をとっているのだから、東大で500社を作れと発破をかけたらしい。私は一人で3社の設立を支援した。

 某大学の医学部教授は東大から誘われた時のことを語った。地方大学では1学部でつくかどうかという大型予算が、東大では1教授に与えられるという。医学部と言えば、真面目な教授もいるが、人を見下したような傲慢な態度はすごい。工学部の教授と医学部に行ったとき、医学部の部長はこちらと目を合わすこともなく、偉そうに喋っていた。彼らから見ると工学部の教授は虫けらみたいなものなのか。仙台の医師も、医学部では学生がまるで奴隷のように扱われると言っていた。

 かくして、大学は問題だらけ。100年前の古い時代の遺物のようだ。大学に望まれるのは、リーダー育成、ビジネスの実践能力を育成する訓練の場だ。日本の社会には決定的にリーダーが不足している。知識を詰め込むだけではリーダーにはなれない。一度は世界一の経済大国に接近しながらその後凋落したのは、世界をリードするリーダーが育っていなかったからだ。また、不況というが、稼いでくれる人材はどこの企業でも欲しい。大学はもっと、実践能力を身に着けるべく、学生に訓練を課すべきだ。

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システムトレードのポイント2

2010年09月04日 10時13分10秒 | 思考空間

 システムトレードには証券会社サポート方式と、疑似操作方式があると先に紹介した。後者は素人がやるにはハードルが高すぎ、証券会社サポート方式でもVBA(マクロ)でソフトを開発できるのは一部の人に限られる。そうなると、一般の人がシステムトレードしたい場合に、最も近いのは、エキーラやイージーランゲイジなどの専用言語を利用した方式となる。

 エキーラ(ソフトはトレードシグナル)を使っているのは日本ではひまわり証券、イージーランゲイジ(同トレードステーション2000)はアメリカのトレードステーション証券であり、両方の言語は非常に近いと言われ、イージーランゲイジの本はいくつか発行されている。そこで、エキーラを学習する場合も、イージーランゲイジの本を購入することになる。トレーダーズ証券ではトレードスタジアムでシステム取引ができる。

 授業方式で学びたい場合は、ひまわり証券の初級者コースやウェストビリッジ社(ソフト開発会社)などの講習会がある。本だけでは分かりにくいので、興味のある方は一度は参加されたらよい。専門家などとのネットワークも形成される。証券会社の場合は、安くて初歩的な知識を教えてくれるが、実際のソフトを開発していないので実践的な部分が弱い。

 これらの専用ソフトはどんなものかというと、トレードに特化したソフトとなっており、専門知識が無くても取りあえず取引できるということだろう。つまり、アイデア(ストラテジー:戦略)が有れば、簡単に取引できるというわけだ。ソフトは簡単な英語を喋る感じ。例えば買い建てにはBUYを使い、実際にこれで買い建てられるから驚くほかはない。専用ソフト以外ではこうはいかない。

 トレードのプログラムの部分が、ストラテジーと呼ばれるジャンルで分類され、補助ソフト的に関数がある。分析に使う移動平均線などの主な表示は豊富にインディケーターに揃っている。それぞれ、自分でも開発できるが、予めライブラリーが用意されていて利用できる。同じく、VBAでトレードソフトを開発する場合に比べて、開発は3倍以上、内容によっては100倍ぐらい楽だ。ただし、トレードシグナルを運用する全体のシステムを理解する必要があり、これは講習を受け、分からないことを電話で確認する必要がある。

 エキーラが容易で楽なことは理解できるが、VBAを知っているものからすると、BAR(足)の動きに合わせて勝手に走るしどうも中身が分かりにくく、検証もできにくい。つい、つい、VBAで開発し、有効性を検証したうえで、エキーラなどに書き換えることになる。

 エキーラ用には東大マスターとか、マエストロなどのソフトが発売されているがこれもやくざな商売で、ユーザーが増えれば、利益が減りリスクが増してしまう。運用成績が公表されているがこれは信用しないほうが良い。スリッページ(発注時の価格ずれ)や手数料などが入っていないので、良い成績でも半分ぐらいで考えておかないと期待外れになる。増してや、将来の利益を保証するものではない。

 例えば、マエストロの調子が良い時は、1枚で1日50万円以上を稼いだ日もあった。年間の成績も700万円台という凄さだったが、その後、ユーザーが増えたせいか、稼いだ分をたちまち吐き出すような不調が続いた。マエストロも前日のアメリカの株価を逆張りする方法で、当たる日もあれば、外れる日もある。なぜ勝てるかといえば、18円(TOPIXでは1万倍だから18万円)を超える損が出たところで、ロスカット(取引中止)が入るので、株価が大きく変動する相場では有利になる。ところが、株価の変動が少ない、ユーザーが増えるとなると負けが込んでくることになる。

 システムトレードは取引は巨額のお金が動くことで、勝つ人がいれば同じく負ける人がいる計算であり、実は儲けることは簡単ではない。システムトレードはとかく技術的な面に関心が行きがちだが、最後に行きつくのは、ロジック(戦略)の重要性である。良いロジックがあれば、有料で開発してもらう手がある。例えば、ウエストビリッジでは10万円程度からと聞いた。良いシステムを開発できれば一生食っていける。

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