宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

渡辺行革大臣の偉業に拍手!!

2008年05月31日 09時43分32秒 | 思考空間

 この度、渡辺大臣の頑張りで、公務員制度改革法が民主党の支持も得て成立の見通しとなった。成立が危ぶまれたものの福田首相の後押し、民主党との修正協議と対応で大きなハードルを越えた。国民の間ではいま一つ称賛が無いものの、これは画期的と言うべきか、日本の歴史を変える法律となる。私は、昭和以降の歴史で日本が2度暴走した原因についてその原因を長く考えてきた。一つは、第二次世界大戦、残り一つはバブル経済である。そこで得た結論は既得権構造であり、その既得権の頂点にいたのが官僚だった。10年前のことである。

 官僚が戦後の焼け野原から奇跡的にこの国を復興させるのに貢献したことは確かだ。しかし、官僚が力を発揮したのは先進国に仲間入りするまでで、日本がキャッチアップで前進できない領域に入ると、急速に指導力を失うこととなった。官僚はもともと、知識詰め込みのエリートであり、未知の分野、解決を要する分野では歯が立たない。できることはばらまきと威張ることだけ、困難な問題に対しては先送り、棚上げ、封印を繰り返すことになる。そして、ひたすら既得権の維持強化に全力を傾けてきた。

工事中!!


トヨタはディーゼルを評価しつつある

2008年05月18日 14時38分55秒 | 

 ランクル100を発売したころのトヨタは、ディーゼルを過小評価していた。トヨタ関係者とメール交換していたが、ランクル100の次世代モデルは残念がら、ガソリンに特化することになると言っていた。実際、ランクル200が発売されると、ガソリンのみでディーゼルは噂さえもない。

 ところが、5月に入ってトヨタのディーラー向けの情報誌の中でディーゼルエンジンが特集として取り上げられていた。日本人のディーゼルエンジンに対する悪い印象が払しょくされつつあるというのだ。以前はヨーロッパでは良く売れるベンツディーゼルが日本ではさっぱり売れなかった。記事の中には、ヨーロッパ向けランクル200のディーゼル(4500cc、8気筒)が紹介されていた。

 プリウスを開発した世界のトヨタにしては頭が固いが、トヨタの意識がやっとディーゼルの方にも少し向いてきたあかしだろう。しかし、期待しすぎるのは早計だ。ランクルに関しては、ディーゼルよりハイブリッドの方が早く実現するかもしれない。

 ヨーロッパ向けランクルのディーゼルエンジンは日野自動車製らしい。5速で、8気筒それだけでも夢のようだが、私としてはやはり水平対向8気筒を望む。

 まず、何故、ディーゼルか?前にも書いたが、シグナスを買った知人が、燃費を気にして駐車場に置きっぱなしだ。3トンの車体を引っ張るには莫大なエネルギーを食うので、燃費を気にせず走るには燃費の安いディーゼルが望ましい。

 次に、何故8気筒であり、水平対向なのか?ランクル100ディーゼルは6気筒であり、80(ハチマル)に比べて、画期的に改善されたが、高級車としてはやや不満だし、ファンは常に上を望む。

 工学部出身者としては、水平対向はいつか実現したい頂上だ。理論的には、180度の位相が異なるエンジンを対向させることにより振動と騒音をかなり相殺できる。まさしく、ディーゼルのために考えられたようなエンジン構成だ。

 たぶん、信じがたいような滑らかな吹きあがりが望める。トヨタの英断を切に望むものである。


官僚独占政府を改革できない自民党は去れ

2008年05月18日 13時27分50秒 | 思考空間

 国民の間にも、いかに官僚が税金をむさぼり、国民を痛めつけているかが次第に分かってきた。国民年金を滅茶苦茶にした社会保険庁や、異常に高い無駄な道路を作り続ける国土交通省などのことが、茶の間の非難の種になってきたのである。

 しかし、国民はまだまだ、官僚の深刻な欠陥については気付いていない。彼等は何しろ幼少期から知識を詰め込まれ、役に立たない知識は豊富にあっても、バランス感覚が無く社会の具体的なことが分かっていないから、税金のばらまきや不正はできても、課題や新たな問題を解決できない。

 1990年代を想い出して欲しい。大蔵省の馬鹿官僚が、何の戦略も、何の勝算も無く、総量規制で自らバブルを無理やり壊したあと、経済政策で税金バラマキ以外は何の政策も打てなかった。このため、日本経済は見事失速し、地方と合わせて1000兆円を超える借金を残しただけで、アメリカの意図したとおり、普通の国になりつつある。

 アメリカは日本の経済的挑戦を退けるため、バブル崩壊を企て、馬鹿官僚を動かしただけでなく、世界の製造工場を中国にシフトさせたのだ。ビルクリントンは実際、中国中を飛び回り積極的に動いた。日本に対しては、製造業を中国に立地するよう強力に圧力をかけた。かくして、日本の製造業の大半が中国に立地するに至った。中国は激安の労働力が無尽蔵とも言うべく豊富であり、クリントンの意図したとおり、日本の製造業を圧倒する世界の工場になったのだ。

 中国を世界の工場にしたことは一時的にアメリカの利益に寄与した。しかし、自由選挙の無い共産体制の国を選択したことが決定的に21世紀の中国支配を決定的なものにしつつある。中国のGDPはやがてアメリカを上回り、軍事力もアメリカのそれを凌駕する日が来る。早晩、アメリカは中国にひれ伏すことになる。

 アメリカ人は確かに能力が高いし、論理性もあり、タフである。しかしながら、アメリカの有能さは、自国のための短期間の場面において発揮されるが、ロングレンジを想定していないので、その場面場面では良くても、将来的にはハチャメチャになることが分かってきた。また、20世紀におけるアメリカの大きな過ちは、原子爆弾を広島と長崎に投下したこと、世界の工場を日本から共産圏の中国に移したことだろう。いずれも日本が関係している。

 日本は成長エンジンを失い、無能・欠陥の官僚が自らの既得権確保画策し日本を支配する中、ただただ地盤沈下するのみだ。自民党は利益誘導、および選挙マシーンである土木建設企業を動かすために、官僚と結託して、税金ぼったくりのトライアングル既得権を維持させる。

 自民党が政権を維持し続ければ、鉄壁の既得権構造はびくともしない。政権交代は当然すぎるほど当然であるが、次の政権を担うべき民主党にもどのような国を目指すのかの戦略的ビジョンが無い。日本を救うには、経済成長しかなく、それには国家戦略が欠かせないが、官僚にはそのベースが無く、民主党にも希薄である。


物質が生命、人間へと進化した仕組み

2008年05月05日 19時59分33秒 | 生命

 地球外の宇宙空間にもアンモニアなどの有機物の存在が確認されている。宇宙物理学者によれば、これらの有機物質が自己組織化により、高度なたんぱく質となり、非常にまれな偶然が重なって生命が誕生したことになる。まるで、様々な部品を箱に入れて振動させていると、自然にロボットが誕生するような話だ。お話としては面白い。しかし、天才たちが発言するにしては説得力のある科学的根拠が示されていない。

 私は、生命誕生は物質から生命への進化であり、生物の進化と同じ仕掛け、レールのような共通の仕組みが有ったのではないかと考え、またその駆動力を循環論理の評価システムと推定した。すなわち、有機物質に論理循環の評価システムが(等価的に)形成され、単細胞の生命、単細胞から人間へ進化する共通の駆動力となったのではないかとの仮説を立てた。この私の考えは電気学会全国大会に2度ほど発表した。1回目は座長から疑問点が指摘された。もし、そのような評価システムが有ったとして、誰がその判断をするのか?と聞かれた。

 このため、2回目の発表では細胞が破損した場合の修復を例に挙げた。あなたはけがをしたことが有ると思うが、けがをすると、健康な人なら自然に傷が治る。何故か?まともに考えるとこれは実に不思議なことである。細胞が破損した場合に、どのようにしてこの破損を知ることができるか?また、破損の修復は何を基準に実施されるのか?修復できたとの判断はどのようになされるのか?明らかに、体の設計図である遺伝子との比較がなされているのである。この比較評価を実施する生命コンピューターが存在し、判断しているのではないかと発表した。座長から反論は出なかったが、免疫システムについても検討してみてはどうかとの意見が有った。

 生命コンピューターとは何なのか?残念ながら、私は生物学の専門家ではないので、自分で提唱しておきながら突き止めることが出来ない。論理的な推論の帰着として、生命コンピューターや循環論理システムが存在することを発表している。そして、来年には第3回目の電気学会発表を計画している。現在のところ、この仮説に関してはおそらく世界中で私しか提唱していない。だから、その根拠は可能な限り発表しておきたい。若い学生に混じって発表するのは少し気が引けるところはあるが。

 証明するためのアイデアが湧いてくるし、時間とお金が有れば、このテーマをじっくり研究したいと思うが、忙しすぎるし、潤沢な金が有るわけでもない。しかし、生命の根源にかかわる研究であり、成功すれば、有力な説が見当たらない中で、特に進化・発展の分野で画期的な成果が期待できる。

 残念なことであるが、現在のところ、私の考えを積極的に支持する動きはない。しかし、否定もできない。全くこれまでにない議論であるから、それこそ評価できないのだ。おそらく1,000年後には私の仮説が認められていることであろう。