宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

マンガ太郎の行く末

2008年11月30日 12時52分32秒 | 思考空間

 ところで、あなたはこの漢字、正確に読めますか?有無、措置、踏襲、前場、未曾有、詳細、頻繁。読めた?それでは首相になれないな。全部間違いでなくちゃ。

 麻生太郎首相はこれまでの歴代首相とはちょっと違う。何しろ新聞は読まないマンガ頭だ。漢字の間違い、失言・方言を重ねても、失うプライドが無い。恥も無い。方向がぶれていようが、いまいが、宝刀たる解散権を発動せず、首相の地位に座り続ける。マンガ頭だから何でもいい。

 元小泉首相のようなサプライズを用意できれば別だが、その知恵も無いとなれば、更なる失言などは必至で支持率は下がる一方、やがて自民党とともに野垂れ死にとなる。

 国民も、既得権益を守る官僚と蜜月を築いた自民党政治には飽きてきているのだが、さりとて賞味期限が切れた小沢党首ではどうかなというのも正直なところだろう。民主党のCMに小沢氏が登場するたびに民主党への支持率も下がる。余計なことだが、民主党のCMには他の有力議員も登場して小沢を支えているという構図を演出した方が良い。

 民主党に求められるのはホームランでもロングヒットでもない。真面目さ、ひたむきさだろう。これまで民主党は焦りからか、自らチャンスを潰してきた経緯が有る。

 さて、麻生首相が本当に大学を卒業したかどうかは分からないが、世界にとっても日本にとっても一刻の予断も許されない深刻な不況のこの時期に、マンガの主人公が日本のトップとして君臨している現状はまさにマンガの世界で、現実ではあってほしくない。


中国の世界支配戦略

2008年11月29日 17時07分20秒 | 思考空間

 中国の経済成長は2003年以降10%を超えるすさまじいものであり、2013年にも日本を追い抜くと見られている。流石に世界同時不況化で減速しているとはいえ9%を超えるという。誰の目にもやがてアメリカのGDPを抜くのは時間の問題である。その経済の中身は、日本をはじめとした海外企業の製造・営業活動+海外の技術やデザインをコピーする製造販売である。中国は莫大な極貧の民を抱え、成長の原動力が絶えることが無い。

 中国の製品は毒入り餃子をはじめ悪評高く、中国国内では経済格差が深刻化し、公害は確実に国土を汚染し日本などへの悪影響を及ぼしている。報道されていないものの、中国国内の暴動は各地で頻発しているが強力な軍隊が一夜にして粛清し抑え込んでいる。それでも、中国は驚異的な経済成長をがむしゃらに維持しようとしている。何故か?これはひとえに、軍事力を強大化し、アメリカをしのぎ、世界制覇・世界支配しようとする、戦略・野望のためである。

 世界の軍事費はGDP比率が基準になっている。GDPに対する軍事費比率が高すぎると、欧米諸国からの批判を浴びる。従って、中国が急速な軍事強化を進めるためには、経済成長が欠かせない。また、強大化した軍事力と経済力が中国への批判を封じ込める力になる。かくして、経済成長、軍事力拡大、批判の封じ込めという循環が、中国の戦略を後押しする相乗効果となっている。

 アメリカが20世紀に犯した最大の過ちの一つが、共産主義国家である中国を世界の工場として強力に後押ししたことだった。その大きな原因が、日本が経済でアメリカに挑戦し、一時的には勝利したことだった。アメリカは同盟国日本の経済力優位を脅威と憎しみでとらえ、一度もアメリカに逆らったことのない中国を盲愛した。然しながら、日本憎し、中国大好きの感情がとんでもない過ちを生むこととなった。中国は共産主義国家である。いざとなったら、何物にも干渉されない。中国へ進出した企業の工場やあらゆる財産は一瞬にして中国国家に没収される。

 日本人が何故これらのことに気がつかないか?それは、日本には戦略なるものがかけらさえ存在しないからだ。もう一つ言えば、世界は軍事戦略で動いている。何故、日本に戦略が存在しないのか?それは、日本を支配する官僚組織ほかがその既得権を維持するために、事実を粉飾し、いかさまルールを強行しているからだ。官僚は言う、寄らしむべからず、知らしむべからず。(一般の人間を近づけても、事実を知らせてもいけない)例えば、官僚組織に真の実力主義を導入したならば、現在の官僚組織は一瞬にして崩壊してしまう。情報収集と事実の追求・解明は戦略形成の基本の基本であり、重要な事実が粉飾された日本には真の戦略が成立しない。

 中国のその牙は、中国の軍事力がアメリカを上回った時に、むき出しとなり、世界支配へ向けて現出される。中国が軍事力でアメリカを上回り、アメリカを屈服させた時、中国は自国が世界NO1であることを高々に宣言するであろう。そして、中国は台湾の占領取り込みを手始めに、北朝鮮の吸収、韓国、日本への侵略を進めてくるであろう。アメリカは自国を守ることが精一杯となる。これが、クリントン政権下で進められた、同盟国日本叩き、中国の支援による世界の工場化の選択が招く将来像である。


宇宙はどこから来たのか?

2008年11月25日 19時50分06秒 | 宇宙

 アインシュタインを初めとする世界の宇宙物理学の天才たちは、宇宙の起源がビッグバンとするおとぎ話を大じかけな理論武装で作り上げたのです。東京大学などトップクラスの科学者がビッグバンを無条件で受け入れている国は日本ぐらいでしょう。ビッグバンの矛盾は山ほど指摘できるが、天才達は一向にめげない、というか、ビッグバン理論が崩れると、世界中の天才達は明日から職を失いかねない。

 例えば、ビッグバン理論では覆水が盆に帰ることになる。あなたが、コップに牛乳を入れて歩いていたとする。つまずいて、牛乳を絨毯にぶちまけた。果たして、絨毯に浸み込んだ牛乳は空間を飛んでコップに戻るだろうか?戻るんだと言うのは、宇宙物理学の天才達である。あなたがこの理論に同意すれば、見事、あなたもいかさま科学の信奉者になれる。

 実は宇宙がどこから来たかと考えるのは、実はあなたが、お母さんのおなかから生まれたことに大きく起因している。始まりが有るから終わりもあるとするのが一見、論理的に感じる。ところが物質は、無から生まれることはないので、必ず、変化する前の状態が有る。このため、天才達は宇宙は無から生まれたのだとする、理屈を考えだした。宇宙は素粒子の大きさで、物質と反物質が打ち消しあうような無の空間から突然、物質と反物質のバランスが崩れて生まれたというのだ 。

 ところが、この理屈にもたくさんの矛盾が有る。そんな空間がどこにあるのか?無の空間が仮に有ったとして、その前の状態は無かったのか?(無になるプロセスはなかったのか?)何故、物質と反物質が打ち消しあわなければならないのか?物質と反物質は互いに吸引力が有るのか?矛盾は並べ始めるときりがない。

 大多数の人はそんなことはどうでもよいと思われることであろう。しかし、どうでもよいと思い始めたら世界は進歩を止める。現代の科学は、行き詰まっている。その大きな原因の一つは、嘘を嘘で固める、いかさま科学が横行しているせいだ。


小泉のペットの話はめくらまし?

2008年11月24日 15時24分14秒 | 思考空間

 元次官ほかの殺傷を行ったとして小泉が出頭した後の画像を見ると、きちんと頭をあげて、まっすぐ前方を見ている。政治主張犯罪の右翼などが逮捕された場合に、見られるシーンと酷似している。おれは正しいことを実施しているという自負心と、おれの顔をよく見てくれという意思表示だ。おまけに、車をはじめ、すべての証拠を揃えて差し出している。ペットの話以外は完璧だ。

 右翼は事件後の幕引きに警察と取引する。迷惑をかけた代わりに子分を差し出すから、後を追わず、これで一件落着にしてくれというやり方だ。逮捕された子分も「はく」が付く。小泉は逮捕歴こそないものの裏社会ではある程度の実績を持つと見た。あの度胸の良さは半端じゃない。

 私は単独犯説を採っていたが、今回の経緯を見て、バックがいるかもしれないと思うようになった。何しろ、やくざや右翼が所有する資金は莫大だ。オレオレ詐欺でもかなり儲けたが、これはほんの一部にすぎない。日本社会はやくざ体質に弱く、いくらでも儲ける方法やネタが有る。小泉は無職なのに家賃を10年間きちんと払っている。何故、払えたか?何故遅れなしに払っていたか?裏社会からここぞという時の鉄砲玉として飼われていたかもしれない。律儀さもやくざ社会と通じるところがある。

 非常にわかりにくいのは動機である。例えば、伊藤長崎市長を射殺した城尾(山口系暴力団幹部)は動機として確か長崎市役所とのトラブルなどをあげていた。然しながら、長崎の場合は、世界に対して非常にアッピール力(原爆反対)のあった伊東元市長の口を封じたいとの意図が有ったことは明らかだ。それこそ、延長線上の影響力としてアメリカの姿が有ったとしても不思議ではない。だから、警察も深追いしない。ところが、今回の元次官の殺傷に関しては、どのような政治的な意図が有るのかが分からない。小泉が30年前のペットのことを言うならば、これまでご近所に散々迷惑をかけてきたことは何なのだ。

 裏社会の意図が働いたとして、強いて言えば、今や日本国民の大多数が非難の的としている厚生官僚の責任が問われていないことが、日本のためにならないという正義感なのだろうか?裏社会も流石に悪いことばかりしてきたことへの罪滅ぼしだろうか?あるいは、あまりにも無責任社会になったら、裏社会の実入りが減ることへの危機感だろうか?いずれにしても、謎が多い事件ではある。


元次官殺傷の犯人はプロかもしれない

2008年11月22日 20時15分52秒 | 思考空間

 二人の年金関連・元厚生省次官に関する殺傷事件が連日大きく報道されている。二つの事件は同一犯人が実行したのではないかとの見方があり、新しい事実が判明するたびに、各局がトップで紹介し、同時に現場の状況などが画面に映し出されるのだ。流石に、報道陣は「どんな理由が有るにしろ、このような暴力で言論を封じることが有ってはならない」とのコメントを流しているが、天罰が下ったとの見方をする国民は多いのではないだろうか。

 浅野元宮城県知事ほか山口元次官を知る人はこぞって能力や人柄を褒める。亡くなった人でもあるから、まず、日本人として悪く言う人はいない。ただ、彼が指導し実現した新しい年期制度に関しては、その後噴出した失われた5000万件の年金記録問題など、その不祥事は万死に値するものではなかったのか。それでも、当事者たる官僚は一切責任を問われることはない。エリート官僚の欠陥は、知識・情報・作文などバーチャルな世界でしか能力を発揮できないことだ。もし、例えば、山口元次官が少しでも現場主義をとっていたら、年金情報がこれほどに失われることはなかったのだ。しかも山口元次官は6.9億円の退職金を受け取ったとの噂でもある。

 この事件の動機や背景については複数犯によるテロではないかとか、殺人お宅ではないかとか、最近見られる無差別殺傷ではないかとか専門家の意見が大きく割れている。私はちょっと違う見方をしている。最も引っかかるところは、同一犯との仮定で、二日も続けて平然としかも平然と殺傷していいるところだ。非常に度胸が有るし、冷静かつ計画的で、手口は着実である。いつもいるはずの吉原元次官が外出していたのは計算外だった。秋葉原事件の加藤智大でさえ、逮捕後は正気に戻り、余りの現実に震え脱力したことだろう。24時間後に再びまた、冷静に殺傷するのは尋常ではない。

 人を刃物で突き刺し、殺すという行為は元々尋常ではないが、1回なら思いつめた勢いで出来るかもしれない。しかし、最初の事件が全国放送で報道され、警察が動き出した状況での行為である。普通なら、まずは、最初の犯行後、ひたすら逃げ、身を隠すことだろう。何故、逃げず、身を隠さず、第二の殺傷を断行したか。それは、殺しのプロとしての経験などから、このやり方逃走方法なら捕まることはないとのある程度の確信が有ったのではないか。日本の警察は優秀ではあるが、抜けている面もある。例えば朝日新聞関西支部だったか、暴漢が堂々と現れ記者を銃弾で殺傷した事件は結局、うやむや未解決のままとなった。

 この種のプロはやくざや右翼の世界と共有世界の人間であるが、日本の警察捜査の弱点を知り尽くしている。プロらしくないとしたら、自分の利益にならないことに何故手を下したかだ。一つの推測として、身内のだれかが年金不祥事のおかげで悲惨な状況となり、見過ごすことができなかったのかもしれない。


ERは無条件で救急患者を受け入れるからERなのだ

2008年11月08日 10時40分55秒 | 思考空間

 東京で脳出血の出産婦をERをうたう7つの病院が受け入れ拒否し、出産はできたものの母親が無くなったことが大きく報道された。ERはアメリカのテレビ番組で高視聴率を取り、日本でも注目され、日本版ERができたものだろう。しかし、日本のERはアメリカのERと似て非なるものだ。名前だけERで、実は冠だけを載せて信用と名声を得た上で、内容は役人体質、拒否する理由だけが立派という代物だ。

 ERはとにかく、救急患者を積極的に全面的に受け入れるべきだ。ベッドが足りないなら、救急処置を施した後に探せば良い。患者がいなくて困っている病院は山ほどある。医者が足りないなら、申し込んできた産婦人科の医者を手術チームに加えればよかった。やり方はいくらでもある。要はやる気が無いのに、ERの冠だけを手に入れようとするいかさまな医療法人の姿勢と運営に問題が有る。一度でも救急患者を断ったER病院は看板を外すよう行政指導が求められる。

 医者不足には勤務医の過酷な状況も起因している。開業医だけがわが世の春を謳歌し、勤務医が酷使され収入が少ないのなら、医療の点数制度を勤務医に有利に改善すべきだろう。産婦人科や小児科は点数を2倍にし、他を下げても良い。それが出来ない政府は政府ではない。


熱狂で迎えられたオバマ大統領でも前途多難

2008年11月07日 17時11分18秒 | 思考空間

 私が今回の大統領選挙で最も危惧したのはヒラリー・クリントンが大統領に選出されるかどうかだった。何しろ、ヒラリーのバックには中国がいた。資金的な支援に加えて、地元選挙地盤での企業買収を積極的に進めていたから、ヒラリーが勝てば、アメリカ大統領は中国のコントロール下に置かれるところだった。幸い、ヒラリーは大借金を抱えて、敗北した。

 日本の有力企業などは共和党のマケインを応援していた。歴代の共和党大統領は日本に好意的であり、大人として扱ってくれたからだ。さりとて、マケインがブッシュ並みに好意を示すかどうかは未知数だった。マケインが勝ったとして、経済に弱い共和党でどうなるかも見えなかった。中国が支援したヒラリーは挫折し、日本有力企業が推していたマケインも敗れた。

 開票では圧倒的な差をつけてオバマが勝利した。彼の演説はなかなかのものだった。オバマ勝利を受けて東京市場は値を上げたが、次に開いたニューヨークは暴落した。つまり、人種の壁を越えた黒人大統領の勝利は熱狂すべきものだったのだろうが、いざ、現実を直視すると、サブプライムローンに端を発した経済破綻、中東の二つの戦争、北朝鮮の核などいずれをとっても容易に解決すべきものではない。特に経済の立て直しには困難さと時間を要する。

 オバマをケネディーと同等にとらえる向きもあるが、とても比べるべくもないと思う。ケネディーの勇気と決断力は突出していた。キューバ危機を回避したケネディーの対応を期待するのは無理というものだ。ケネディーは日本軍と戦った経歴が有り、実行力を伴う演説が有った。オバマの言葉は軽い。オバマは演説の中で巧みに逃げを売っている。経済危機が任期内に解決できないかもしれないと言っている。例えば、オバマ支援者の「イエス、ウィキャン」は主体と責任がアメリカ国民にあることを植えつける戦略だ。オバマはイエス、アイキャンとは言わない。

 経済政策では民主党の方がましかもしれない。それでも、金融中心、金融で世界を動かすアメリカ発のいかさま経済が世界的に破たんした状況から、立て直すのは容易ではない。就任前から酷評するのもどうかだが、前途は厳しいと言うべきだろう。


アメリカは中国に自由選挙を求めるべきだ

2008年11月03日 19時35分12秒 | 思考空間

 アメリカは日本が焼け野原から立ち上がる時に、手を差し伸べ暖かく助けてくれた。奇跡的な経済成長、先進国入りもアメリカのバックアップなしにはなし得なかった。アメリカには感謝しなければならない。然しながら、アメリカは日本に関連するところで、深刻な取り返しのつかない過ちを二つ以上犯していえる。それは広島と長崎に原爆を投下したこと、世界の工場を日本から共産主義体制下の中国へシフトしてことである。

 アメリカは目崎の利益のために、中国の経済発展を積極的に支援した。クリントン前大統領は中国中を駆け回り、各地で地元の中国人と写真に納まっている。一歩いう、この実現のために、日本政府にも圧力をかけ、日本の製造企業の大半が中国進出することとなった。実はこの背景に日本憎し、中国大好きの感情もあった。アメリカの目論見は見事に実現し、中国は期待以上の成長を遂げている。このまま推移すれば、中国は2011年にも日本を追い抜き、やがてアメリカをも凌駕することになる。

 アメリカは今世紀中に、コントロール不可能な共産主義大国と対峙することになる。中国の戦略も見事というしかない。何の戦略も無い日本とは大違いである。ただし、共産主義というシステムは恐ろしい。強度管理システムが人間の手を離れて、巨大化する。アメリカを屈服させるだけでは済まない。巨大共産主義世界が世界を支配することは十分予想できるのである。

 アメリカは共産主義の勝利と世界の共産化を実現するために中国の発展を後押しするのであろうか?このような未来地獄図を打破するには、中国に自由選挙を求めることである。アメリカは早い時期に、中国国民が自らの意思を反映できる投票制度を求めなければならない。さもなくば、今回のサブプライムローンに端を発した破綻でがたがたになったアメリカは、いつか更に決定的な打撃を受けることになる。

 中国が自由選挙を実施すれば、その瞬間に共産体制ではなくなる。同時に、中国はいくつかの国に分裂することになる。多少の混乱はあるが、それが望ましい姿だ。チベットの問題などに対して、世界は目をつむるべきではない。私が問題にしているのは、中国人民ではない。共産主義というコントロール不可能になるモンスターを心配しているのだ。