浅田真央の最終演技は見なかった。二位以下になるのは見えていたし、真央の失敗は痛々しくて正視できない。果たして?結果は予想どうりだった。予想どうりではなかったのは、大差がついたことだった。
勿論私はフィギュアスケートのことなど何も知らないし、全くの素人だが、例えば、音楽一つとっても、真央の曲は暗くて難解だ。19歳のスケートオンリー(馬鹿とは言わない)の娘が、サラリーマンを勤め上げた私でも分からないような曲をどう理解して、モノにするのか。
観客も採点者も楽しくない曲をスケート場一杯に流されて、疑問符を頭に浮かべながら、どうやって気分を高揚できるのか?真央にとってはリズムの悪い曲に乗り切れず、永久に理解できないかもしれない曲を背に負って、ぎくしゃくした演技に終始する。
キム・ヨナのショートプログラムは007のテーマ曲だった。私が高校時代の古い曲だが今持って怪しくもゴージャスで、リズム良くウキウキするような高揚感を醸し出す。キム・ヨナには挑発するようなしぐさに色気を感じる。これは、キム・ヨナのコーチがやり手の男性であることも影響している。色気は女性にも分かる。
今さら何を言っても始まらないが、民主党では、例えば、オリンピック担当の政務官を任命し、専門に担当させるとか、単なるばらまきではなく、知恵の出しどころはあると思う。金も大事だが、ちょっとしたマネージメントで、成績は向上するはずだ。例えば、真央のコーチの人選は良くない。何しろ、DNAは殆ど一緒で、かつ人口が半分以下の韓国は金メダルラッシュだ。