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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

岡三オンライン証券は電話録音を自社に都合良く改竄 証券会社は裁判では負けないという日本の現実

2017年10月31日 11時27分04秒 | 株式
 2013年5月23日、岡三オンライン証券が起こしたシステム障害に関して、広島と熊本の裁判では、岡三は電話録音した内容を自社に都合よく改竄して法廷に出した。例えば、2カ所以上の編集を専門家(テレビで有名)が見つけ、カットした録音の中ではシステム障害を認めるような発言が有り、損害賠償受付けに言及していた。

 その改竄を裏付けるように録音ファイルのプロパティー(作成日時)まで改竄し、作成日時が事故時のデータになっていた。このため、広島の弁護士は被告である岡三の主張を信じてしまった。被告と原告の弁護士同士は連絡し合っていた。残念ながらこの改竄の事実を証明しても裁判結果には影響しない。

 何でこんなことがまかり通るか?民事裁判では訴えた原告が被告の過ちを、自ら証明しなければならないという証明責任を負い、かつ、トレードの情報は全て証券会社のサーバーに有りながら、被告は情報開示を求められても開示する義務が無いからだ。

 専門弁護士によれば、裁判で証券会社は嘘八百を並べ立てる。仮にウソがばれたところで、それは裁判の結果には影響しない。また、証券会社側の弁護士はユーザーの情報を調べ上げ、SNSとかブログとかに掲載された情報を証拠として提出し(悪質:本来の証拠ではない)攻撃材料として使うため、嫌になって裁判を降りる人も多いらしい。

 証券会社がシステムトラブルを起こした場合には、金融庁に報告しなければならない。この報告書を裁判で請求し得られるか?地裁では提出を命令する場合も有るが、証券会社が即時抗告すると高裁で却下されてしまう。つまり、被害者は証券会社や金融庁に決定的証拠が有るのを分かっていても全く入手する手段が無い。

 ここらはアメリカの裁判とは全く異なる。アメリカではディスカバリーという情報開示ルールが有り、関連する情報の提出が義務付けられる。トラック一杯の証拠が出される場合も有る。問題が無い訳ではないが、このディスカバリーは概ね公正で平等なものと言えるだろう。

 おまけにアメリカの民事裁判は一般人による陪審員制度で、懲罰的に天文学的な賠償金になる事も有る。日本企業はしばしばこれで大変な賠償金を払わされたが、一般社会の常識が通用する。

 もし、被害を受けたユーザーが有力な証拠を持ち得るとしたら、
①証券会社との会話を録音し、証券会社が非を認める発言が含まれていた場合
②パソコンに向かって注文を出している様子を動画で正確に撮影していた場合
これらも内容によるが、例えば大阪証券から証券会社に届いた注文受付記録ほどの決定性は無い。
仮に、損害賠償が認められる場合(通常は有り得ない)でも減額されてしまう。

 ディスカバリーでは様々な事実や問題点が明らかになり、多くの改善につながる。日本の裁判では全ての事実を知るのは証券会社だけ(証券取引所はシステム状況を把握、証券会社は金融庁への障害報告義務があるが)。闇から闇の葬られる。被害者は莫大な裁判費用と時間と労力を費やし、損害賠償請求が却下される。

 総括すると、 ユーザーが証券会社のシステムトラブルで財産を失っても、殆どの場合、決定的な証拠を持ち得ず、損害賠償の裁判自体が意味が無い。最初から負けることがほぼ確定している。専門家は銀行と証券会社は裁判で負けないと言う。これが日本の現実。

ホンダが小型ジェット機の販売数でNO1となり世界シェアー40%を占めた

2017年10月28日 22時21分28秒 | 社会・経済


 ホンダは2017年上期で、小型のビジネスジェット機(10人未満)を24機 販売、世界シェアー40%となり、このカテゴリーで世界一に躍り出た。ホンダがジェット機の開発をスタートして30年が流れていたが、米国におけるFAA(連邦航空局)の「型式証明」を取得できたのが2015年。僅か2年そこそこでの快挙だ。



 ホンダジェット機の特徴はエンジンが両翼の上に有るところ。これが優れた性能を引き出す。最高速度、最大運用高度、上昇性能、そして燃費性能は抜群だ。現在、月産が4機のところ、6~7機に引き上げるというから、年間80機ぐらいになる。




 価格は1機が5.4億円と高価で、購入先は当然世界の一流企業となる。ここのところ、日本メーカーの信頼性が揺らぐ事件が連続している中での、誇るべき実績を残し、さらに飛躍しようとしている。


30億人の脳を操る危険なバクテリア トキソプラズマ! 猫好きの男性は感染者である可能性が高い

2017年10月26日 09時02分19秒 | 健康・病気
 可哀想なのはトキソプラズマに感染したネズミだ。感染ネズミは猫の匂いに愛を感じ、引き寄せられ、簡単に食べられてしまう。トキソプラズマはネコ科の腸の中でしか有性生殖しない。かくしてトキソプラズマは再び猫の腸に戻る。

 恐ろしくも凄い戦略だ。世界中でトキソプラズマの保菌者は30億人に達し、アメリカ人(猫好き)の12才以上で4分の1が感染、フランス人は更に感染率が高く、世界には95%感染の国も有るらしい。

 トキソプラズマは厄介なバクテリアで排除が難しく、影響力が大きい。前述の様にネコ科の腸の中だけで有性生殖し1年に1回糞と共に出る。外に出ると「無性生殖」で増殖し、哺乳類であるネズミや人間、あるいは海の動物(哺乳類)に感染する。

 一度の感染で影響は残り続け、思考や性格に影響が出る。感染した男は内向的、否定的、攻撃的になり、女性は外交的、肯定的、従順になるらしい。興味深いのは男性の場合、猫の全体的な匂い、或いは猫の尿の匂いに好感を持つようになる。

 竹内 薫氏(サイエンスゼロをはじめ、TBSのあさチャンなどテレビ出演が増えている)はどうなのかな? 彼は部類の猫好きで、数匹飼っており、サイエンスゼロでもその様子を紹介した。トキソプラズマ感染は血液検査で分かる。

 トキソプラズマに感染した当初は風邪を引いたような悪寒や発熱があるが(妊娠中では胎児に影響)、免疫が数日で制圧し、トキソプラズマは組織シスト(細胞の中の小胞)に巣を構えて逃げ込み、休眠を決め込む。

 免疫から逃げるため小胞の膜を厚くしたり、エネルギーを獲得するためミトコンドリアの近くに移動したりと、なかなかのやり手。免疫が弱ると出てきて暴れる。

 猫(清潔好き)に触っただけで感染は無いようだが、猫の糞や尿は危険なのできちんと処理し、こまめに手を洗うなどの注意が求められる。トキソプラズマに感染しなくても、放出するタンパク質が細胞に取り込まれると感染者と同様の症状となる。猫のトキソプラズマ予防薬は販売されているらしい。

 

ベンツは年明けにも新しいGクラス(ゲレンデ)と Gに搭載する直列6気筒ディーゼルを発表するようだ

2017年10月23日 14時00分56秒 | 
 Gクラスは軍用車のため、軍との契約で様々な規格に制限が有った。その契約が切れ、一般車に近いスペックが採用されたモデルが登場するとのニュースは春頃から流れていた。興味深く待っていたが、実際に発表されるのは年明けになる見込み。

 今のGはハンドルを切ったら自動で戻らないとか、室内の幅が狭いとか、何かにつけて使い勝手が悪く、パネル周りは武骨で、一般乗用車に近づける工夫がされる。一方で、アメリカなど、現状モデルへの愛着を感じる人も多く、現行モデルも残す計画らしい。

 搭載するディーゼルエンジンは直列6気筒となる。大昔は直6だったのが、現在のV6になったのはダウンサイジングやコスト面の有利性だったと思われる。この度、再び直6に戻すのは振動や静粛性対策のためらしい。併せて高出力化を図る。

 現在EVが世界的な流れの様に見えるが、実は、EVは電池の劣化により下取り価格が著しく下がる(高価な電池の取り換え)。中国の様に排ガスで視界が悪く、肺にすすが溜まるような国ではEVが望ましいのかもしれない。しかし、大型SUVの場合は、燃費やトルクの関係で将来もディーゼルが主流だろう。

 V6エンジンでは横振動が出るためこの抑制が課題となる。これに対して直6では上下振動だけのため、シリンダー同士で振動を相殺しやすい。音も位相をきっちり180度ずらせば、音同士で打ち消し合いキャンセルできるが、音の完全相殺はちょっと難しいか。

 新しい3リットル直6ディーゼルエンジンにより、V6でも世界一静粛だったエンジンが更に静粛になる事が期待され、更に更に大きなパワーアップが期待される。AMG43レベルになるという。AMG43は295kW(401HP)で、トルクがこれに比例して増えれば、単純計算では98kgmとなる。ま、根拠の無い試算。

 僕はベンツに、何度も8気筒ディーゼルの開発を要請しており、トルクは75kgm超を希望していた。ML-350ブルーテックのディーゼルでも63.2kgmのトルクは相当強力で、モンスター・ガソリンエンジンにひけをとらないから、仮に75kgmでも凄い。

 98kgmと書いて実現しなかった場合はちょっとショックも有るので、75kgmとしても相当ワクワクする話だ。追い越し加速では天下無敵?発表が待ちどおしい。

風邪の免疫に関係するのはマクロファージ 大隅博士がノーベル賞をとったのはオートファジー 細菌に感染するウイルスはファージ

2017年10月19日 10時50分10秒 | 生命
 風邪の季節ですね。君の身体にウイルスが侵入すると大食漢のマクロファージが来てぱくりと食っちゃう。同じくマクロファージの仲間の樹状細胞も飲み込み分解する。マクロファージと樹状細胞がウイルスを食べれば防衛できるか?そうはいかない。敵が多いと間に合わない。

 ここからが、免疫軍の凄いところ。マクロファージと樹状細胞は分解した敵の特徴的なパーツをT細胞に見せる(提示)。提示の条件が異なり、マクロファージは記憶範囲のパーツしか提示できず、樹状細胞はあらゆる敵のパーツを提示できる。パーツはペプチドと呼ばれるアミノ酸の繋がった分子だ。

 T細胞(*)はこれを見て、対応するB細胞を探す。B細胞は、あらゆる敵に対応する種類が作られており、骨髄で待機している。指名されたB細胞は抗体を製造し始める。抗体は水溶性タンパク質のため、血液などに溶け込み、体のあらゆる部分に移動できる。抗体は強力な武器で、ミサイルのようにウイルスを攻撃する。
*T細胞は胸腺( Thymus)で育ち、同じくB細胞は骨髄(Bone marrow)で育つのでそれぞれの頭文字をとって名称が与えられている。

 抗体が大量に出来るのが1週間ぐらい、従って風邪が治るのに約1週間かかる。直接的には注射や薬で風邪が治るものではないんだね(ウイルスは生物ではないので薬などが効かない)。だから風邪にかかったら体力回復に努めよう。

 オートファジーは自食行為。ひもじい場合も有れば、不要な器官等を分解する場合も有る。細胞の中で小胞体の一部がググッと大きく伸び、例えばミトコンドリアを取り囲み、完全に包んだ状態で小胞体から独立する。球体のようなオートファゴソームが出来、更にリソソームと合体しオートリソソームと呼ばれる分解処理器官となる。

 リソソームは生体高分子などの廃棄物を取り込んでは消化する分解機能を持っており、加水分解酵素などにより分解する。分解しで取り出したアミノ酸などは再利用される。ミトコンドリアなどはなくなるが、分解した分だけ栄養は確保される。

 地球上で最も多い生物は細菌(バクテリア)ですが、そのバクテリアに取り付くウイルスがファージ(形は月面着陸船に似てカッコいい)。バクテリオファージなどと呼ぶ。ウイルスは自己増殖できないので生物には分類されないが、生物進化には大きな影響力を持ち続けている。

 ファージはバクテリアにとりつくと、バクテリア細胞内にDNAを注入する。バクテリア内部ではファージのDNAを自分のDNAと勘違いし、バクテリアのポリメラーゼやリボソームがファージのDNAをコピーし、またDNAで指示するタンパク質をどんどん製造する。

 作られたDNAとタンパク質がバクテリア内で合体し、新しいファージが大量に誕生し(100~10,000)、バクテリアを破壊して出てゆく。それぞれのファージが狙うバクテリアは種類が決まっている。ファージはバクテリアの10倍程度存在すると言われ、どこにもいる。君が食べるものには大量のファージが含まれている。


トランプ大統領の協力を得る安倍首相 VS マスコミからの袋叩きにされている小池党首

2017年10月17日 17時19分45秒 | 国際・政治
●トランプ大統領が11月5日から7日まで日本に滞在し(7日のうちに韓国)、拉致家族と会うというのだから、マー有り得んような大サービス。日経平均の株価上昇も、アメリカ金融などが日本株の目標を引き上げ(今までは低めに設定していた)、買い続けるなど今までにない展開となっている。

 安倍首相はアメリカの北朝鮮攻撃を支持・容認していると見られる。韓国は北朝鮮攻撃に対してまだ及び腰だろう。中国はハイレベルの経済発展を継続したいので、アメリカの北朝鮮攻撃を条件付きで認める方向。

 どう考えても、アメリカ(特にトランプ大統領)は日本の衆議院選挙後に北朝鮮攻撃をやりたい。外交努力はするがあまり期待していない。今一番のネックは韓国の政府判断と世論で、北朝鮮がレッドラインを超える過激なアクションをたくさんやらかすのが良い。

 トランプ大統領は喧嘩慣れしている。優しかったオバマ大統領とはかなり異なる。金正恩との間合いを図っているが、今の金正恩のふざけた態度は許せないし、ミサイルや格の開発が急ピッチで進んでいるので論理的にも攻撃しない選択肢は無い。

●一方 選挙では、いじめられて独立した立憲民主党が野党第一党となる勢いで、小池独裁の希望の党は惨敗しそうな予想。選挙後が怖い小池と前原ではある。僕は初の女性首相に成り得ると期待していたんだがね。

 小池百合子は、マスコミの集中砲火を浴びるようになり、ひどい事になってきた。安倍首相も小池党首もお友達やイエスマンしか仲間に入れない点では一緒なのだが、百合子はそれまで好感を持たれていたフレーズ発進が、ここの所すべてマイナスになっている。更に非常に痛かったのは音喜多都議の脱退と発表だった。

 音喜多都議は記者会見で、小池体制はブラックボックスと発言、えーええという感じだね。それまでの都政のブラックボックスを批判し、見える化や都政の透明化を訴えて支持を得ていた。もっとも大切な情報開示が真逆では、投票した都民の見る目は非常に厳しくなる。

 なんて言うか、都知事は揃いも揃って、初め良しで、後、墜落となるんだね。都知事は余程、都の役人が持ち上げてサービスが良すぎ、天下取ったような気分で、浮かれ、狂うのか。

東名高速で起きた煽り運転トラブルの防止法 追い越し車線の停車は衝突率100%

2017年10月13日 10時58分29秒 | トラブル
 高速道路は路側帯でも危険度が極めて高い。路側帯に車が突っ込んだ事故が結構多いのではないか。ましてや追い越し車線の停止は自殺に等しい。この危険な場所に停止させられ、何の罪も無いのに、2人のお子さんの見る前で亡くなられたご夫婦は誠にお気の毒というしかない。

 僕はちょっとした知恵が有れば、このような悲惨な結末は防ぐ事が出来たと思う。始まりはご主人が高速道路出口で車を停め道を塞いでいた石橋に注意した事。注意は当たり前で。個人的な話だが僕もマックスバリューで、通路にベンツを停めていたチンピラに注意した経験が有り他人事には思えない。

 その後、石橋は執念深く家族の車を追いかける。石橋は「夫婦にもあおられたり、パッシングされたりしたので自分も停車した」等供述している。しかし、神奈川県警がNシステムで同じ頃通過した車260台を特定し確認した内容は逆で、石橋が煽ったり、追い抜いて執拗に進路妨害した。

 石橋に前へ出られ、奥様は車線を変更で逃げようとしていたが、しつこいので 根負けし停車させたか。ご主人は胸ぐらをつかまれ、引き吊り出された。ハザードランプを点滅する余裕は無かっただろうが、例え点滅していても追い越し車線では必ず追突される。

 高速のドライバーは疲労でボーとしており、中には半分寝てるのもいるからね。しかも、100kmを超える速度で走行中に停止した車が目前に現れると、健全な状態でも間に合わないだろうね。

 僕も大雨の夜、急坂を降りていて前車が完全に停止したのに気付くのが遅れ、当てる寸前になったことが有る。高速道路で、前車が止まっているとは考えないから相当感覚が狂う。

 この様な悲惨な事故を防ぐ方法を3つアドバイスしたい。

NO1.停止場所として、走行車線、追い越し車線は絶対に避けなければならない。路側帯でも実は大変危険。

NO2.石橋の様な乱暴な車に進路妨害などを受け、危険を感じたら、すぐ110番で警察に通報する。遠慮が死を招いている。幸いご主人は運転していなかったし、お子さんもいたので、スマホで即座に110番する。普段から異常を発見する度に110番通報する癖をつけておいた方が良い。

 110番すると警察から質問が来る。
①状況(事故か事件か)、
②場所、相手の車の特徴(セダンかワンボックス化SUVか、メーカー、色など)、
③ナンバー(非常に重要)、
④相手の特徴(男女、年齢、顔、髪、服装)・・を聞かれる。停車されられたら「今、若い人相の悪い男が近づいています」などと実況中継すればいい。写真も撮る。これで退散せざるを得ない。
パトカーは15分ぐらいで来るのではないか。

NO3.車の鍵をロックし、絶対に車から出ない事。石橋としては外で暴言を吐くだけで何もできない。もし、石橋が車を蹴って傷つけたり、窓を破ればそれだけで犯罪行為になる。通過する車が目撃し通報する人が出て来る。この時は、奥さんや女の子が窓を1cmぐらい開け一斉に「人殺し、助けて!!」と叫ぶと相当効果が有る。

 今回、これらの一つでも実行していれば、悲惨な事故は防げた。

 おまけ、万が一今回の様に何も出来ず引き吊り出されたとする。石橋の目を直視し、目を離さず、石橋の問題点をきちんと、穏やかに、論理的に指摘する。大声を出されてもひるまず主張し続ける事だ。相当神経が披露し、しんどいけどね。女性陣は人殺しと叫ぶ。男は女性の声には弱い。

衆議院選挙の投票が終わるまでアメリカは大きな軍事行動は起こさない

2017年10月09日 13時33分59秒 | 軍事外交
 トランプ大統領は軍高官を集めた集会で、「今は嵐の前の静けさだ」と発言。何が有るのですかと記者が問うと「今に分かる」と返答。今にも北朝鮮に対する大規模な軍事作戦が展開しそうな、意味深な内容だが、安倍首相とトランプ大統領との関係を考えると、少なくとも衆議院選挙前に実施されるとは考えられない。

 ここの所、東京市場の株価が上昇している。経済の安倍を示すために、日銀もETFで購入しているだろうし(修正:日銀はETFをほぼ購入していなかった)、アメリカの金融界も協力しているだろう。ダウ平均も何度か記録更新する動きで、日経平均の上昇条件を支えている。21,000円は超えるだろうね。

 アメリカは日本と異なり、普段はバラバラに見えても、いざとなると共通の目標にベクトルが集中する。目標はアメリカの利益だ。アメリカの金融界も安倍首相のトランプ追従は評価しており、また、超大国としてのアメリカの地位が低下してゆく中で、戦略的に日本との連携は欠かせない。日米の協力関係は次第に緊密になって行く。

 北朝鮮対策として、韓国も含めた斬首作戦はベストだが、北朝鮮内部の協力無しには難しい。アメリカは北朝鮮を経済と資源の面で徹底的に締め上げ、軍事的に包囲し、挑発に乗って出てきたところを叩くべきだと思う。いつかは叩かなければならないし、先送りは出来ない。

 衆議院選挙以降、アメリカが具体的な軍事行動に出たら、ダウ平均、日経平均とも大幅に下げることは考えられる。地上戦は避け、ランサー(B-1B)を中心の航空機編隊による爆撃、及びイージス艦、原潜からのミサイル攻撃になりそうです。

排除の党か亀裂の党か 希望の党・小池党首はちょっときつい 許容力を持ったリーダーシップが求められる

2017年10月03日 22時08分05秒 | 国際・政治
 見える化、都民ファーストまでは良かったんだけどね。民主党の全員受け入れは「サラサラ無い」から始まって、独壇・小池劇場が始まった。男性サラリーマンにとっては、他人ごとではない選別が露骨で、支持していた人も相当引いたのではないだろうか。

 長妻議員が立憲民主党から出ると聞いて、あれ!あの良識派の長妻氏が撥ねられたのかと驚いた。長妻議員は厚生大臣として官僚改革に孤軍奮闘し、仙谷と組んだ官僚に追放された。大半の舞い上がった成り上がり大臣は、最後まで舞い上がっただけで終わってしまった中、唯一初心を貫いた。

 僕は、小池党首はきちんと誓約書を書かせ、左派であれ方針の共有を約束した民進党議員は残しても良いのではないかと思った。小池党首はある意味で安倍首相と似ているが、大勢の部下を持った時に、余り独裁的過ぎると党が割れそう。

 大きな組織のトップになったら、我慢や寛容が求められる。自分の思いどおりに部下(議員)が動かなくても、あえて失敗も許容しながら育てていかなければならない。そこまでの度量が有るだろうか?僕はちょっと心配だ。

 「首相になるのは次の次」と若狭議員が言っているけど、今回、過半数をとる必死な戦いを見せないと次が無くなる恐れがある。テレビ出身感覚がこれまでは相当効いたが、勝敗は兎も角、選挙後は泥臭い厳しい運営の場(国会議員でもないのに、国会議員を束ねてリモコン操縦⇒イライラの極み)が待っている。

 安倍首相は「憲法改正が出来そうね」と喜んでいるかもしれない。だから激しく非難しない。