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宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アメリカ軍は沖縄から撤退したいのに、官僚が現金で引き留めている

2012年02月23日 22時02分52秒 | 国際・政治

 2、000年の「アーミテージ・レポート」(論文)には、「アメリカは、戦力を低下させない範囲で、日本における米軍の駐留を削減していくことを目指すべきである」と書かれている。

 ジョン・マケイン(共和党)、カール・レビン(民主党)らの超党派・上院軍事委員会(常任)も同じ意向で、大統領も尊重せざるを得ない。もう10年以上前からアメリカ軍は、沖縄からの撤退を計画していた。

 沖縄本土面積の18%が米軍基地で、その80%が海兵隊だ。今まで、駐留アメリカ軍が日本を守ると言われて、どうかな、と思っていたが、やはり!海兵隊は先制攻撃用部隊で、守りの軍隊ではない。

 先の沖縄戦で、日本軍の銃弾をくぐり、真っ先に上陸してきたのが海兵隊だ。いざ鎌倉で、北朝鮮や中国に上陸できる準備は日頃から整えている。

Marine_corps

 しかし、実のところ、日本が降伏を撤回した時に備え、九州や本州へ上陸させるための海兵隊を大量に沖縄に残留させたと考えるべき。それを裏付けるように、アメリカトップから、「戦後60年、もう日本を信用しても良いのではないか」との発言が有る。

  9.11ニューヨークの貿易センタービル崩壊の時、アメリカ人は「パールハーバー」と叫んだ。それだけアメリカは日本を信用せず、忘れず、その不信感は薄れつつも続いている。すぐ忘れる我々の感覚とは違う。

 今朝のモーニングバード(朝日テレビ系)で、アメリカの沖縄撤退を引き留めているのは思いやり予算(H23は1858億円)であることを暴露している。莫大な現金で米軍を買収しているのは、外務省の官僚どもだという。

 戦後、アメリカ軍に従属し、指示されるスタイルからの脱却ができず、鎖でつないでとか、もっといじめてみたいな、変態性が外務省官僚にはあるらしい。 あるいは、「おかあちゃん助けて」か。

Obama_2

 大金くれるなら、アメリカも上手に口裏合わせしてくれる。何しろ、この度、アメリカは大幅な軍事費削減(総額56兆円、5%減)に踏み切った。しかし、中国の台頭著しい東アジアの予算は辛うじて残した。思いやり予算は願っても無い。

 そうして振り返ると、一体、鳩山は何をしていたかということになる。アメリカの希望通り、撤退してもらって、思いやり予算も削減し、普天間の問題(そもそも飛行場が不要になる)なども一挙に片付いた。

 アメリカ軍海兵隊は、中国の核ミサイルの射程外で、オーストラリアやグアムなどでのローテーションを組み、沖縄には守りの軍隊(現状ではわずか)でよい。それで、日米の同盟が損なわれるわけでも、防衛力が壊れるわけでもない。

 むしろ、海兵隊を中国眼前の、狭い沖縄に集中させている現状の方が異常だ。中国からのミサイル一発で、海兵隊の主力が全滅することになる。

 

Futenma

  私事だが、鳩山首相就任直後に、複数のルートで普天間解決の提案を送り、事務所にも電話したことを書いた。多分、誰も読んでいない。今回初めて書くが、その中には、戦略の基本中の基本は「情報戦略ですよ」と記している。

 素人の私でさえ入手できる普通の情報(アメリカの軍事計画)が首相に入っていない。上記情報を入手し分析できていれば、鳩山が言っていた「少なくとも県外」どころか、「海外」が実現していた。まさに情報戦略が戦略の基本という私の指摘にぴったりだ。民主党の素人ぶりも分かる。

 このことと言い、鳩山は、北方領土問題を解決するのかと思いきやロシアに肩透かしを食わせ、極端に悪化(実効支配が加速された)させたことと言い、日本に莫大な損失を与えている。

 論評に値しない人物だが、ひどい人間が首相になったもんだ。

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維新三策の方が良かったね、橋下ちゃん

2012年02月20日 21時59分16秒 | 国際・政治

 今回の、船中八策はいかにも橋下徹らしい。強硬な反対論が出ることを承知の上で、発表したのだろう。大阪市長選挙では「独裁」という言葉を使い、共産党まで敵に回して、驚異的なドッテン返しにより勝利した。

 私は確かな実績を残し、誰も実現できなかった改革を断行する橋下を支持するが、それにしても、参議院廃止は、自分が裏方の実行責任者だったら頭を抱えただろうなと思う。

 一院制で良いと思うけど、参議院廃止は、どう考えても自己矛盾に陥ってしまう。まず、3326人の塾希望者を2500人に絞ったところで、衆議院の候補者は300人と言っている。あぶれた人間は参議院と地方に回ることになる。

 首相公選制などは憲法改正のため参議院でも三分の二の賛成を要する。現在の参議院議員は当然反対に回るので、憲法がらみは全く成立しない。そこで、大量の参議院議員を送り込まなければならない。

 

Toruhashimoto

衆議院と異なり、参議院の三分の二を抑えるには時間もかかり奇跡に近い。仮にできたとして、当選者は折角苦労して掴んだポジションを自ら壊す努力を強いられる。政治家は欲深き連中だ。整然と腹を切るとは思えない。

 つまり、橋下徹が参議院廃止を宣言した瞬間に、憲法がらみの実現が吹っ飛んだ。現状では、憲法改正の失敗率が90%以上というのが私の見方。勿論、不可能をひっくり返してゆかなければならないが。

 一方、首相公選制と一院制を掲げ、そこに、選挙中に公言してきた「独裁」という言葉が結び付くと、全国レベルでは、雑誌などに様々な噂(一党独裁による日本支配など)も流されてしんどいよ。

 坂本龍馬はたまたま船の中で、八つのアイデアを思いついたのかも知れない。しかし、橋下が無理に八つのテーマを用意する必要は無かった。一方で、元小泉首相は郵政民営化と、一般には理解しがたいテーマ一つに絞って大勝した。

 

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 変な話だが、分からんテーマの方が燃え上がり易いし、書けば書くほど、より具体的になり、矛盾やほころびも出る。何となく、民主党のマニュフェストに近くなるし、少しでも失敗すれば民主党現象と揶揄されることになる。

 三策だと、私のような頭の悪い者でも、ばっちり覚えられる。彼は敢えて、受け入れ難い難題をぶっつけるのが戦法のようだが、場合にもよる。論理的に正しい場合はいつか実現するが、論理的な矛盾を含むと間違いなく行き詰まる。

 残りの5つは塾生と練り上げるのでよかった。発案者が橋下だと非常に都合が悪い。ツキが落ちるように急速に支持を失う可能性もある。

 大阪都とか、道州制とか、首相公選とかは具体的なイメージもわきにくいので、スローガン的には極めて良かった。今回の政治スローガンに関しては、厳しいようだが30点。橋本ちゃん、大いに反省しなさい。

 その対策からか、維新八策はメモのような形で出され、説明者が中田宏、作者には堺屋太一だとか複数の橋下以外の名前が上がっている。知恵者がいて、橋下が傷を負わないよう考えたのだろう。

 私は、坂本龍馬は世の中で思われているほどの英雄ではないと思うが、ま、気になるのは龍馬が暗殺されている点。橋下に英雄にはなって欲しいが、暗殺されずに、長く頑張って貰いたい。

 

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ハイパーインフレは大歓迎

2012年02月18日 17時45分36秒 | 社会・経済

 2月16日の朝、朝日系列のモーニングバードで、ハイパーインフレについて特集していた。日本が今後、怖いハイパーインフレ(超円安、物価高)になるのではないか、との一方的な印象だけを与えた。結論を出さず、次回は2週間後という。

 もし、ハイパーインフレ=怖い、とするのであれば、実は現在進行しているデフレ(物価安、円高)の方がもっと怖いことを知らせるべきだ。成長時のインフレはちょうど子供が出す微熱、あるいは風邪のレベル。それに対して、デフレは骨や内臓を弱める。

 また、アホバカの日銀ではあるが、デフレ脱却を宣言してそれなりには手を打っても、容易にはデフレ脱却ができていない。ここ15年間デフレ(円高、物価安)ですよ。ハイパーインフレなんて、夢の夢。今の元高傾向では、多分、1ドル120円ぐらいで、日本と中国は完全にひっくり返る。

 世界は金融緩和競争しており、イギリスは3倍へ、アメリカは2.5倍の通貨量への金融緩和を実施たと言われている。これに対して、日銀は前回と併せても30%ぐらいと超控えめ。

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 前回、為替介入した時、私は事前に菅首相へ警告文を送っていた。読むか読まないかは私の知るところではない。1ドルが50円になると日本の製造業は全部海外に出る。つまり超円高は国内製造業を壊滅させる。

 日本の製造業はまだまだ強いので、アメリカをはじめとした海外勢は円高にしたい。(誰がマクロな日本経済を動かしているか、朝日は知らない。アメリカですよ。これが分かっていないと情勢が読めない)

 国内製造業が壊滅した状態での超円安では、確かに日本は朝日の言うハイパーインフレの可能性が有りクラッシュする。

 このクラッシュをビッグクランチとし、為替介入するよう菅さんに伝えた。誰かは読んでくれたと思う。偶然かもしれないが、私が朝6時にメールを打ったその日に為替介入が有った。

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 円高対策として、為替介入は最後の手で、国際的にも批判を浴びやすく筋が悪い。むしろ金融緩和競争に乗るべきで、今回の日銀による「インフレ1%めどと、10兆円金融緩和」でもそれなりの効果が有った。(株高、円安=経済成長)実はこの金融緩和は小さすぎる。桁が一つ足りない。

 日本の製造業が健在な間は、ハイパーインフレ(超円安)にはならない。何故なら、為替は経済の最重要戦略にして、経済戦争の最先端だから。現在の76~78円レベルでも、日本の製造業は頑張っている。100円にでもなれば、大復活しますよ。日本が大成長するような円安を世界が許すはずがない。

 卑近な例では、韓国が有る。韓国は経済破綻し、IMFの管理下での復興を目指した。IMFの指導もさることながら、ウオンが暴落したことで、V字回復した。今でのウオン安が韓国経済の浮揚力である。

 国の大借金を返済するにも効果の薄い大増税(税収は増えない)よりは経済成長が100倍望ましい。(個人的な意見だが、物価は下がっても良いが、土地価格は年1%程度上がって欲しい。そうでなければ、企業などの投資が促進されない)

 以上の論点は私がこのブログで繰り返し指摘してきたこと。アメリカは日銀を十分な管理下に置いているし、仮に日銀が現在の2倍の通貨を市場に流通させても、国内製造業(需要に対して製造能力が高すぎる)が健全な間はハイパーインフレにはなりようがない。

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大阪の改革から始まる日本の夜明け

2012年02月11日 18時45分05秒 | 国際・政治

 橋下徹は、明治以来続いてきた、官僚・公務員による硬直的な日本支配を崩そうとしている。しかし、既得権維持者のどす黒い闇は深く、強力な反対攻勢は続く。果たして橋下は初志を貫徹できるか。

 行列のできる法律事務所や、そこまで言って委員会の橋下は、バラエティーやお笑いの芸人かという印象だった。過激な発言も演出の一つかとも思っていた。大阪府知事への投票でも、お笑いや芸を支持する府民が少なからずいたと思う。横山ノックの例もある。

 テレビ系タレントの立候補は、またかよといった気持ちも有った。ところが、当選後の橋下のパフォーマンスは凄かった。府の役人と正面から対峙し、改革を断行し、遂に巨額の赤字を黒字へ転換した。

 

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  私は多くの政治家を見てきた。河野洋平の新自由クラブ、小沢一郎の新政党のために半端じゃなく下働きし、先ごろの民主党も応援した。これはという政治家には毎度毎度、献金してきた。

 しかし、失望の連続だった。この度の民主党には騙された。(民主党は、失敗を重ねようが、国政が混乱しようが、初心を貫き、愚直に前進すべきだった。国民は汗を流す人に温かい拍手を送り、2年や3年は待ったよ。圧倒的な支持率が実現したはず)

 新しい勢力、2大保守政党を目指して様々なグループが出ては消えた。悉く裏切られた。橋下徹の場合は、期待していなかったのに、驚くべき実績である。

 橋下徹は府知事を辞める時、高額な退職金の権利を得る日の1日前倒しとし、4,176万円のところを、620万円にしたという。なかなかできることではありません。特に弁護士は金(かね)の亡者が多いから。(弁護士の顔をよく見てください。金金と書いてありますよ)

 

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橋下が本物らしいと感じるのは、このブログでも紹介してきたが、「理念」、「哲学」、「論理」などの言葉が、その発言を構成する合理的な組み立てとして、何気なく出てくるからだ。付け焼刃でも、演出でもない。橋下が冷静に、実現に向けて考え抜いていることが分かるのだ。

 日本の政治はこれまで、公約は守らないことが当たり前で、バラマキによる集票や、欲と妥協の産物だった。理念も哲学も論理も無かった。橋下は学生時代にやっていたラグビーのように、正面から、巨大な既得権にぶつかり、タックルし、倒そうとしている。

橋下は大阪に特化するとし慎重だったが、少しづつ、国政のことを考え始めた。前から概念は有ったのだろうが、道州制や首相公選制を口にし始めた。首相公選制は憲法の改正を要するので、とてつもなくハードルが高い。あの、小泉純一郎も手を付けなかった。

 橋下は自らは大阪市の所長で、国会議員にはならないと言っているが、必要とあれば、多分方針を変えるだろう。憲法改正はそう簡単ではない。市長からいきなり首相との図式はちょっと描きがたい。どろどろの戦いも待っている。

 大阪維新の会が国政を握ったら、まずは、事務次官は無条件で交代させることだ。局長以上全員でも良い。(しかし、チャンスは与えたらよい) 人事から入らないと官僚は動かない。日本がこれだけ沈没したのは官僚のせいだ。責任は取らせる。

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 私が要望したいのは、経済では①日銀法を改正し、日本が発展するよう首相の指示に従い、②大金融緩和による対ドル120円以上の円安、③2~3%のインフレ等・・・の目標設定と確実な実現、④政府紙幣の発行(100兆円以上)による、⑤海外資源や優良企業の積極購入

 日本の未来である教育では①リーダーを育成し、②全員英語が喋れるようにする大学等教育改革(英語の教師は全員ネイティブとし、学問ではなく、日常的に慣れ親しむ会話ツールとする)、③教授8年免許制、④博士号基準は独創性に戻す、⑤卒業基準を本来のレベルに引き上げる。

 戦略面では①情報収集機関の創設と②スパイ防止法の制定(国家機密がアメリカにジャジャ漏れで、しかもアメリカ政府が官僚を動かしているなど、日本政府は国の条件をなしていない)・・・である。

 

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橋下の専門、裁判分野では①民事への裁判員制度導入(官僚寄り、大企業寄りの判決、世の中の不合理が大幅に改善される)、②最高裁判事の承認(衆議院選挙と並行実施)は×のみ(自動承認となり弊害)から〇×とする・・・である。

 そして、毎度、要望しているが、橋下の暗殺だけは絶対に阻止して欲しい。(市長選挙の時は、脅迫が相次ぎ、10人のSPが付き、SPは防弾チョッキを装着していたらしい。)彼のような人物は二度と出ない可能性もある。忘れもしない、日米のテレビ中継が実現した最初の映像はケネディー大統領の暗殺だった。

 

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アインシュタイン理論を打ち破れ

2012年02月05日 17時37分40秒 | 学問

 このブログではビッグバン宇宙理論を繰り返し、否定してきた。幸い、ビッグバンのほころびを示す証拠が増えつつある。今回は、アインシュタインの現代物理学を否定する光の理論を紹介したい。 

 恩師、高木純一教授によれば、アインシュタインは理論を作るにあたって、宇宙をはじめ綿密な観察を実施したらしい。(高木教授は晩年、科学史を研究された)膨大な観察結果の検証から相対性理論などを導き出したのだ。

 アインシュタインによれば、光速より速いものは無いことになる。例えば、光速の99%で進むロケットから、同じ速度のロケットを発射させても、あるいは前方に光を放射させても、光の速度を超えない。これは私(天然)の感覚では理解しがたい。

 更に、ブラックホールからは、強力な重力により光さえ出ない。また、何故、光速が1秒間に30万㎞なのか?これもよく分からない。

Blackhole

 実はこれらはいずれも観察結果であることを頭に入れておく必要がある。実験や理論的根拠で確定している訳ではない。

 私は高木教授のお宅にお邪魔した時(1973年)に、光のアイデアをお話しした。高木教授は特に論評せず、「説得力が重要だ」と語られた。科学と言えども説得力が決め手。

 私の理論はシンプル。光を伝搬させる媒体は、無数の微粒子(未発見)であり、宇宙のあらゆるところに充満する。微粒子は物質中をも満たし、物質内は伽藍堂のようにスカスカだから、微粒子は自由に物質内を通過できる。

 微粒子は光の速度に比して、静止と同様である。物質の熱エネルギーが高まると光微粒子を振動させ、その振動伝搬が光となる。静止微粒子が微粒子固有の速度で光を伝達させるので、光の速度は常に一定(例えば、光を発生する物質の速度に影響されない)となる。

 言い換えれば、どのような光放射を行っても光本来の速度を超えられない。イメージとして、湖面(水の動きが無い)の波の速度が、ボートの速度にかかわらず一定なのと似ている。あるいは、温度・気圧一定の場合、音速が変化しないのと似ている。

Photo

 この考えは相対性理論に関係なく、万人が理解できる。多分、アインシュタインは光の速度が不変であることを多くの観察で確認し、光の速度を超えない仕掛けを数式で表現したのだ。また、電磁波(光など)で物質を確認する以上、電磁波より速い速度は検知できない。

 次に、光は計測不可能な僅かな質量(実質的な質量と言うべきか)をもつ。そのために、光速が1秒間に30万㎞という伝搬速度に限定される。光子の質量がゼロなら、速度は無限大になる。ブラックホールで光が拘束されるのはその僅かな実質的質量のせいだ。

 もし、媒体として宇宙に充満する微粒子が無かったとしたら、アインシュタインの考えが正しいとしたら、光の粒子(フォトン)は秒速30万㎞で飛んでゆくことになる。この速度だと、例えば水中では、水分子を構成し動き回っている原子核、電子が障害にならないはずがない。

 想定されるのは衝突などによる光の散乱や減衰だ。光は太陽やライトをイメージしても分かるように、粒子が単独で進むわけではない。通常は面で進むわけで、空気中でさえ、前方には必ず気体の原子核や電子が存在する。単純に進めば必ず衝突が起こる。

 フォトンが迂回するという考えもある。しかし、無限の分子の中を迂回するのは、自由空間におけるこの速度ではちょっと考えられない。従って光の散乱、減衰は避けられない。

 これに対して、私の微粒子モデルでは、充満する微粒子光媒体が場所取りしており、そこを伝達するので、散乱は起こりにくい。つまり光通路が有るのだ。光通路が確保できない場合に光が通過できない。

 ガラスを光が通過できるのは、分子の内部構造などが充満微粒子による光通路を形成している考える。

 光速は微粒子の重さ、密度、などで速度が決まる。光の直線性は、微粒子相互の伝達特性などから生じるのではないか。金属などで光の不透過性は電子の動きや、光伝搬を拘束する仕組みが有るのではないか。

 もし、現代物理学で想定するように、光子が宇宙空間を1秒間30万㎞で飛ぶのだとすると、ブラックホールによる光拘束は、ある重力以下では光が放射し、ある重力以上では放射しないという重力のスレッシュホールド(閾値)が存在することになる。このスレッシュホールドは発表さえされていない。

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 このスレッシュホールドは考えにくい。宇宙物理学では1秒30万㎞の光が、ある重力になると突然遮断されることになる。ON,OFFスイッチみたいなものだ。遮断するメカニズムは何だ?一切、説明も証明も無い。

 それより、光を伝達する微粒子が重力の強さに応じて拘束力を受け、弱まり(周波数は変化しにくいが、振幅が連続的に縮小する)、限界点では振幅が極限に縮小し、全く放射されなくなると考える方が自然だ。

 光は重力の強さに応じて影響を受ける。遠くの天体から届く光や電磁波ほど影響を受けており、振幅だけでなく周波数も僅かづつ下がって、赤色偏光(周波数の低い赤に偏ってくる)している可能性が有る。

 前述のように我々は電磁波でしか物を観察できないので、光より速い物質は観察できない。従って、光より速い速度が存在しないのではなく、アインシュタインは観察できなかったのだ。

この私の考えが正しければ、これまでの宇宙物理学の常識(例えば、遠くの天体の赤色偏移を、天体が遠ざかっているのでドップラー効果により赤色偏移しているとしている)は大幅に書き直されることになる。

 宇宙物理学者には将来、是非、火星に鏡を置き、地球からレーザービームを当てて反射させ、地球でキャッチした上で、波長のわずかな変化(波長が長くなり周波数が低くなる)を計測して欲しい。これで私の説が証明される。

 前述のように、アインシュタイン理論によれば、光速を超える速度は存在しない。しかし、かねてから指摘しているように、我々の宇宙の外側にもっと大きな大宇宙が有り、重力がかかっていれば、いつしか天体は光速を超える速度で拡散してゆくのだ。単純な物理の法則。

 

Photo_3

私は宇宙が無限で、大宇宙から強力な引力で引っ張られている可能性があると考えている。(銀河系付近では重力どうしがキャンセルされている) そして、加速された天体が光の速度を超えると、我々は観察できない。

 他方、密かにこの光を伝搬させる微粒子の集合体が、ダークマターを形成している可能性についても考えていた。存在が確認されれば、当然、ダークマターの一部、もしくはそのものである可能性は高い。ここでは粒子としたが、あるいは粒子を超越した何かであるかもしれない。

 ビッグバン理論は量子の世界の物質と反物質の存在を無理やり、宇宙卵に当てはめようとしている。ナンセンス極まりない。そんなことは有り得ないが、仮に有った(宇宙卵)として、その以前(宇宙卵の形成プロセス)が無かったのかとの議論は当然起こる。

 ホーキング博士をはじめ、数学の天才たちは、数学をいじくりまわして、宇宙卵の起源説を作ろうとしている。ひも理論とか、時間が虚数になるだとか。しかし、数学は所詮、人間が考え出したもので、数学には実体性が無い。難解な文章(数式)による作文と言うべき。

 宇宙の謎を掘り下げて行くと、人間の理解を超えた世界に入り込む。宇宙は始まりも終わりも無く、常に移ろいの中にあると言うのが私の考えだが、欧米的な論理では受け入れられないようだ。キリストの天地創造が根源にある。

 最近の報道によれば、宇宙の端は、加速度的に膨張している(今回のノーベル賞)。また、光より速い物質(ニュートリノ)が観察された。私はこのブログで、物理学者の言う「空間的な時間」が存在しないことを述べている。ビッグバン理論の矛盾は山ほど指摘できる。

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 要は、現在の学者はビッグバン理論を元にしたテーマで、宇宙計画など巨額の予算を獲得しし、博士号を取り、研究者として生計を立て、名誉を得ている。同じような内容の本が無数に出版されている。今更、間違っていましたとは言えない。

 加えて、研究者は神様アインシュタインに神髄することは有っても、反対意見は控えられる。アメリカでビッグバン理論を否定した天文台の研究者は左遷されたとの話だ。

 だから、不思議なことに、従来の理論を否定るすような観察結果が出ても、あくまで従来理論での考え方で説明している。何度も述べるが、ビッグバン理論は何ら検証も観察もされていない一つの仮説にすぎないのですよ。

 大爆発が有った可能性は否定しない。しかし、宇宙卵は無かっただろう。一つの可能性はブラックホール。ブラックホールが過大な質量を保てなくなったか、何かのバランスが崩れた時に、爆発したかもしれない。

 宇宙は凝縮と爆発を常に繰り返している。その規模が大きいか小さいかの話。学者はワームホールだとか、好き勝手なことを言っているが、おとぎ話の類。

Photo

 誰の判断で、どのような基準で、仮説に過ぎないものを教科書にまで掲載するのでしょうか?

追記:私がブラックホール(BH)を知ったのは工学部学生の時(1960年頃)だった。その頃の物理学の教科書には電子が最も小さい物質と書かれていた。しかし、電子より小さな粒子が存在し、それが光を伝搬させているのではないかと思った。

 BHは光さえ放射しないというところに、引っ掛かった。ごく自然に光を伝搬させる媒体が存在し、質量が有るに違いないと考える。私は教科書や常識にあまりとらわれない。教師から見ると跳ね上がり劣等生だろうね。

 その後、ご存じのように、光より小さな粒子(ニュートリノもその一つ)が、次々発見された。やったねという感じだった。

 アインシュタインは相対性理論により完璧にエーテル説を打ち砕いたと言われている。私の考えはイメージがエーテル説に近いが、微粒子の集まりを想定しており、ちょっと違うように思う。

 私の仮説を無理に信じてもらおうとは思っていない。1000年という時が味方だ。いつか正しさが証明されるだろう。

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大阪から日本を改革!橋下徹!

2012年02月02日 18時03分51秒 | 社会・経済

 激しい橋下徹への非難タイトルの広告を見て、週刊文春を購入した。予想に反し、維新塾への応募状況、石原都知事との協力関係などを淡々と記事にしたものだった。「橋下氏は走りながら考える人」のタイトルは、日本では少ない仕事のできる人の表現と見るべき。

 400人の橋下チルドレンが国会を牛耳ると書かれているが、橋下は300人の候補者を立てて、200人ぐらい当選させたいと発言している。結果は、橋下がどれだけ候補者を厳選できるかにかかる。民主党や自民党に失望した人は投票するだろう。

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 何しろ、先の大阪市長選挙では、民主党、自民党、共産党が敵に回っただけでなく、一部マスコミが橋下を激しく、個人攻撃した(父親がやくざで、幼くして亡くなり、出身など)ようである。

 これだけの強力政党が束になり、致命的な個人情報を信頼性の高い週刊誌(その時までは)に流されて勝てた候補が過去にいたか?物凄い集票力、破壊力である。

 府知事時代の改革の実績に勝る説得力は無いし、石原都知事(右系、スーパーブランド)の応援が個人情報からのほころびをある程度封じたね。

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 劣勢が予想された橋本が圧倒的勝利を収めると、政党や目ざとい連中が急速に、大阪維新の会に近づき始めた。国レベルの政治が強力な電磁波で流動化し始めた。

 朝日の朝まで生テレビにも橋下が出演していた。弁論の強さが顕著に表れていた。数字や情報がきっちり頭に入っていて、ビシバシ吐き出される。何を指摘されても、言い負けない。知事として、弁護士として修羅場をくぐり、結果を出してきた経験が後押ししている。

 番組では「橋下主義(ハシズム)を許すな」の著者である、香川リカ、薬師院仁志を呼び、舌戦を挑んだ。橋本は本に数十の付箋紙を立てていた。香川は国粋主義者と勘違いしていたようだ。薬師院は言葉尻を捉えると言うか枝葉末節的な発想が多く、噛付き犬のように感じた。

 彼らの指摘が当たっている部分も有ったようで、そんな時、橋下は笑顔を見せていた。正直な反応でもあるがうまい作戦だ。青筋を立てるよりいい。

 橋下は一貫して具体的な提案を求めた。評論はできても解決策は浮かばない。ましてや二人は学者だ。これも現役で成功してきた者の強みだ。

 君が代斉唱時に起立しない教職員に対する罰則はちょっと過激と思うが、多分橋下の思い入れが有るんだろう。橋下は決められたルールを守れないようでは生徒に指導できないと言っていた。右翼的なイデオロギーではないようだ。

 教育委員会の強権、校長に人事権の無い問題は、私も教育委員会に相談に行った経験、仲間が校長だった事からよく分かる。教育委員会はヒットラーが背広着ているようなもの、父兄の意見は聞かない。校長は人事権が無いから、低姿勢で調整役に徹するしかない。

 確かに言葉や端々のブレが見られるが、今のところ芯や、基本目標はブレていない。ただ、何か裏に隠していないか、疑い深い学者や評論家が探り出そうとしている。

 興味深いのは、橋下は自由な政策選択と実行ができる体制を作り、退くと言っている。これは自信の表れでもあり、同時に起こりうるリスクへの担保だろう。周りが放っておくはずがない。当面、大阪に専念したいのは事実だろうし、政治家が、先の見えない未来を語りすぎないのは賢い。

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 ざっくりとした話だが、知り得る日本の全政治家を頭に描いて、日本を救い得るのは橋下しかいない。最大の根拠は、役人と戦い大阪府を改革したことだ。官僚・役人組織の人事に切り込み、大改革しないと日本の将来は無い。橋下ならやるだろうと見ている。

 先の大戦で無謀に戦線を拡大、終戦を阻止し300万人の日本国民を殺したのが軍事官僚なら、1990年以降、ただただ、日本を沈没させているのも現官僚(優秀なシンクタンクとか自称していた)であり、円高とデフレを死守し日本の経済・産業を破壊しつくそうとしているのは日銀(官僚そのもの)である。

 誰が見ても日本の財政も年金も破綻している。例えば、財政だが収入の40%とか50%が借金で支出の20%以上が借金返済とか、それなのに官僚はこの方向で更に暴走しようとしている。東大法学部卒の官僚の頭は著しく歪んでいるか狂っている。

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 FRB、英中央銀行は2%のインフレ目標を設定した。これに対して、日銀の白川は「日銀とFRBの政策は同じ」と言っている。日本は3年連続でデフレだ。どこが一緒なのか?FRBは通貨量を2.5倍にし、英中央銀行は3倍にした中で、日銀は10%増と言われている。

 日銀は簡単に円安にできるのにしない。アメリカや中国や韓国が発展するため、日本を犠牲にした負の受け皿を作っている。円高とデフレを死守し、みつぐ君の役割を見事に果たしている。

 然るに日銀は法律で守られた自主独立王国。日本が沈没しようが、企業が倒産しようが、自殺者が増えようが知った事ではない。

 話は飛んだが、何故、橋下にしかできないか?例えば、自民党も駄目、民主党も駄目、みんなの党*も期待が高まっているが力量不足。

 *(みんなの党は不可解:渡辺代表に2万円献金したのに、領収書を送ってきただけ。驚いた。何度か事務所に連絡したが、不誠実な対応。口ばかりで何もしない党ではと不信感が強まった)

 橋下が公認・推薦する候補者は悉く当選することになるから、数でも強力。そして、権力構造に正面から切り込む勇気と実行力、法律をバックにした徹底論理は今までの日本に無い新たな政治リーダーに押し上げようとしている。

 権力欲や名誉欲が無いのも安定した強みだね。どの角度から眺めても、消去法でも日本を改革し、救済できる潜在的なパワーは橋下しか持ち得ない。橋下以上に有能な人間はいるはずだが、当選すること、更に政治家として結果を出せていなければ現実的ではない。

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 気になる点は候補者の資金。自分で調達して下さいとしか言いようがない。また、怖いのは、すり寄る政治家の質やベクトルの違いで、例えば亀井静香が入ってきて、とんでもない発言や暴走で大きなダメージを受けかねない。

 メンバーが増えるとこれまでのような気楽さは無くなるし、かじ取りは難しくなる。欲の深い連中が群がるからだ。それと橋下に忠告したいのは、国政レベルに拡大した時、「独裁」という発言はより大きな障害になる。発言ビデオが繰り返し流されるだろう。

 橋下の力が国政レベルになったら、この国の強大な既得権者だけでなく海外の利害に踏み込むので、くれぐれも暗殺されないようガードして欲しい。

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