宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

NHKの生物基礎  葉緑体とミトコンドリアの共生 は勉強になった

2021年07月16日 19時04分30秒 | 生命
 思えば、僕が生物進化に興味を持ったきっかけは、深夜BSでリン・マーギュリスの共生説を観た事だった。新鮮で、斬新で、インパクトが有った。ダーウィン説には疑問を感じていたから、目の前が開けたね。

 共生説は進化全体の共通メカニズムを説明するものではない。しかし、ミトコンドリアの共生は、決定的な進化の発展力を与えたのだ。言ってみれば、ミトコンドリアとの共生が無かったなら、僕らは今もって菌のままだったかもしれない。

 宮城島進也教授(国立遺伝学研究所)は共生進化の専門家。子供の様なあどけなさで、緊張しながら喋る。まじめな人なんだ。大変役立つ情報を提供してくれた。お陰様でというべきか、共生に関する僕の仮説は修正を余儀なくされている。

 僕は、プラスミドのようなゲノムの水平伝播かもしれないと考えていた。しかし、次のような紹介があり捕食が原因の可能性が高いと思った。
①ミトコンドリアや葉緑体は外側が二重膜になっている
②細胞分裂時に中央部に巻かれるリング(リングの径を縮小し最後は細胞を分割)が二重になっており内側は細胞のリング、外側が宿主のリングで、細胞分裂の時期は宿主が決めていた



 図は、40億年前に最初の細胞が生まれ、20億年前、古細菌の子孫が細菌であるプロテオバクテリアを捕食しミトコンドリアと共生するようになって真核生物が生まれ、10億年前に真核生物がシアノバクテリアを捕食し葉緑体と共生し植物が生まれた年代図だ。

 古細菌というと古い菌のように聞こえるが、実は細菌より新しいと言われ、真核生物とは共通点が多い。


僕はホームラン争いで6年連続チャンピオンだったから大谷翔平のホームラン争いにはアドバイスできる

2021年07月15日 21時46分16秒 | スポーツ
 アメリカの野球ファンの熱狂ぶりは凄いね。大谷は明らかにアメリカ野球の歴史を塗り替えたようだ。ライバルは、大谷は人間じゃないと言っている。大谷は手術で休んでいた間に猛烈に体を鍛えたんだろうな。

 さて、ホームラン争いが1回戦で負けてしまった事に関し、手短にアドバイスすると、来年やる前に、速い球、遅い球、高い球、低い球を色々テストする事だ。僕の考えでは、打てるものなら打ってみろみたいな速い球が大谷の性格と打法にはベスト。

 何故なら、大谷は常にフルスイングしている。最初、打球が右に飛んだのは、緊張して力を入れていたのに比べ投手の球が遅かったからだ。遅い球を打つのなら、バッティングも力を抜かんといかん。軽く振っても芯に当てれば意外と飛ぶよ。

 おまけに、緩い球だと余裕が出て余計なことを考えてしまう。大谷と言えども緊張するから影響する。また大谷が投手している時は、ピッチングに集中してホームランが少ないと感じている。速い球をどんと投げると、正気に返って本気になれる。

 最後に、バッティングセンターでホームランを打つ時の鉄則があり、それは「高めの球を打て」だ。僕の場合は、胸近くに高さを調整して打っていた。大谷の場合は肩に近い高さでもホームランできる。あれは真似できんね。来年は投手に高めを要求したらよい。



ATP合成酵素は羽に水素を吹き付け回転させADPとリン酸をかき混ぜてATPを合成する NHK生物基礎6の呼吸では野地教授がその回転を見せてくれる

2021年07月02日 20時42分44秒 | 生命
 ミトコンドリアの中のATP合成酵素が高速で回転する様は一生に一度は見たほうがいいよ。ガラスプレートに眼では見えないATP合成酵素を固定し、それにサイズがATP合成酵素の数百倍ある目印をつける。

 見た感じでは、1秒間に数十回まわってる。ATP合成酵素は酵素の中でも異色の存在だね。ATP合成酵素の回転を撮影したのは野地博行教授(東京大学)で、世界で初めてATP合成酵素の回転を発見したのは吉田賢右名誉教授(東京工業大学) のようだ。

 タンパク質の半分は酵素で、この酵素の機能と能力は驚異の驚異で桁違い、実に生物を生んだ源泉と僕は見ている。神様がいたとしたら、神様が地球に与えたのが酵素だ。

 ミトコンドリアの中では一方でプロトン(水素)を盛んに汲み上げ、その水素を水車のような羽に吹き付けて回すという、複雑なプロセスとなっている。酵素と言いながらATP合成酵素は物理的な複数の動きを利用している。 

 今の人間も植物もミトコンドリアのおかげで現在の進化を実現している。ミトコンドリア様様だ。

レースクイーンだった井原恵子が世界最速の女性レーシングドライバーになり 日本インターネット草分けの村井純と対談 これ教育番組?

2021年07月01日 14時15分16秒 | 
 何の気なしにチャンネルを動かしたら、村井純がインターネットを日本語他で使えるようにしたとか、日本で初めて東大、京大、慶大でネットワークを組んだとか話していて、その聞き手が実に美脚の井原恵子だった。NHKの教育。

 村井の話も面白かったが、後半の井原恵子の話はたまげたね。スキーに行きたくて、レースクイーンのバイトしていたら、目の前のレーシングドライバーより自分の方がうまくやれると思ったというのだ。しかも、免許証も無く、当然運転した事も無い。

 それからは嘘の様な彼女の成功物語だ。井原恵子はアルバイトなどで1000万円を作り、レースに参加して、日本ではたちまちトップクラスになる。そこで、ヨーロッパなど世界に参戦するがそこでは苦労したらしい。

 レースコースのカーブでは、300kgだかのGがかかり、体力や筋肉の無い女性には相当きついが、男にはできない緻密な制御だとか、海外では餅を食べて体力の持続を測り優位に立ったとか。

 やがてルマンに出場し(ドライバー3人のうち、井原恵子だけが女性)、何と表彰台に上がる事が出来た。優勝したのかな。レースを語る彼女の喋りは科学者のようで戦略家のようで、男でも彼女の様なハイレベルな語り方はできない。

 今は日産自動車の社外取締役で個人的にはベンチャーも立ち上げたらしい。
自動車免許証も持たない井原恵子が何故、レースクイーンでレースを見ていて自分の方がうまくやれると思い、言い切ったか?

 僕もなんとなくわかるのは、彼女はスキーゲレンデで、多分、並の男どもより余程うまく滑っていたんだと思う。