塩田(えんでん)
フロール デ サル、ウエルバ近郊
ここは南スペイン、ウエルバの海の近くの湿地帯、塩分を多量に含んだ沼がありました。
沼といっても、とても綺麗な水を湛えた美しい風景です、野生のフラミンゴも群生しています。この地域は生態学的にも価値の高い環境として保護されているそうです。
ここの沼地での塩作りはローマ時代から行われていた歴史があるそうです。良質の塩が獲れる。
私の兄夫婦は数十年前からこの近くに別荘を持ちました、この塩田も昔からよ〜く知っています。「昔はここの塩はキロ単位で売っていてね、良質の塩がすごく安く買えたんだ!」そうです、その頃は客も少なかった様です。
その塩が、今はオシャレなパッケージに小分けされ、立派な価格で販売される様になりました。昔の価格を知っている兄は「バカらしくてもう買う気がしない!」と、ふて腐れています。
オーナーは素朴に塩を作り続ける気のいいお爺さん、商売っ気はなかったようです。
それを商売上手な娘さんんが「このままではもったいない」と、「マグネシュームを含んだ泥んこ浴」とか「死海の様に体が沈まない体に良いプール」などの施設を作り評判となり、「塩」は「最もグルメな味覚を作る」ブランドとして、オシャレなパッッケージで少量づつ売る現在のスタイルを作ったそうです。
ネットを駆使した健康志向の多角経営は大成功。今ではお客さんが沢山やって来ています、外人(私だ?)の観光客もこの塩田を目指してわざわざ訪れる様です。ポルトガル人や何故かドイツ人が多いそうです。
商売はアイデアと、そして実践ですね。
メデタシメデタシ
野生のフラミンゴ
オシャレになった店舗で「昔話に花が咲きます」
「まいどあり〜」レジも今はPC。
私たちはちゃんとお土産も買いました。
でも全部で15ユーロぐらいの買い物でした。
スミマセン