玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

スペイン旅47「愛の南京錠」タビラ3

2019-07-13 | スペイン旅

「愛の南京錠」を知っていますか?
「恋人たちが永遠の愛の象徴として」
フェンスや門扉、橋の手すりなど公共工作物に「南京錠」を付けるのです。

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ポルトガルの古都タビラ。
街の中央を流れる川にローマ時代に作られた美しい橋があります。
この橋の手すり(手すりは近代)におびただしい数の「南京錠」が付けてありました。
私は何のことだか分からなかったので、写真だけ撮っておいて後で調べてみました。
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これは今も世界中の観光地で起きている「愛の南京錠(Love padlocks)」という現象だそうです、
ヨーロッパでは2000年代初頭に始まったようです。
どこの管理者も、景観や補修の妨げになるこの現象には頭を悩ませているようです。
それもそうでしょう、これでは手すりのメンテナンスのペンキ塗りだってできません。
この南京錠を付けた君たちは一体何を考えているんだい?! 愛は盲目?
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日本にもこの現象は近年現れているようです、困り果てた自治体の中には一旦撤去して
代わりに付近に「南京錠取付OKの ”愛の鍵モニュメント” 」を設置した例もあるそうです。
日本の自治体は優しすぎますね。ハハ


それにしてもだよ。
もしこの南京錠を付けた君たちが将来どうしても別れたくなった時はどうするの?
この南京錠から君たちはもう一生逃げられないんだよ?わかってるの?・フ・フ・フ
と、ヤボなオジサンはほくそ笑むのでした。


石畳の素敵な「橋」でした。
(写真の黒い感じのお二人にはもう南京錠は必要ありませんね・・多分)

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それにしても「南京錠」という日本語が凄いですね。
この「南京錠」という言葉の響きにグッときます。
どこか哀しげな響きも?(私だけか?)
「♪ 愛の南京錠」、欧陽菲菲が歌っていそうですが。(そんな歌はない)
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「 南京錠(なんきんじょう)は持ち運び可能な錠前。
日本における南京錠という名は、近世において、外国由来のものや、
珍しいものや小さいものが「南京」を冠して呼ばれたことに由来する。」
出典: ウィキペディア(Wikipedia)
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かつて日本では、「南京」という言葉は特別な空気感を持っていたようです。
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私は「♪ なんなんなんなん南京さん、南京さんのことばは南京ことば、
ぱぱ〜やぱっぱ ぱ〜ちくぱ、 ぴぴ〜やぴっぴ ぴ〜ちくぴ ♪」
という歌を母から教えられ今でもそらんじて歌えます、凄いでしょ!
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私は今でもピーナツを「南京まめ」と思わず言ってしまいます。
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そうだ!「南京玉すだれ」を知っていますか?
「アさて、アさて、さて、さて、さて、さて、さては 南京 玉すだれ、アよいしょ!」
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「南京」の話題は尽きないので、このへんで・・オシマイ。


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