今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

巌金山 宝厳寺 その2(滋賀県長浜市早崎町)

2021年07月20日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月28日

巌金山 宝厳寺 その2
宝厳寺は、神亀元年(724年)聖武天皇が、夢枕に立った天照皇大神より
「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。
すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」
というお告げを受け、僧行基を勅使としてつかわし、堂塔を開基させたのが始まり
行基は、弁才天像を本尊として本堂に安置。翌年には観音堂建立を発案した

唐門(国宝)と観音堂(重要文化財)
平成25年(2013年)4月から令和2年(2020年)3月にかけて唐門・観音堂・舟廊下の全体修理が行われた
「唐門」とは、唐破風をもつ門で、「観音堂」に接続している



「唐門」は、豊臣秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を豊臣秀頼の命により片桐且元を普請奉行として移築された
豪華絢爛と言われた桃山様式の唐門の代表的遺構



「観音堂」は慶長7年(1602年)に豊臣秀頼によって豊国廟から移築、本尊の秘仏千手観音立像を安置する






桧皮葺、建物全体を総黒漆塗りとした上に金鍍金の飾金具が散りばめられいる






虹梁中央の蟇股の周囲には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻



二枚の大きな桟唐戸や壁には牡丹唐草の彫刻を極彩色塗りとして飾っている



賓頭盧尊者像



唐門内の装飾









渡廊<舟廊下>(重要文化財)
観音堂から懸造舟廊下を見る



千手千眼観世音菩薩を納めた観音堂から都久夫須麻神社に続く渡廊・舟廊下



舟廊下は朝鮮出兵のおりに秀吉のご座船として作られた日本丸の船櫓を利用して作られたところから、その名がついている



都久夫須麻神社側から見た舟廊下



撮影 令和3年5月28日
コメント
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