品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

測定トレーナー養成講習会の準備

2011-07-31 07:18:46 | 品質計量管理
隣の緑(2011/07/31)

写真は、Ipad2のカメラで写したものである。普通のデジカメよりも画質は劣るが手軽にパソコンで使う資料ができる。

測定トレーナー講習会の進め方を検討している。
必要なものリスト
1.講習会の案内チラシ
2.テキスト
3.補助資料:①アセスメント、②アンケート、③プログラム
4.講師の説明の仕方の説明書

例えば:
1)研修会の進め方、指導方法
 この講習会の受講者の皆さんは、測定技術の基礎は既に有する方であり、又、現場の測定は比較的に簡単であるから測定技術そのものを教えるのではなく、指導方法のトレーニングに重点を置いて、例えば、ロールプレイが取り入れてあるISO9001の内部監査員養成講座の短縮型を予定している。
2)トレーナーに必要な技術と用具
 説明の話し方などの技術は、この講習会では行いません。受講者各位のやり方で進める。
3)必要な測定器などの用具
 この講習会では、講師が説明するのに必要と感じた場合の測定器などは講師が持参して、受講者用は測定技術を理解しているので用意しません。
 トレーナーが指導会(講習会)を開催する場合は、場所、参加者、指導項目(長さ、温度)で必要な測定器を、指導会に合わせて主催者、トレーナー、参加者で協力して用意する。
4)テキスト及び補助資料(トレー講習会、指導会)
 「中小企業向け測定基礎研修テキスト」は、日計振が用意し、講師が必要と思う補助資料を講師自身が用意する。
5)アセスメント及びアンケート用紙
 参加者の意識を講習会に集中させるためにアセスメントを行う。また、今後の進め方のために参加者意見のアンケートを行う。用紙は日計振で用意する。
6)講師に取って、講習会が進めやすい方法の取り入れ
 例えば、予定時間の中でTWI、学び合い、山本五十六、二宮金次郎、コーチングなどを取り入れて行う。

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ISO10012と中国の鉄道事故

2011-07-29 10:11:15 | 品質計量管理
中国の鉄道事故の記事(2011/07/25)

中国は、ISO10012を世界に先駆けて導入しているが、高速鉄道で大きな事故を起こしたことは誠に残念である。


高速鉄道という巨大なシステムには、緻密な管理が非常に多く必要であるから、ISO10012の導入はよい施策であるが、まだ、浸透していないようである。

この事故を機会にISO10012を鉄道関係にまで浸透させることを期待している。

日本でも、原始力発電所の安全規定にISO9001の利用を検討している情報を見たことがあるが、今回の事故で自然科学を採用しているISO10012を利用を検討してもらいたい。

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マザーツールの指導方法の近代化

2011-07-24 10:04:25 | 品質計量管理
ipad2の撮影と画像編集ツールによるマザーツール(マイクロメーター)の全体写真



産業の基盤であるマザーツールのひとつであるトレーナー用のマイクロメータを、新しい話題性のあるipadで撮影し、編集した。

基本技術は、当然歴史のあるふるいものであるから、話題性が少ないのでその欠点を補うためには話題性のある新しいツールを使う必要がある。そこで今回は、ipad2を購入してそれを使う準備をしている。

ipad2は、従来からのPCと使い勝手がだいぶ異なる。おもしろいけれども目的のトレーナ資料を作成するには時間がかかる。すなわち、教育をするまでにはコストが大変多くかからる。

多くの理解者を得ないとこの方法はコストが高くつくので継続性がないので、トレーナー養成の準備をしている。9月には、トレーナーの養成が開始できる見込みがついた。


2010年10月、上海万博視察の時の夜景

中国等の発展途上国と、棲み分けをするためには、高品質と高い生産性は日本が担当すべきと思える。そのために基盤技術の継承が必要である。

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測定トレーナー養成の必要性

2011-07-23 08:16:54 | 品質計量管理


ipad2で写した写真(2011/07/22)

素朴な質問として、測定器は問題なく使われているのに「マイクロメーターやノギスなどに教育が必要ですか」と、きかれます。

もっともだと思えるが、しかし、使われている状態を見ると、
1)てきぱきと少々の汚れはあっても測定されている場合や、
2)もたもたと測定していて、マイクロメータの温度が上がっている場合や、
3)乱暴な取り扱いで、ラチェットが破損している場合など
を見かけることがある。

発展途上国向けの製品を作る場合は、上記の1)~3)は、許されるでしょうが、全世界で売れるプリウスやipadなどのように性能、デザインなどの良い製品を作るには、それぞれの工程をルーペで確認するぐらいの緻密さが必要でしょう。

緻密な製造工程にはトレーニングが必要であるから、職場に測定トレーニングのトレーナーが欠かせません。

測定トレーナーワークショップという名称はどうであろうか。この方法が普及すれば”測トレ”と呼ばれるであろう。

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第2回測定トレーナー研修会のまとめ

2011-07-16 22:12:35 | 品質計量管理
2011年7月12日(火)

第2回の測定トレーナーの研修会が実施できた。

参加者9名であった。内1名はインターネットTV電話(ipadのFace Time、東京江東区より、寺部哲央氏)による参加があった。
参加企業数:7社

研修会の開催時点でアセスメントで次のことがわかった。
参加者の測定の経験年数:5名、20年1名というベテランが多かった。
後輩に測定の指導をしたい人:6名。
先輩が測定の指導をしてくれる人:3名。
QCサークルをやっている:3名
先輩が5Sの指導をしてくれる:1名
ISO10012を取り入れたい:3名

研修会の終了時点のアンケートは、次の結果であった
参加目的が達成できた:6名
測定指導の自信が持た:3名
改善のヒントがあった:8名


I社製の置き台

ipad2の利用方法で気づいたこと。
1.外部との会話は比較的にスムーズにできた。
2.ipadの黒色を購入したので、寺部氏の顔が黒枠の中に入って故人の写真になってしまった。これでは日本の習慣にあわないので、I社にお願いして白色に変えていただいた。これは色の選択ミスであった。
3.I社製の置き台を回転円盤の上に載せてipad2が軽く回転できたので、発言者が東京の寺部氏と顔をみて話をすることができた。
4.インターネットを使うと遠くの人の意見を聞くことができる。しかし、現場に行くととの大切さは忘れていけない。

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ipad2のカバーと蓮の花

2011-07-10 10:51:57 | 品質計量管理
ipad2を持ちやすくする。
寝っ転がってipadを使うときには、ipadも重く感じる。その理由に持ちにくいことがあるので、ベニヤ板で持ちやすくした。


イパd2の蓋

鞄の中にipadを入れて持ち歩く場合のカバーを兼ねさせた。もう一つ立てかける機能に持たせたら大変便利になる。




吉良町教蓮寺の蓮の花(2011/07/10)
沢山の蓮の花がきれいに咲いていた。3名の方が写真を写しておられた。

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計量器取り扱いゲーム

2011-07-04 06:39:33 | 品質計量管理
計量講習会(2011/06/27)

金属製直尺、コンベックスルール、ノギス、マイクロメータ、はかりの取り扱い講習会をA社で数年前から実施している。

A社では、10年以上前から計量主任者養成講習会を実施しているが、品質保証部長さんが新しくなってから、主任者養成だけでは現場の計量作業まで指導が行き届かないということで計量機器の取り扱い教育が始まった。同様に計量主任者教育を実施している会社がトレーナー制度を実施している事例が最近の「計量ジャーナル」に掲載されている。

計量器の取り扱い教育は、内容に新鮮みが少ないので指導方法が単純になりやすい。そこで考えたのがチリ鉱山の落盤事故の救出劇をヒントにした計量器取り扱いゲームである。

ゲームの目的は、人命を救うためには正しい計量が必要であることを理解してもらうことである。即ち、よい製品を作るためには正しい計量の必要性を納得してもらうためである。このゲームは、昨年に続いて実施したがお茶を会社から支給してもらえることもあって、一日中受講者の計量意識を高めるために役立つゲームである。

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節電アイデア、新幹線車内温度の調整方法

2011-07-02 07:02:16 | 品質計量管理
新幹線新横浜駅(2011/06/30)

クールビズが叫ばれているので、軽装で新幹線に乗ったら寒かった。
腕時計についている温度計で測定したら25.1℃であった。
温度25.1の上に見える1000は、気圧のヘクトパスカルである。



車掌さんに「寒いですよと」、伝えたが車掌さんはクールビズではなく従来からのネクタイをつけた服装であった。

もし、車掌さんの服装がクールビズであれば、車内温度の調整が節電時代にマッチできると思える。

計量管理からのアイデアである。

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