品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

測定の5Sに芸術を加える

2010-06-28 09:00:53 | 品質計量管理
隣の花(2010/06/28)

30年も前から考えていることであるが、花は、綺麗でありから人々の関心をとらえることができるが、測定の5Sは人々の関心を得ることができない場合が多い。

芸術は、機能と別物であるのか、芸術と機能を合体させる方法はないであろうか。
例えば、測定器を載せる台に製作の年月日と銘(サイン)を入れるなどをしてはどうであろうか。

たかが測定器を載せる台であるが、1台ごとに異なるし、製作者の工夫も入っている。載せる台の良さは、測定器の精度の維持と生産活動の能率に大きく影響する。

銘を入れれば、測定器を載せる台の品質と、併せて製品の品質もさらによくなるであろう。

老人のぬいぐるみ






中国のISO10012の認証件数

2010-06-27 08:01:06 | 品質計量管理
庭先(2010/06/27)

日本、中国、韓国の測定協力セミナー(2010/06/6,17)の報告を見ることができた。中国のISO10012が順調に普及しているデータが出ていた。

記憶では、2005年の愛知万博の時に日本で開催されたときの認証件数は600件であったが、今年は、1697件に増えている。

日本は認証ではなくて、自己適合宣言方式を採用する方向で進んでいる。計量制度は日本の方が整備が進んでいるので、自己適合宣言はムダがなくてうまい方法と思える。

ISO9001、14001、17025も徐々に自己適合宣言が増えとよいと思うが、自己適合宣言をする勇気のある企業が少ないことが気になる。

中小企業がISO10012を自己適合宣言をしたらどんな影響が出るであろうか、ISO10012の普及を阻害することにならないであろうか。ボランティアで中小企業のISO10012の自己適合宣言を立ち上げることも価値があるかもしれない。

老人のぬいぐるみ






ねじゲージの5S(整理整頓清潔しつけ)

2010-06-26 08:07:36 | 品質計量管理
効果的な5Sの状態(2010/06/26)

ねじゲージの整頓の方法が効果的であったので、早速写真を写した。
この整頓方法の良さは、
1.材料費が安い
2.作る時間が少ない
3.使いやすい
この方法を考えるまでには、数回の経験があったと思える。
心配することは、見る人の文化的レベルである。
芸術作品のように、見栄えのある高価な材料が使っていないことに対する評価が分かれるであろう。

5Sを話題にすると、興味を示す人と示さない人に大きく分かれる。
興味を示す人は、現場の作業を経験した人が多い。
興味を示さない人は、事務職の人に多い。
人の価値判断は、経験によるところが多いように思える。

老人のぬいぐるみ


ISO10012と「学問のすすめ」

2010-06-25 06:38:23 | 品質計量管理
サッカーのワールドカップで日本がデンマークに勝った。
参議院選挙が始まった。
楽しいことや、学ぶべきことがいろいろとあって、恵まれた時代と感じている。

ISO10012を導入する理由をわかりやすく説明する方法を具体的にする必要がある。
ISO10012を導入すると効果の上がる場合と、上がらない場合がある。この点を注意して進めないと関係者が迷惑するので、注意点を調べるために「学問のすすめ」を読んでいる。

1.導入すると効果が上がる場合は
・安全と安心に大きく関係する生産活動をしている。
・事業所が大量生産方式を採用している。
・計量計測技術の実施が遅れている。
・その他

2.導入すると効果が上がない場合
・職人的な生産方式を実施している
・計量管理をうまく実施している
・その他

3.導入の留意事項
・ISO10012の概要を把握する
・事業所の方針と一致させる
・その他

4.ISO10012をわかりやすく説明する方法
・説明対象を層別して、それぞれに説明方法を用意する。
・事業所の方針と整合性させる方法を用意する。
・導入効果の出やすい事業所を対称にする。
・その他

「学問のすすめ」から。
"役に立つ学問とは、
一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である。たとえば、いろは四七文字を習って、手紙の書き方や帳簿の付け方、そろばんの稽古や天秤の取り扱い方などを身につけることをはじめとして、学ぶべきことは非常に多い。"


恵まれた時代であるが、簡単にできたわけではない。気を緩めては次々と起きる世界的なよくない出できごとに対応できない。

老人のぬいぐるみ

















計量ワークショップリーダの力量の向上方法

2010-06-14 08:05:41 | 品質計量管理
菜の花

ISO10012には、計量に関係する多くの要求事項があるが、計量ワークショップのリーダは計量のみにこだわっては計量ワークショップは運営できない。その理由は、計量ワークショップに参加する人は計量の初心者であるためである。

ISO10012をうまく運営するためには、先ずは一般人であって、その上に計量管理の専門技術が必要である。計量の専門家であってもよいがメールなどインターネットが利用して情報交換、意見交換ができることである。現状は利用していない人が多いのが課題である。

さて、メールの利用できる設備は備えているがメールを使わない人を、計量ワークショップのリーダになってもらうにはどうしたらよいか。

1.計量団体のインターネット利用を普及する。
2.計量士会で、計量団体の事業の連絡をPRする。
3.1人、1人に説明して理解者してもらう。

手紙とメールを同じ使い方をしている人がまだ多い。この点の理解を得るのが難しい。
老人のぬいぐるみ





計量ワークショップのリーダの力量

2010-06-12 08:59:51 | 品質計量管理
友人からの花の写真

私の経験では、たかがマイクロメータの取り扱い方の指導のでき人すくなかったので、計量ワークショップのリーダの養成を行う必要がある。

リーダに必要な力量は何であるか。
1)計量ワークショップの価値を確信していること。
2)計量管理の全体の知識があること。ISO10012の概要を理解している。
3)参加者への計量からの貢献する気持ちがあること。

リーダの養成方法として考えられることは次の案がある。
1)個人的に指導する。実施中である。
2)計量士会で講習会を行う。
3)計量振興協会で講習会を行う。

計量ワークショップのリーダへの報酬が非常に少ないが、この点を改善しないと計量ワークショップの継続性が望めないので、大いに工夫が必要なことである。

老人のぬいぐるみ







計量ワークショップリーダの育成

2010-06-09 08:22:37 | 品質計量管理
友人からの花の写真

計量ワークショップで職場で、測定の指導・教育の状態をマーケティングした結果は、前回掲載したとうりである。

この状態は、個々の企業にとっても、またその製品を購入する企業にとっても、そして社会的に見ても非生産性の源である。従って、改善すれば品質、生鮮性の向上に大きな効果が期待できる。

では、どうして改善するかであるが、その一つに計量ワークショップの開催である。これは理解のある計量団体や企業から始めるているが微々たる状況である、さらに推進するには組織とリーダが必要である。

リーダの育成では、計量士の資格のみでは企業及び社会が計量士の能力を知らないので信頼が得にくいので、次の力量がほどほど必要である。
1.インターネットが利用できる
2.一般的な環境管理、品質管理等の資格
3.その他業界の情報(経営状態、品質、生産等の技術)

計量士の資格試験の内容からみて、技術の共通している部分は品質管理が多いと思えるが、品質管理者の計量についての関心、知識は大変低いのでこの点を改善すると業務の中で計量士の活躍はやりやすくなる。従って、計量ワークショップのリーダは、品質管理との接点を作る活動が効果的である。


組織作りは、従来の計量団の中の理解のあるところからはじめて、各種の工業団体、商工会議所などで計量を利用すると効果の多きところに働きかける。


老人のぬいぐるみ










新政権に中小企業政策を提案するには

2010-06-08 10:26:47 | 品質計量管理
中小企業の計量の状況として、職場の先輩が後輩に測定を指導していないアンケート結果がある。

この状況は、測定以外も同様かもしれない。例えば秋葉原で通行人を殺害した犯人も周囲の人とコミュニケーションが出来ていないことも関係していると推察できる。

仕事の速度が速いためにノウハウを伝える時間はないので、アンケート結果のようになると思える。因果関係を正確に分析した意見ではないが、この程度の国民の声は新内閣には聞こえないであろうか。

老人のぬいぐるみ

新政権でISO10012を活用するには

2010-06-06 09:37:43 | 品質計量管理
あじさいの花(2010/06/06)


大企業は整然とした理論に基づいて経営しなければ大きなリスクが起きるが、中小企業では経験とアイデアで以外性のある製品が出来る。

大企業が整然とした理論を運用するには正しいデータが必要である。また、中小企業が経験を短期間で生かすためにも正しいデータが必要である。

正しいデータの程度は企業の状態によるので、その見極めにはISO10012の活用が効果的と思える。
大企業では、計測マネジメントシステム全体としてISO9001との結び付けを強める利用方法が効果的と思える。

中小企業では、部分的な使い方がよいと思える。

新政権のどの政策でISO10012の活用が効果的であるか注目したい。

老人のぬいぐるみ