品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

中小企業にISO10012を届ける方法

2009-05-31 07:07:36 | 品質計量管理
河川敷の小さい花(2009/05/30)

中小企業、マイクロ企業の企業数は一口に企業全体の80%とも言われている。その80%を占める企業にはISO10012の情報は届かないであろう。

もし、中小企業にISO10012が届いたらどんな良いことが起きるであろうか。中小企業で生産された物は大企業の製品に組み込まれて商品として販売されることが多い。

中小企業の製品を購入するのは大企業であるから、中小企業からはよい品質の製品を購入したら当然、商品の品質も価格も消費者にうれしい状態が起きる。

従って、このことに気づけば生産者(中企業、大企業)も消費者も利益は大きいし、無駄が減少するので環境にもよい。生産の無駄と環境の破壊の関係の資料があるともっと、ISO10012の利用を積極的にPRできるが資料不足である。

小さなこと、小さな花であるが、中小企業に計量のワークショップでISO10012を届ける方法を考えよう。

計量管理ビジネス:計量ワークショップ
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ISO10012の不足事項

2009-05-30 17:48:13 | 品質計量管理
測定器の置き方(2009/05/29)

よく見かける測定器の使われている状態であり、利用されている測定器はノギス、内径マイクロメータ、外側マイクロメータ、てこ式マイクロメータである。

測定が効率的に実施されるように改善する場合に、ISO10012のどの要求事項を適用したらよいか。

計量管理ビジネス:ISO10012計量士
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工程内不良を低減のためのISO9001の補強

2009-05-24 16:58:09 | 品質計量管理
総会風景(2009/05/21)

ISO9001を運用してもで、工程内不良が直らないと言われるが、ISO9001の補強にISO10012を次のように利用したらどうであろうか。

ISO9001 7.1製品実現計画、7.5.1製造及びサービスの提供の管理、7.6監視機器及び測定機器の管理、8.2.4製品の監視及び測定、その他要求事項でも業態によっては、測定機器を用いる場合、など。

ISO10012 7.1計量検証 7.1.1一般
1.「その製品の計量要求事項(CMR)はどうなっていますか」
2.「測定機器計量特性(EMEC)はどのようになっていますか」
3.「EMEC<CMRになっていますか」

ISO10012 測定プロセスの設計
4.「その製品を測定するには、どの部分をどのように測定しますか」
5.「その製品の計量要求事項はどうなっていますか」
6.「この工程内不良の原因でわからないことはなにですか」
7.「それは、何を計ったらわかるのですか」
8.「それを計る方法は、どんな方法ですか」
9.「それは、いつ計るのですか、測定のタイミング」
10.「その測定に必要な技術はなにですか」
11.「その測定の検証は、どのように行いますか」
12.「測定結果をどのようにデータ処理しますか」
13.「データ処理されたデータをどのように使いますか」
14.「測定機器の計量特性はどのようになっていますか」

11ISO10012 7.3測定の不確かさ及びトレーサビリティ
15.「その測定のトレーサビリティはどのように取るのですか」
16. 「その測定の精度(測定の不確かさ)は、どれだけ必要ですか」
まだある。

計量管理ビジネス:品質計量士
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ISO9001を10012で補強する

2009-05-22 22:04:48 | 品質計量管理
電気炉(2009/05/19)

ISO9001の運用してもで、工程内不良が直らないと言われるが、ISO9001の補強にISO10012を次のように利用したらどうであろうか。

1.「この工程内不良の原因ででわからないことはなにですか」
2.「それは、何を計ったらわかるのですか」
3.「それを計る方法は、どんな方法ですか」
4.「それは、いつ計るのですか、測定のタイミング」
5.「その測定に必要な技術はなにですか」
6.「その測定のトレーサビリティはどのように取るのですか」
7.「その測定の精度(測定の不確かさ)は、どれだけ必要ですか」
8.「その測定の検証は、どのように行いますか」
9.「測定結果をどのようにデータ処理しますか」
10.「データ処理されたデータをどのように使いますか。
まだ続く。

計量管理ビジネス:品質計量士
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クレーム/工程内不良とISO9001のコンサルの失敗

2009-05-20 09:42:33 | 品質計量管理
鋳造用の砂の写真(2009/05/19)

ISO9001のコンサルティングの中で、マネジメントシステムと品質管理で品質を向上させる方法の説明のために、ISO10012の測定のプロセス設計の方法を取り入れるために鋳造用の砂の約200倍の砂の写真を取ってみたみた。

ISO9001のシステムだけ作っても品質(クレーム/工程内不良)がよくならないことが多くあった。その理由にシステムの中に技術(ノウハウ)の落とし込みが不十分であった。技術は企業の作業者の体についている場合が多いので、これまでのコンサルティングで失敗したことは、作業者の体に付いている技術をマネジメントシステムに取り込むことができなかったことがる。

技術をマネジメントシステムに取り込むために、コーチング技法を用いることと、ISO10012の測定プロセスの設計を利用する方法として200倍の拡大写真を利用した。

計量管理ビジネス:一般計量士
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ISO10012、JCSS,クレーンの検査

2009-05-19 21:13:20 | 品質計量管理
クレーンの検査(2009/05/19)

ISO10012の運用方法を検討しているが、前日はJCSSの審査を受けた、今日はクレーンの検査を受けるところを見学した。

クレーンの検査官の話に、ISO9001的に言うとこれこれであるとアドバイスがあった。検査官はISO9001に詳しい人であった。

ISO10012の運用を検討している立場でいえば、JCSSには技術的な要求事項が多くあるが、9001には技術的なことはない。この技術的なことがない点が9001を認証取得しても品質がよくならないということを起こしやすいと考えている。

ISO10012の測定プロセスの要求事項でも、JCSSの技術的要求事項やクレーンの検査からみると、測定プロセスの設計では測定技術のシステム性には物足りなさが感じられる。まだ、10012の運用事例は少ないので今後の運用の中で充実するか、規格の改善を期待したい。

計量管理ビジネス:技術マネジメント計量士
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これからのISO10012の役割

2009-05-18 08:25:03 | 品質計量管理

ISO10012をJISにする準備が進んでいる。ISO10012に期待することは次のことがある。

1.原点の確認
グローバル不景気であるから多くのことが見直されているので、計量計測も原点を見直すことに役立たせたい。

2.環境、省エネ
環境、省エネは今後ますます悪化する心配があるから、計量計測を活用して合理的な管理に役立たせたい。

3.工程内の計測改善
非常に多く実施されている各種の生産活動における無駄の排除のために、特に生産活動を効率的に行うために、10012を利用して従来の計量計測機器の管理技術を活用して、まだ十分開発されていない測定プロセスの管理方式の開発に役立てたい。

計量管理ビジネス:10012管理計量士
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計量ワークショップ”ISO10012測定の5S”

2009-05-17 12:43:23 | 品質計量管理
ホームレスの生活(2009/05/8)この写真は目を背けたくなるが、現場を見るとこの写真よりも非人間的な状態である。

世界的な不況で大企業が大きな経営赤字を出している。当然、見直しが起きて経費の節減である。名古屋地方は100年に一度の不況で困っている。

計量士は、不況でも関係ないという方もいるが小生は、仕事量が60%も減少したので、”計量ワークショップ”を考えて実行に移すところである。

赤字経営でも計量管理をやめたらさらに赤字は大きくなるので、必要な計量管理はあるので、その必要な計量管理を具体的に求めて、その計量管理を計量士が個人又はグループでやろうというのが”計量ワークショップ”である。

ISO10012もJISにする準備が進んでいるので、ISO10012に対応した計量管理を企業が求めていると思えるので、ISO10012の要求事項の測定器の5Sの計量ワークショップを計画した。

計量管理ビジネス:計量ワークショップ計量士
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計量ワークショップの展開方法

2009-05-16 08:47:00 | 品質計量管理
矢作川の珍しい花(2009/05/16)

矢作川の河川敷には、名前を知らない木々、花々がたくさん咲いて、そして、いろいろな鳥がいろいろな声でさえずり、飛んでいる。

事業所の計量管理の状態は様々であり、それを実施する計量士の能力も様々である。この両者の関係を適切に結びつける方法として、”計量ワークショップ”事業を立ち上げたい。

まず、計量士の得意分野が事業所の皆さんにわかるように、計量ワークショップに出店する計量士の得意分野がわかる説明が付いた一覧表を作成する。このことを計量士会の総会に提案しよう。

計量管理ビジネス:ワークショップ出店計量士
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JCSSの審査による改善点

2009-05-13 21:12:27 | 品質計量管理
鵜(2009/05/9)

JCSSの審査を受けた。認定審査から4年経過したので、法律の変更で見なし登録から登録に切り替える審査である。

温度計をガラスと白金抵抗測温体の2種類を持っていた。これは以前は両方とも必要であると言われていたのでそのようにしていたが、何かの手違いのようであり、改善することにした。

標準器の校正期間も、経年変化が少ないので4年程度延ばしてもよいことがわかった。

まだ、改善点が出そうである。

計量管理ビジネス:校正計量士
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