品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

計量法改正への準備

2010-04-30 10:50:27 | 品質計量管理
タンポポ(2010/04/30)
友人が送ってくれた花の写真を見て、あの綺麗な写真はどうしたら撮れるかと思って、マクロで撮影を試みた。簡単にはうまく撮れない。

10年後に計量法が改正された場合には、それをうまく運用する必要があるので、改正に対する準備を断片的に進めておくことにする。

目標:
1.環境に対して計量を有効活用する。計量なしでは環境は実現できない。
2.現在の生産、流通、市民生活からムダを減らす
3.現在の計量法の恩典が少ない中企業にも、計量による科学的合理的な活動ができる環境を提供する。

準備事項:
1.はかりの検査方法
計量機器の検査に、計量器の取り扱い方を加えた検査方法はどのような仕組みにするか、その検査員の教育の手順をつくる。

2.中小企業計量診断員
はかりの検査員は流通がメインであり、対象がはかりであるので明確であるが、計量診断員は製造がメインとなり、製造業は対象計量の種類が多いので計量士の負担が増えるので、計量団体は多くの教育を実施する必要が生じる。

3.適管事業所
適管事業所は、大企業が多いのでISO10012の内容は現時点でも相当実施されているので、多くの準備は必要ない。

1と2は、かなりの準備が必要になるが、10年かければできるであろう。また、社会が必要とするであろう。

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計量法の改正に期待する

2010-04-29 11:17:42 | 品質計量管理
ムーンライト:横浜の友人より

あと10年もすれば計量法が改正されると予想している。その場合に次のことが取り入れられると、環境、経済、文化の向上に役立つと考えている。

1.製造業(中小企業)のムダの多い生産活動に、適正な計量管理の助成
環境の改善のためには、中小企業の生産活動を科学的合理的に改善しないと、2030年目標は実現できないと思える。
 中小企業の汚れた計量器、不具合計量器の使用、及び何よりも計量を実施していない勘に頼る無駄の多い生産活動はCO2を多く出ている。高等な説明よりも足下の改善には製造業にも計量機器の精度確認+適正な計量の実施状態の診断指導を法律で助成金を付けて推奨する。現状の中小企業診断士制度では計量関係は未実施状態である。

2.計量機器の精度確認+適正な計量の実施の状態を検査する
技術の進歩で計量器の性能は向上したけれども、適正な計量を行う人の計量技能が退化しているので、現状の計量機器の精度検査はでは適正な計量の実施が困難である。計量機器の精度確認+適正な計量の実施状態を検査する必要がある。

3.リコールの防止に計量の基本機能であるISO10012の活用
適正計量管理事業所の一部に、60年前の計量器使用事業所の名残があって、いまだに特定量器の検査業務と考えて計量管理の効果が少ない状況がある。ISO10012を適管に取り入れると計量の基本的な機能が持っている科学的な精神が取り入れられて、リコールの防止、生産性を向上させることができる。

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2020年の計量管理

2010-04-21 07:07:40 | 品質計量管理
ISO10012(計量管理)は、ISO9001、ISO17025でもない部分が大切である。

現在行っている計量管理を行わずしてものつくりは実現できない。現実をPRして10012を実施すると社会の安全と安心(リコール、製品交換、事故の防止など)にさらに貢献できる。

マネジメントシステムはISO9001を利用して改善する必要がある。その理由は計量関係者にはマネジメントシステムを開発する体制がのぞめない。従って、マネジメントシステムに詳しい分野の資産を活用するとよい。

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加工不良の防止のため測定アイデア募集

2010-04-17 09:23:53 | 品質計量管理
クローバー(2010/04/17)


機械加工を行う時に、加工不良が起きる前に実施すると効果の出る測定関係アイデアを教えてください。
例えば、マイクロメータにゴミがついていないこと、
測定室の温度管理や定期検査などのアイデアを期待しています。
よろしくお願します。

計量管理ビジネス:マネジメント計量士
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加工不良防止のための測定のアイデア募集

2010-04-16 21:30:28 | 品質計量管理
第5回計量ワークショップの原稿案の一部(2010/04/16)

Webのエンジニア質問箱で、加工不良防止の測定方法を質問したら早速返事が来た。引き続き返事がもらえる得るように、質問に追加事項を付けた。

返事を利用して、計量ワークショップの原稿作りがはかどりそうである。
Webがこのように使えると便利である。うまい方法である。

計量管理ビジネス:計量士
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ISO9001は継続的な改善となる

2010-04-09 21:35:38 | 品質計量管理
海蔵寺(2010/03/28)

明日行うISO9001:2008年版の内部監査員教育の資料の確認をしている。
なお、2008年版の審査では有効性が重要視されることである。

有効性とは、目標を達成させるか、近づけることであから改善をしないと有効性の向上はあり得ない。従って、ISO9001の要求事項を実施したら改善ができることになるので、効果的な運用方法を監査するように説明しよう。

計量ワークショップでは、加工不良を出さないための測定方法を説明することにしているので、どちらも品質の向上である。

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計量計測を伝えるプロセスアプローチ

2010-04-08 07:35:41 | 品質計量管理
知多四国88カ所弘法さん(2010/04/04)

写真の1本1円のお線香代とは、すばらしいアイデアである。

計量ワークショップには、計量に興味のない人が多く参加しているので、その人々に計量を理解してもらう方法が必要である。
5/24(月)第5回の計量ワークショップのために、資料を準備しているがなかなか揃わない。

今月から来月にかけて、ISO9001の有効性向上の指導会を11回行うが、こちらはISO9001という基準があるのでその周辺の資料を用意すればよいので準備しやすい。

ISOより計量の方が歴史が長いのに資料が集めにくいとは、不思議なことと思える。計量はあまりにも多く利用しているので気にならないように思える。

生産活動の中では、あまり多く計量は利用されていないのかもしれない。計量関係者が生産活動を詳しく知らないこと、計量のプロセスアプローチが不足していることが計量をわかりやすく伝える方法がわからない原因ともいえる。

計量管理ビジネス:計量士
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計量計測を理解してもらうカリキュラム

2010-04-07 18:35:22 | 品質計量管理
国府宮神社の桜(2010/03/30)

第4回の計量ワークショップのアンケートを集計して感じたことがある。
1.約10%の人が非常に良く内容を理解していた。
2.約20%の人がよく理解していた。
3.約10%の人が全く理解していなかった。

全く理解していない人にを計量計測というテーマで理解を得るの準備が非常に多くかかると思えるが、次の案はどうであろうか。
1.製品の規格を説明する
2.規格に適した製品を作るには計量計測が絶対に必要であることの説明をする。
3.SI単位(メートル法)を説明する。
4.製造工程を全部説明して、その中の計量計測を説明する。
5.製造工程での説明の注意点を説明する。

この経験から次の時代の計量管理の方法が発見できる予感がする。

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計量ワークショップのテキスト作り-3

2010-04-06 07:40:08 | 品質計量管理
矢作川の土手の花(2010/04/31)

計量ワークショップのテキスト作りの話題を一般計量士勉強会(skype利用の月2回の定例)で話題に出した。

業種によって計量計測の内容が異なるので、電気、機械などの業種別につくると便利であるという意見がでた。

確かにそういえる。ある程度計量計測が理解できると、業種に共通する内容が理解できるがはじめのころは少し違うと理解できないので、入門編は業種別が良いと思える。

勉強を教える方としては、共通事項を教えた方が能率はよいが勉強する方は理解しにくい。従来の教育は教える側の都合で教育していたことが多いと思う。

教育を受ける側を中心にしたテキスト作りに、計量計測の研究者、経験者はなんというであろうか。

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第4回計量ワークショップ/中小企業雇用助成金の教育

2010-04-04 09:31:14 | 品質計量管理
碧南市鋳物工業協同組合(2010/04/02)

緊急雇用調整助成金を適用する講習会に参加者が多い状況からみると、まだ鋳物業界の不況はまだ続いているようである。

第4回計量ワークショップでは、毎回アンケートを実施しているが今回の結果は次のようである。

無記名回答、配布52名、回収50名

設問:講習会への参加の主目的は助成金である。

1)よく当てはまる:28名
2)当てはまる  :16名 
3)どちらともいえない:5名
4)当てはらない:0
5)全く当てはまらない:1名(この人は、すべての設問に全く当てはまらないと回答している)
助成金対象の講習会を3回経験したが、勉強よりも助成金目当てである。この助成金目当ては当然良いことであるが、効果的な教育を考える必要があるように感じている。

1.連続5回くらいの体系的な教育をしないと教育の効果が出にくいので税金のばらまきになる。
2.社労士さんより、助成金支給対象の教育テーマは研究的あることと聞いている。
3.中小企業に役立つ教育のテーマは、実務的な物であり体系的に教育しないと効果が出にくい。
4.新しい技術内容を理解するためには基礎的な知識が必要であるが、中小企業には基礎知識が不足する場合が多いので、計量の新しい内容の説明には苦労した。
5.好況不況にかかわらず、中小企業の体力を付けるためには体系的な教育を助成対象とするのがよいと感じる。

各種の団体で、中小企業の体力を強めるために必要な技術、技能を高めるための体系的な助成金対象の教育訓練カリキュラムを構築してはどうか。
例:
1)体系的な中企業のための計量研修
2)継続的な中小企業を巡回指導する計量診断(計量器の検査をしても誤った使い方をしている場合が多い)
3)継続的な中小企業を巡回する計量検査
4)体系的なISO10012の自己適合宣言の導入
5)体系的なISO9001の自己適合宣言の導入
6)体系的なISO14001の自己適合宣言の導入
7)体系的なエコアクションの導入
8)体系的なQC検定受験教育
9)体系的な品質管理の導入、
10)5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)

中小企業では、給料を保証する金額の助成金が出なければ教育・訓練を実施しないと思える。これは、農家に助成をするのと同じこととであり、中小企業を放置しておくと中国との工業製品の競争に負ける日が近いと感じている。

計量管理ビジネス:体系的な指導計量士
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