EU離脱、ISO9001、現場重視の計量管理

EUの歴史の新聞記事

今回のイギリスのEU離脱で、EUに60年の歴史があることは知った。1980年頃を思い出すと、グローバル化への対応ということでISO9001が日本で急速に普及しはじめていた。当時の計量管理はSN比が話題なっていたが従来の計量管理を軽視する部分もあった。

多くの工場の現場を見れば、５Sが不十分な状態が多くてこの状態でSN比を計算してもその数値は品質、生産性に役立たないと感じていたが、まだISO9001規格の日本語への翻訳がまだ無かったのでISO9001の計量管理に関係する部分をある会社の人から教えてもらってたら、現場のことが多くあったので今後の計量管理の進め方をISO9001の内容にすることに決めた。

1970年頃からトヨタ自動車(株)計量課長の川島吉男様（故人）の計量管理の方法を愛知県計量士会で勉強させていただくことが多かったので、ISO9001の方法と比較していたが、非常に大きな違いはISO9001が測定値の利用が検査中心であったのに対して、川島様の測定値の利用は工程改善への利用が中心であった。勿論、検査での利用も含まれていた。

その後、ISO9001も度々改正されて、2015年版になって川島様の方法が取り入れられた。これから数年後には、ISOの現場重視と測定値の効果的な利用法が審査員から質問されるのでISO9001の実施で品質、生産性が向上できる。素人考えの蛇足であるがイギリスがEUから離脱の要因に現場重視の不足、例えばイギリス国民の多くにEUの制度の便利さが実感できないことがあったと思える。これからEUの制度が改正されるであろう。

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プリウス46カ月目の燃費と生活習慣病

2016/06/12

今月も無事故無違反であった。

先月は、自動車の燃費が話題になった。

報道された自動車メーカーの経営者にとって非常に苦しかったと思う。

一生懸命に経営をやってきて、あのような結果は残念無念と思う。

病気に生活習慣病と呼ばれるものがあるが、燃費不正も生活習慣病のように思える。

会社では毎日、何百、何千万回の測定が行われているから、それらが正しくなければ燃費は良くならない。

計量法は、”適正な計量の実施を確保する”のが目的である。

やさしいようで簡単ではない。

昨夜から今月の第67回目の計量ワークショップ(品質測定ワークショップ）の進め方を考えているが、
やさしすぎてもいけない、難しすぎても伝わらない。

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データの不正利用を計量思想による改善案

新聞にデータの不正利用の記事が出ているが、計量思想がデータの不正利用の防止に役立つと思う。

計量思想とは、

１．正しい測定器を使う

２．測定器を正しく使う

３．データを正しく使う

このことをキチンとやればデータの不正利用は無くなると思う。

ISO9001、ISO10012、ISO/IEC17025には、このことがわかりやすく規定されていないので、国際規格の認定、認証を受けてもデータの不正利用は無くならない。

データは毎日毎日、数百万回、数千万回と利用されているから交通安全と同じように、解りやすく多くの場面で説明する必要がある。

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工場火災・爆発の自然科学によるカバー

工場の火災・爆発の防止対策は、経優秀な経営者・管理者が細心の注意を注いで作成した方法であるが、それでも防げないので繰り返し起きている。

少し古い出来事であるが、地方の工場に本社から大変優秀な工場長が赴任してきて、工場の管理方法を大きく変えたが以前より業績は低迷し、工場を廃止する結果になったことがある。

優秀な経営者管理者でも、すべての自然科学が把握できているわけだはない、自然科学を標準としている計量思想の実行は、優秀な経営者管理者の不足部分をカバーしている。

計量法が事後行政になり、縮小して計量思想が薄れたことが自動車の燃費不正にも影響しているようにも思える。

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工場火災・爆発と計量法

工場爆発の関連記事

旧計量法時代に愛知県には、計量保安課があったが、最近は商業関連の分野に計量が移っている。

計量管理という業務は、旧山陽鉄道の安全輸送から発達したと聞いている。

現在の計量管理技術の法的な位置は、主に適正計量管理事業所にある。適正計量管理事業所は計量思想を実視することに役立つ内容である。しかし、適正計量管理事業所は特定計量器を使用している事業所に限定されている。このことが計量管理技術が利用されることが少なくなって、科学的なデータは無いが工場火災、爆発の抑止力が退化したと感じている。

大変複雑な経済理論の要素に計量管理技術があるのかないのかわからないが、工場火災、爆発は経済理論にあると思うが如何であろうか。

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平和を造る政治が欲しい

20160603　三河湾の朝

漁船が漁をしている静かな良い朝である。
（写真データの圧縮を間違えた）

選挙が決まった。選挙になると餌をばらまく政策が出る。

餌ををばらまくと後始末が弱い人に押し寄せる。

弱い人は現在何も言えない現在の若者や子供である。

昨日、隣の中小企業の社長さんと話をしたらリーマンショックよりも不景気だと言って見えた。

そういう話でも戦争よりも良い状況に見える。

リーマンショックよりも不景気でも、平和を造る選挙の公約を期待している。

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