品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

専門技術と裁判員制度

2009-09-27 09:15:18 | 品質計量管理
オクラの花:友人より(2009/09/27)

精密工学会の論文を友人が送ってきたので、検討会をsyypeを利用して行った。1人で読んだ時と検討会では内容の理解が大いに異なった。

正確に記述するのが専門家の役割ともいえるが、理解してもらえる人数が少ないことは楽しいことではないであろう。いや、難しい難しいといってもらえることが楽しいのかも知れない。

裁判員制度が出来て、わかりやすく説明する人の価値が上がるであろう。そうなると難しい書き方の人には住みにくい時代なる。

計量管理ビジネス:わかりやすい計量士
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ISO14001のコンサルタントとメートル法

2009-09-26 06:03:57 | 品質計量管理
三ヶ根山山頂付近にて(2009/09/20)

ISO14001のコンサルタントをした会社が認証取得の審査を受けたのでオブザーバー参加した。

計量士がISO9001、14001のコンサルタントができる理由はメートル法が身に付いているためと思う。メートル法によるトレーサビリティの考え方はISO9001とのマネジメントシステムの根底であるので、大変理解しやすい。

計量管理を直接指導する仕事は非常に少ない。その理由に計量管理はよく行き渡っていて指導する必要が無いかも知れない。あるいは、計量管理の内容にこんなに便利なことがあるということをPRしていないかも知れない。

来月、商工会議所の講習会で計量管理の講習会を「品質向上のための測定の5S」という題名で開催するので、測定と品質の関係を説明するが、いま、困っていることは測定をしたらこれだけ品質が向上したというデータがないことであるが、ISO9001のコンサルタントでもデータがないが9001と14001のコンサルタントが出来ていることを考えたい。

マネジメントシステムの説明にはデータがなくてもできていることは、ストーリーがあるためでかもしれない。「品質向上のための測定の5S」では、品質が向上するストーリーを測定の役割を用いて説明すればよいかも知れない。

計量管理ビジネス:メートル法計量士
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計量確認・測定プロセスの設計のPDCA

2009-09-20 08:29:00 | 品質計量管理
計量士勉強会のメンバーからISO10012の研究資料が届いた。エクセルで書いてあったのでパワーポイントに書き換えてみた。元の資料は、詳細に正確に書いてあったが計量主任者主任者の講習会向きに手直しをした。

計量管理ビジネス:ISO10012計量士
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新政権と計量士試験問題の改革

2009-09-19 10:57:46 | 品質計量管理
鷲塚橋、中畑橋(2009/07/19)



宮部みゆきの小説「日暮らし」に、岸が変われば景色が変わるという文章があったように記憶している。上記の橋の距離は約三キロであり、歩くと15分であるが、川の中に雑木、雑草が多く茂っていて川の流れが見えない景色から、流れがよく見える景色に変わる。

新政権が出来て、いろいろな変化が出ているので計量士試験問題にも変るとよい。それは、試験問題を計量管理業務をやってきている人に合格しやすくすることである。これまでの問題で合格した人を計量管理の職場からからはずして、別な部門に変えている会社があったり、また、計量士試験に合格したがらない公務員がいたりする。

それは、計量士国家試験の問題の物理、数学が計量管理の実務に結びついていないことがある。そこで、物理、数学の問題を計量マネジメントシステムを行うために必要な内容に変えるとがよい。

計量管理の管理者(部課長)が、計量士の資格をもっていたほうが事業所のトータル的な経営に計量管理の機能が発揮しやすい。新政権の発足にちなんで、計量士試験問題を改革してはどうか。

計量管理ビジネス:計量マネジメントシステム計量士
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不況の計量管理への浸透

2009-09-18 08:44:57 | 品質計量管理
彼岸花(2009/09/19)

一部の業種を除けば不況はさらに拡大してきた。計測機器の検査をやめる会社が増えてきた。これも時代が要求していることである。

製品安全を消費者庁が推進するが、ものつくりの基本をやめる社会になってきたので、高度な機械、建築物の安全安心は期待できそうにない。

旧型の製品、建てもを使うのが安全安心である。

計量管理ビジネス:グローバル化時代の計量士
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グローバル化と品質向上、生産性向上

2009-09-17 08:44:33 | 品質計量管理
十王堂(2009/09/15)

最近の知多半島の弘法大師の88カ所参りで感じることの一つに、寺院の改築、増築が多いことがある。その理由はわからないが日本古来の建築物が多い。

グローバル化で、ISO9001などが大手企業に導入されたがその効果の評価は、まだ不明の状態と感じている。

商工会議所で講習会をやってみると、地域の中小企業にはISO9001の普及の少なさが実感できた。中小企業がISO9001の認証取得の必要は少ないと思うが、大手企業と取引をするためにはISO9001のやり方を理解しておくと便利と思える。

グローバル化の元祖にメートル法があるが、メートル法も最近は地域のネット化が進んでいる。これは、メートル法のルールは一つであるが運用方法は地域がネットで相談して進めた方が便利と言うことである。

ISO9001の抽象的な規格を効果的に運用するには、地域で相談(勉強)して効果的な実施方法を研究すると効果が上がると思える。このように相談(勉強)の状態になると計量管理が、定期検査中心から測定プロセスの設計などで品質向上、生産性向上の効果が発揮できる。

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計量ワークショップの参加申し込み数

2009-09-16 16:27:21 | 品質計量管理
今日の矢作川の空(2009/09/16)

計量ワークショップの参加申し込み数が、定員30名に対して50名になった。先日のビジネスコーチングでは、参加者が少なくて人集めにくろうしたが計量の方が参加者が多い。

これは、タイトルの「品質向上のための測定の5S」というネーミングが良かったかも知れない。例えば、「測定のための正しい5Sの方法」としたら、どうであったであろうか。

では、次の場合はどうであろうか。
①「ISO10012の利用によるクレーム/工程内不良の低減」
②「クレーム/工程内不良の低減のためのISO10012の利用」

計量関係者は①、一般には②が受け入れられると思う。

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ISO10012の中の測定の不確かさ

2009-09-14 08:40:21 | 品質計量管理
弘法参り、知多88カ所の秋空(2009/09/12)

測定の不確かさは、利用する人によって価値が変わるので利用方法がことなることは当然である。

キー溝ゲージの測定による測定の不確かさは、求めてもあまり価値がないと思ったが、不確かさを重要視する人からは求めておかないと質問され心配がったので求めてみた。

グローバル化時代で、海外のことに翻弄されることが多いが、従来からの知識と経験を確認しながら海外からの技術に取り組むことにする。これをグローバル化時代の第2フェーズにしたいと思っている。保守的であろうか。

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キー溝ゲージの測定の不確かさ

2009-09-13 14:56:21 | 品質計量管理
キー溝ゲージの測定の不確かさの特性要因図

測定の不確かさに影響する要因は、定期検査精度と温度関係と技術的に予想できる。

キー溝ゲージの不確かさの要因 各成分の不確かさ 感度係数 u(E)への寄与(μm) タイプ
①キー溝ゲージの定期検査の精度          2 μm
②熱的効果 u(Lthermal)   0.2 μm
a)キー溝ゲージと製品の熱膨張係数の差 u(δα) 8.17×10-7 K-1 L×θ 0.01
b)職場の室温 u(θ) 7.03 ℃ L×u(δα) 0.03
c) キー溝ゲージと製品の温度差u(δθ) 2.89 ℃ L×αs 0.02
合成標準不確かさ u(E)   0.002 mm
拡張不確かさ U(k = 2) = u(E)×2 0.004 mm

計算結果からは、定期検査の精度のみであったが、これがキー溝ゲージの測定の不確かさといえるか。

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クレーム/工程内不良とお寺に工事

2009-09-08 06:06:26 | 品質計量管理
お寺の新築(2009年4月頃)

ここ数年間に知多88カ所のお寺で多くの新築/改築を眺めた。眺めたとは注目したわけではない。

中国の工場で見た仕事の仕方と、お寺の工事を眺めた場合の違いは、お寺の工事の方が落ち着きがあるように思えた。量産する製品と一品製品では当然の違いがあるが、クレーム/リコールという結果から見れば、お寺作りの方が品質が良さそうである。

お寺の工事現場には、計量機器はあまり見かけなかった。それでも良い品質ができていると思える。ISO10012は必要ないのか。わからない。

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