品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

出前測定教室の創造

2013-04-30 08:28:46 | 品質計量管理


出前測定教室用の測定用具(2013/04/30)

西尾商工会議所の逸品運動に参加して測定の出前教室を行った。

商工会議所が出した6万枚のチラシのみでは申し込みはなかったが、こちらからも働きかけて3社で測定教室を行った。

やってみれば事業所にはそれなりの効果があったと感じられた。
事業所にとってメリットのあることであるから、メリットのPRの必要を感じた。

1.測定改善の効果がわかるチラシの作成
2.チラシの配布先
3.インターネットの利用
4.口コミ
5.団体への働きかけ
6.ゆるきゃらを作る

グローバル化の時代に必要なコスト削減と品質向上を実現するために役立つ出前測定教室の方法を創り出す。

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TPPなどグローバル化と計量管理

2013-04-29 07:28:51 | 品質計量管理

元気のよい若芽

連休中の測定器の定期検査

グローバル化の状況が2000年ごろとずいぶん変わってきている。
当時やってきたグローバル化対策を計量管理でも変える必要がある。

TPPの中で計量管理はどのようになっているであろうか。

技術障壁としての役割を双方が利用しているであろうか。

既得の権確保で双方が利用しているであろうか。

ISO10012は役に立っているであろうか。

ISO17025は、役に立っているであろうか。

JSCCは役に立っているであろうか。

リコールが多く発生しているが、計量管理は役に立っているであろうか。

上記のいずれもよくわからない。

担当者は頑張っているが、役に立っていることが理解されているであろうか。

計量管理も交通安全運動を見習ってはどうであろうか。
1)交通安全幟:計量管理幟
2)街頭指導:工場内指導
3)クマモンのようなゆるきゃら
などを現在の活動に追加してはどうか。

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リコールを防止する測定設計の伝え方

2013-04-28 08:19:02 | 品質計量管理




測定器の定期検査用具


逸品を伝える幟


正しい測定の実施を呼びかる幟

ISO10012の測定プロセスの設計を使いやすように、測定の不確かさを早見表で推測する方法に取り組んでいる。

ISO10012を意識しなくてもこれまでの測定プロセスの設計結果に大きな間違えはないが、さらにうまい方法を考える場合にはISO10012を利用するとよいと思う。

次に、測定の不確かさの早見表が完成すると測定プロセスの設計はやりやすくなるので、そのあとの測定作業を正しく実施してもらえる方法を考えている。

新緑を見ると多くの人に気分がよくなるので、製造に関係する100万人を超える超える人が測定プロセスを見たら測定作業を正しく行う気持ちになってもらえることが必要である。

100万人の人が1日に行う測定回数は、1000万回を超えるから1000万回の測定が毎日正しくやられなければ良い製品は生産されない。すなわち不良品が出ることになり、その結果は当然新聞に報道されるリコールが起きることになる。

リコールの防止には、1000万回の正しい測定作業の実施が毎日欠かせない。

リコール防止のお手本は、交通安全運動が良いと思う。

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測定の不確かさの早見表

2013-04-24 18:57:31 | 品質計量管理
測定の不確かさが表を引くことで簡単に推定できると大変便利なことが考えられる。

1.不確かさのシステムが効率的に利用できるので次のメリットが考えれれる。
1)品質管理の効果的な運用
2)測定管理の効果的な運用
3)不確かさの勉強する時間が大幅に減少できる
4)パソコンの操作時間が短縮できる
5)不確かさの専門用語によるコミュニケーションの非能率の改善
6)不確かさを要求している、ISO/IEC17025、JCSS等の審査時間の短縮
7)不確かさを要求している、ISO/IEC17025、JCSS等を認定、登録事業所の認定、登録作業の短縮
8)不確かさを要求している、ISO/IEC17025、JCSS等の増加
9)品質の向上、生産性の向上、研究の効率化等

2.デメリット
1)技術的障壁の低下による不確かさ講習会の価値観の低下
2)ISO/IEC17025、JCSS等の取得事業所の価値観の低下
3)ISO/IEC17025、JCSS等の審査員の審査業務の減少
4)既得権の低下

如何であろうか。

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目視検査の原点

2013-04-24 07:32:35 | 品質計量管理
第29回品質測定ワークショップ(2013/04/23)



樹脂成型工場では当然のことであるが、機械加工の会社でも目視検査が多くの会社で実施されていることに気が付いた。

ワークショップメンバーの話を聞くと目視検査の現場では、意外と無駄が多く発生していたので、話の内容からコーチングスキルで目視検査の原点を話し合った。

品質管理では統計的手法を用いることが多いが、統計的な手法を使わなくても基本的な仕事の進め方で問題は解決されていたので、現場力の重要性が感じられた。

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トヨタ産業技術記念館訪問

2013-04-19 16:46:04 | 品質計量管理









数年ぶりに産業技術記念館を訪問して、織機を組み立てる工具について係りの方に詳しく説明してもらえることができた。いつものことであるがこの記念館ではものつくりの勉強になることがおおくあった。

特別展「はかる道具たち」は、それなりに情報を持っているつもりであったが、これまでに見たことのないものがたくさんあった。

特に、羅針盤がISO10012の測定のプロセスを説明をするときに利用できると思えた。

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中小企業向け測定基礎技術講習会の補助金の廃止

2013-04-16 07:23:49 | 品質計量管理

中小企業向け測定基礎技術講習会を公的な補助金をいただいて進めてきたが、補助金が今年度からもらえなくなった。

補助金を受けたことで講習会のテキストができて、講習会が40回、参加者が1000名あった。これで良しと考えることにする。

約30名の計量士が講師を務めた。もちろん講師料はいただいたが実質的にはボランティアの内容が多くあったので、ボランティアから解放されたことにもなる。30名の講師の経験とテキストの原稿をどのように活用するのかこれから考えよう。

先月1000億円を超える中小企業向けの補助金について地元の信用金庫での説明会があった。昨夜の会合で補助金の申請が40件、1件当たり1000万円、総額約4億円であったことが説明された。地元に降りる4億円の使いみちに計量にどれだけつかわれるであろうか。

4億円の使途は、試作や設備改善に使われるので試作や設備改善に役立つ計量管理ができるノウハウが計量関係者に必要である。

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マイクロメータスタンドの作成

2013-04-15 07:39:36 | 品質計量管理
測定する位置での写真



前の位置から見た写真




横位置からの写真



裏側の写真

計量ワークショップで測定実習を行うために測定器を持ち込む必要があるが、4組で測定実習をする場合には4セットの測定具が必要になる。

マイクロメータなど小型の測定器でも4セットになると運搬に工夫が必要になるので、マイクロメータスタンドを木製で製作した。

2年間で4~5回作り直したが、写真のものが現在使用しているものである。測定講習会が各地で開催されているが会場をレンタルして行う場合には軽くて持ち運びしやすい測定具が必要である。

測定講習会をやっている方への参考情報である。

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ISO9001の継続審査をやめる理由

2013-04-12 05:27:02 | 品質計量管理
友人の経営する医療法人がIS9001を辞めることを審査機関に通知したことを聞いた。

理由は、審査を受けても効果がないということであった。

医療法人であるから医療の専門家が立ち会っていたが、システム審査員と専門家の共同審査の機能が出ていなかったということもあった。

ISO10012も専門家が審査に参加することになると思えるので、貴重な意見である。

審査が3回も続くとほぼ効果が無くなるというISO9001の基本的な審査の機能を考える必要がある。

ISOに限らず審査の機能を認識し、確認しなければならない。

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