品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

西尾 街のふれあい教室へ計量の参加

2012-01-27 10:00:07 | 品質計量管理

ふれ合い教室のチラシ(2012/01/27)

今日は、「精密加工技術を新聞屋に活用した着眼点&最新のISO(JIS Q 10012)の概要」の講習会である。8000枚のチラシを配布しても、事前にPRしておいた2名しか申込者がなかったが、一部の会員の参加費を無料にしたり、個別訪問をして参加申し込み者が33名になった講習会である。

相手のためになることであるから、大いにやると良いと先輩計量士から助言をもらってのことである。しかし、やり方はよくわからない。ISO9001の認証を受けてもやり方がわからないのと同じような状態である。

西尾 街のふれあい教室への参加も計量関係者は、一般向けの商工会議所の事業に計量のPRをすることをどう思われるであろうか。

1.無駄なことである
2.よく頑張っている
3.無関心

よく頑張っているという気持ちになってもらえると願っている。

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0.0001mmのマイクロとローテク

2012-01-17 10:49:14 | 品質計量管理
0.0001mmマイクロメータ(2012/01/17)

TVの報道によると、豪華客船が船長のローテク不足(やさしい基礎技術)で大きな事故を起こしている。

0.0001mmのマイクロメータを購入した。こもマイクロメータを使って1/24の研修会でISO10012”測定プロセスの設計”の実習をする予定である。

このマイクロメータの格納ケースには、次の注意事項が入っていた。
1.温度変化は避け部屋の温度に十分なじませる。
2.測定面及び基点調整用基準器の面を鹿革、ガーゼ等にて油・ゴミを取り除く。
3.使用する姿勢で基点を合わせる。
4.一定の測定力を加えるために低圧装置を使用する。
5.定期検査を受けている基点調整用基準器を使用する。

上記の1〜4までは、研修会で勉強していることである。次回からは”5.定期検査を受けている基点調整用基準機を使用する”を追加する。

豪華客船には、ハイテクが装備されていたとのTV報道であるが、ハイテクもローテクには勝てないことがある。

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モノ作り充実と測定の5S

2012-01-14 08:07:18 | 品質計量管理
マイクロメータの測定面の清掃で紙が破れる(20120114)

中小企業向けの測定基礎研修テキストの指導要領書にマイクロメータの詳細な指導要領を作成した。

メンバーに意見を求めたら、ノギスについても作成して欲しいという意見があった。こちらとしては、ノギスを私が作りますという意見を期待しているが、それが実現するのは10年先になると予想している。

2005年に、”測定器の5S”という小冊子を中国語に翻訳をしていただいて、中国に工場進出をしている会社に提供したがほとんど関心をしめしていただけなかった。

先日、中国に工場を建設中の会社の方に、先の中国語版測定器の5Sを提供したら大変喜んでいただいた。この会社は中国に工場を作るのは、日本の工場を中国に移して安く生産をするためではなくて、中国でモノ作りの基本を完成せて日本の工場にそれを取り入れるといことであった。これも日本にモノ作りを残す一つの方法である。

日本のモノ作りを中国で充実させて、その技術を日本に持ってくるという戦略のために測定の5Sが役立つようである。

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計量の知名度は10000分の1程度である?

2012-01-08 09:52:22 | 品質計量管理
愛知県庁(20120105)

円高はいくらで落ち着くであろうか。77円でも経済がうまくいく方法は何があるであろうかか。自由貿易はメートル法などの国際的な標準化で発展してきているが、WTOがまとまらない状況から今までよりも複雑な状況になったと思える。

今日の計量士会で秤の検査方法を勉強した。この検査方法はOIMLを翻訳してJISになったということであった。まだまだ国際的な標準化は進んでいる。標準化を避けることは良くないが、足元を強化する必要がある。早く測定トレーナーのための指導要領書を完成させないといけない。予定よりも少し遅れているが、その原因は方法がわからないためである。もう一度ストーリーを振り返ってみよう。

日本の計量管理の状況を無意識のままに多く見てきており、この10年に海外も少し見てきた。日本の計量管理の状況は悪い状況ではないと思える。しかし、日本の計量管理の状態も中小企業では改善すると品質、生産性向上などに効果が出て円高対応に有効な部分が多くある。

中小企業へ計量管理の働きかけに工夫が必要である。商工会議所で講習会を企画して1/27に行うが、8000部のチラシを会報に織り込んだがチラシからの申し込み者は1名もいない。計量関係者にお願いして現在の申し込みは4名である。万が一という普通ありえない状態を表す言葉が当てはまるのが、一般社会における計量の知名度である。チラシからの申込者は期待できないので、チラシと原稿を持って機械工業会の会員事業所を回ることにする。

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電話 0563-56-5151 fax 0563-57-0002

計量・測定研修会参加者募集

2012-01-04 14:18:26 | 品質計量管理
愛知知多半島/時志観音(2012/01/0)

測定トレーナーへのマイクロメータの教え方を検討している。

行動科学の参考書によると、動作を一つ一つ細かく分析して記述するようになっているので、面倒でも細かく記述している。

読む人がどう思うかわかないが一度試してみる。

茶道にも細かいことが決められれているので、測定も細かくしても良いかもしれない。そうすると測定道が出来上がるかもしれない。自然科学、行動科学、教え方をまとめた測定道が必要かもしれない。

もう少しで第1版が完成するので、研修会のメンバーの意見を聞いてみる。



研修会にご参加ください。



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円高対策に役立つISO10012

2012-01-01 13:13:17 | 品質計量管理
熊野神社(2012/01/01)


つる豆(2012/01/01)

今年はどうなるであろうか。予想はなかなか当たるものではない。

ISO10012は、着実に普及すると思えるが、中小企業の計量管理は簡単ではない。ISO10012と中小企業の計量管理を一体化すると比較的進めやすいと思える。

いずれも、普及するためには準備が必要である。

ISO10012としては、昨年の測定プロセスの設計の演習方法を充実させる。
1.場面の設定、計量管理規格
2.計量要求事項、図面精度、Cpk,リスク
3.測定器(例:0.001mm、0.0001mm、マイクロメータ、測定の不確かさ、測定者)
4.設計のアウトプット
5.以上は計量関係者の得意なことである。

中小企業向け計量管理
1.測定器の使い方の指導方法
 山本五十六、コーチング、行動科学を取り入れて、中小企業向け測定基礎研修テキストの指導要領書を改訂する。

2. 測定技術をマネジメントする
測定技術の顧客はだれであるか。自分が関係する顧客を具体的にすると測定技術を活用す場面と方法が見えてくる。例えば、製品の運転騒音を小さくしないと他社製品に勝てない、そこで主要な部品の精度を向上させる必要があるので、測定の不確かさの技法を利用すると測定技術が発揮できる。

測定の不確かさを利用すると良いことを、測定技術者以外に説明する方法として計量ワークショップをやってはどうであろうか。例えば、主要部品の精度を把握するのに0.001mmと0.0001のマイクロメータでは、どちらがどれだけ適しいるかを測定実習する。測定実習で測定技術を体感して主要部品の精度を向上させて、製品の運転騒音を小さくする道筋が見えてくる。

3. 計量管理の必要性の理解がすくない事業所への計量管理のPR
計画1.商工会議所での講習会の開催1/27(金)
この講習会に計量士会から2名の申し込みがああった。これは、2006年に計量ワークショップを提案して以来初めてである。もっと多く参加してもらえると計量管理の普及に弾みかつく。
計画2.街のふれあい教室に参加(2月に、品質・測定ISO教室を申し込み済)
地域の工場関係者に測定に触れて貰って、"ISO10012は顧客の信頼を得るのに有効である"という、12/5のISO10012講習会のアンケート結果を示しながら、地域の工場全体が計量管理に力を入れていることがわかるようにPRして、円高対策の一助にする。

5. 得意分野の発展させる方法
ISO10012は、ISO9001/14001と相性のよいマネジメントシステムであるから、測定技術を発揮するには各種のマネジメントシステムの関係者と協調すると良い。くれぐれも測定技術を測定技術者のみの自己満足せずに、測定技術をマネジメントとするとよい。

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