執筆されたのが昭和39年、作品の時代設定も戦後間もなく、舞台は恐らく当時であればブルジョワの最たる医師の一家。
読み始めてしばらくは辻口の人格者たる様子、夏枝のあまりに育ちのよすぎる奥様然とした描かれ方に違和感を覚えた。
が、しかし、どんなエリートであっても特権階級の暮らしをしていても、所詮は同じ人間であり、邪悪な感情が心の中に巣食っていてもおかしくないという全く当たり前のことに改めて気付かされた。
読み始めてしばらくは辻口の人格者たる様子、夏枝のあまりに育ちのよすぎる奥様然とした描かれ方に違和感を覚えた。
が、しかし、どんなエリートであっても特権階級の暮らしをしていても、所詮は同じ人間であり、邪悪な感情が心の中に巣食っていてもおかしくないという全く当たり前のことに改めて気付かされた。
自分の出生の秘密を知って葛藤する話…殺人犯の娘やったっけなぁ
何回かドラマ化とかもされとるし…「罪を憎んで人を憎まず」ってのを
考えさせられたよぅな気ぃする…長編やったけど一気に読んだなぁ
三浦綾子さんの作品は、どれもひんやりとしたトーンですね。
♪chibaggioさん、
主人の辻口、夫人の夏枝、娘の陽子、息子、夏枝に思いを寄せる医師・・・などなど。
いろんな登場人物それぞれに感情移入できそうな作品でした。
♪のびさん、
たしかのびさんがどこかに三浦綾子さんの作品についてコメントしていたなぁ、と思い読んでみました。続編もあるんですよね。時間があったらまた読んでみたいです。
私も読んだ本、読んだ本、次々と内容を忘れてしまいます・・・。