現代日本のコミュニケーションに関わる(特に若者の)問題、教育問題、根本的な日本の日本人の哲学(生きてゆくうえでの指標、よりどころの問題)、アメリカに関すること、その他細かな裁判員制度、環境、農業、雇用などなど・・・。
論じられているテーマはどれも身近で興味深く、読むことによってそれぞれ問題意識を持つことになるだろう。
「読んでみて難しいと思ったら、文章が難しいのではなく、論じられている物事が複雑で難しいからである」と著者が記している通り、現代の日本に関わる問題は複雑であり、新聞を毎日読むのがかえって面白いくらいだ。
アメリカの影響を強く受けて戦後発展してきた日本ではあるが、そもそも民族性、国の成立過程が異なるアメリカを手本としてきたことに問題があるのだろう。
コミュニケーションに関する論旨も印象的だ。
「何も起きないから大丈夫」というスタンスよりも「何か起きるかもしれない。しかし、大丈夫」という方が信頼感がある、という考え方は非常に説得力がある。
やはりアメリカの影響か、すべて法律、条令化する傾向にある中、本来の人間同士がうまく折り合いをつけてコミュニティとして存続するためにはどうすれば一番よいのか、改めて考えさせられる。
個人的には、個人情報保護法を誤解したまま逆手にとって企業や社会に対して過剰なまでに反応する一部の人たちが頭をよぎってしまった。
オープンでありながら、選択できる可能性のあるしくみ、それがキーワードかも。
論じられているテーマはどれも身近で興味深く、読むことによってそれぞれ問題意識を持つことになるだろう。
「読んでみて難しいと思ったら、文章が難しいのではなく、論じられている物事が複雑で難しいからである」と著者が記している通り、現代の日本に関わる問題は複雑であり、新聞を毎日読むのがかえって面白いくらいだ。
アメリカの影響を強く受けて戦後発展してきた日本ではあるが、そもそも民族性、国の成立過程が異なるアメリカを手本としてきたことに問題があるのだろう。
コミュニケーションに関する論旨も印象的だ。
「何も起きないから大丈夫」というスタンスよりも「何か起きるかもしれない。しかし、大丈夫」という方が信頼感がある、という考え方は非常に説得力がある。
やはりアメリカの影響か、すべて法律、条令化する傾向にある中、本来の人間同士がうまく折り合いをつけてコミュニティとして存続するためにはどうすれば一番よいのか、改めて考えさせられる。
個人的には、個人情報保護法を誤解したまま逆手にとって企業や社会に対して過剰なまでに反応する一部の人たちが頭をよぎってしまった。
オープンでありながら、選択できる可能性のあるしくみ、それがキーワードかも。