「ベルト・モリゾ展」

マネの義姉である女性画家ベルト・モリゾの絵画展に行ってまいりました。

美しき女性印象派画家　ベルト・モリゾ展
損保ジャパン東郷青児美術館
２００７年９月１５日（土）～１１月２５日（日）

後に「印象派」と呼ばれるマネ、モネ、ルノワール、ドガなどが活躍していた時代は、女性の社会進出はおろか、女性が画家になるなどということは許されないことだったといいます。
そんな中、周囲の家族などが彼女の才能を認め、画を描くことを続けていたベルト・モリゾという女性がいました。

そんなある意味恵まれた女性であるモリゾの絵は、全体的にパステル調で明るい色彩にあふれていました。
暮らしぶりはとても裕福であったと思われる家族の様子を描いた数々の画。
特に娘のジュリーを描き続け、展示されている作品たちを鑑賞することによってジュリーの成長を見届けることができます。

彼女の作品が大切に保存されていた、ということはとても幸運なことだったのでしょう。
義理の兄弟であるモネにも影響を与えたと言われている作品は、
見ているととても暖かい気持ちになるものばかりでした。