練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

江戸川スーパーオペラ 『魔笛』(のようなもの)

2005-11-05 | ピアノ・音楽
知り合いの美人打楽器奏者のJさんがティンパニを叩く、というので東京の西のはじから東のはじまで行ってきた。

第7回 江戸川スーパーオペラ 『魔笛』(のようなもの)

2005年11月4日(金)14:00開演
タワーホール船堀 5F 小ホール

第1部 オペラ落語    ウーロン亭ちゃ太郎

第2部 『魔笛』(のようなもの)  モーツァルト作曲
  指揮     江上孝則
  台本・演出  ウーロン亭ちゃ太郎
  
  パパゲーノ  押川浩士
  モーじいさん ウーロン亭ちゃ太郎
  モームス   江上規子
  名犬アッシー 笠松哲朗
  
  オーケストラ エルデ・オペラ管弦楽団
  合唱     江戸川スーパーオペラ合唱団

とにかく楽しかった。第1部のオペラ落語。オペラと落語?どんなものなのかな?といまいち想像もつかず釈然としない思いで行ったのだが、読んで字のごとく高座にて落語形式でちゃんと歌も歌ってオペラをひとりで演じてしまう、という奇想天外な演芸だった。
オペラも落語も生で観たことのない私には衝撃的。「風邪をひいているので・・・」と何度も断っていたちゃ太郎さんだったが、素敵な歌声。
印象的だったのは「落語は想像力がないと楽しめない演芸です」というお言葉。そういえば声色なんかを変えていろんな役をひとりで演じていて笑いをとっているのだからすごいし、タイミングよく笑う常連のお客さんなんかはかなりセンスがよいのかも、と思ったりもした。

第2部の『魔笛』(のようなもの)。
(のようなもの)というのがポイントだ。要は『魔笛』のパロディで、脚本などちゃ太郎さんが書いて面白おかしいオペラに仕上げているのだが、日本語の分かりやすい歌詞、分かりやすい内容に作ってあるのがすごくよかった。今回は学校のある時間なので私だけで観に来てしまったが、これは絶対子どもも連れてきて見せてあげたかった。
以前、学校の音楽鑑賞で本場のオペラを観に行く、という機会があって、娘はすごく楽しみに出かけていったのだが、演目は多分子どもにも分かりやすいものということで「ヘンゼルとグレーテル」だったにもかかわらず、原語(ドイツ語?)で演じられていたため、字幕と舞台と両方見るのにくたびれて「全くわけが分からなくてつまらなかった」と言って帰ってきたのだ。
ちゃ太郎さんの『魔笛』(のようなもの)を観たらきっと娘も喜んで「楽しかった!」と言ってくれただろうなぁ、と思ってしまった。

今回は平日の昼、ということで客席を見渡す限り妙齢のご婦人、紳士がほとんどだったが、次回(はあるのかな?)は土日の公演なんかがあると嬉しいなぁ・・・。