偽善はしばしば正義を伴う

11/14（金）晴れ
少し寝坊して秋葉原へ出張る。兄弟会社の新商品の拡販協力。本当に売れるの？とは言えない言ってはいけないお約束。昼食に10割蕎麦。午後は報告書やら試算シートの作成。定刻退社して新宿で途中下車。上映時間が合わず映画鑑賞はパス。自宅最寄り駅のファミレスで夕食を摂ってジムでエクセサイズ。帰宅して愛犬と入浴。癌に侵され余命半年の中学時代の同級生がいる。古い友人がネットで頻繁に慰めの言葉を連ねる。ばかりか周囲にも祈れだ願をかけろだの云ってくる。その情熱が忖度できない。それほどの関係かと狐疑して眺めてやがて訝る。人間には天命がある。

四暗刻単騎でチョンボするか？

11/13（木）晴れ
1時間寝坊してゆったりと田端へ直行。後に赤羽モーニングコーヒー。待ち人やってきて帯同して取引先でプレゼン。戻ってひたすら事務仕事。夕刻、定時で退社して新宿で定例会。トッポイ兄ちゃんが役満を逃して伝説を作る。開始が遅れて規定回の半分でお開き。2度のトップを獲って勝てば官軍なり。

嗤う分身 ／福福荘の福ちゃん

11/12（水）曇り一時小雨
晩秋の不安定な天候続く。曇天に小雨。肌寒い。平日に久々映画の梯子をする。渋谷のシネマライズで英国映画を鑑賞。原作はドストエフスキーの初期の小説【二重人格】。若年のころにこの冗長な物語は読んだ気もするが細部はすっかり忘却の彼方。映画はレトロな近未来？が舞台。異色のドッペルベンガーもの。新鋭監督リチャード・アイオアディはなかなかの才人と見た。新宿のピカデリーでは一転、単館系邦画の喜劇を楽しんだ。レディースディということもあり女性中心に7割の入り。お笑い芸人のキワモノとタカをくくっていたら大間違い。これは深く奥行きのある、かといって深刻にならないコメディーでありました。まずは主演女（男？）優の熱演と良く出来たシナリオに感心。有名無名の脇役陣もキャラが立って申し分なし。久し振りに呵呵大笑して清々としたした気分で劇場を後にした。作・演出の藤田容介、大した才能である。肝に銘じておきたい。

0.5ミリ

11/11（火）曇り時々小雨
業務記録略。打ち合わせが一本。定刻退社して有楽町スバル座で単館上映の邦画を鑑賞。観客の大半は高齢層。高知を舞台にした押しかけヘルパーの奮闘記。3時間を超える長尺であったが全く退屈しなかった。監督の感性が光り、ヒロインの稀有なキャラが全開した今年度必見の快作。老人と寄り添うロードムービーであるが、絡むおじいちゃん連中がまずおかしい。強いメッセージもあり娯楽性もある。奥田一族の結束が素晴らしい。

美女と野獣

11/10(月)曇り時々晴れ
早朝からミーティング。午後には府中に出張る。夕刻、お仕事終了。駅前の複合施設にはTOHOシネマズが入っている。未見の演目からフランス映画をチョイス。お若い婦女子を中心に観客は20名程度。古くはジャン・コクトー、ディズニーのアニメも大ヒットしたファンタジーのリメイク。とはいえ、良作とも原作の民話に忠実なわけではないが・・。監督は「ジェヴォーダンの獣」のＣ・ガンズ。主要役者もフランス人で固めてプロダクションデザインも欧州らしい煌びやかさ。この手のお伽話の必須アイテムを抑えつつ、更には過去作にはない捻りを加えて、まぁ退屈はしなかった。個人的な好みになると『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥは、ベルを演じるには少しトウが立っているし可憐さも足りないと思えるのだが、それも欧州的か。京王線と地下鉄を乗り継いで早めの帰宅。NHKのドキュメンタリーでカツオ船の船頭を見て感動。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

11/9(日)小雨時々曇り
昨日同様、起床、朝食、インドア、シネコン。往年のアクションスターをズラリとそろえたハリウッド大作のシリーズ3作目を鑑賞。朝一であるから観客2割と閑散。皆さん老体に鞭打って（アクションはスタントだろうが・・）ご苦労様です。派手なドンパチに全く乗れなかったのは体調のせいか。一旦帰宅して愛犬と散歩、カフェで読書、ジムで遠泳。定期身体測定は前月と変わらず。脂肪過多からの脱出は困難なり。夕餉は依然釣り上げ冷凍になっていたサバを味噌煮にする。そろそろ忘年会の案内などを頂く。一年立つのが早い。

トワイライト ささらさや

11/8(土)曇り
終日曇天。7時起床、清掃・朝食後にインドアで白球を打ち、そのままシネコンへ。本日初日の邦画を鑑賞。観客3割、女性客多し。監督・深川栄洋、主演が新垣結衣と大泉洋と云うのは邦画ファンにとっては食指が動く。新味はないが予告編通りのメルヘンチックな良いお話。ジオラマのような遠景が映画的でありますな。少し説明的なセリフが多くて白けるのだが、老女優や子役の使い方など監督の演出は相変わらず巧い。素直に泣けました。一旦帰宅して鹿児島の姉から送られてきたサツマイモで蒸しパンを作る。愛犬と散歩をして買い物。夕食は特製ハンバーグを作る。充実の休日。

クローバー

11/7(金)曇り時々小雨
あっという間の週末である。山行きのお蔭で体調すこぶる良し。雑用を全て済ませて午前中に外出。リニューアルした贔屓の蕎麦屋で昼食を摂って横浜・班内へ向かう。取引先でプレゼン、新横浜へ移動してご機嫌伺い。東横線と副都心線を乗り継いで池袋で途中下車。時計は18時前。サンシャイン通りの映画街を流して間もなく上映の邦画を鑑賞。観客30名前後、すべて女子中高生のグループ。奇異な視線を浴びて前寄り中央に鎮座してスクリーンを見上げる。人気コミックを原作として売れっ子女優を担いだラブコメ。王道であり常道。他愛がないと云えばその通り。だがしかし、わが涙腺は緩み自身が一番驚いた。語り口と演出にやられました。綺麗な絵柄、ステレオタイプの登場人物たち。出会いがあり、嫉妬があり、蜜月があり、障害があり、乗り越えて結ばれて、めでたしめでたし。武井咲は若い頃の吉永小百合を彷彿とさせる。ジムへも寄って遠泳2キロ。サウナと併せ毒素を抜く。深夜のドライブをしてぐっすり眠る。

ニンフォマニアック Vol.2

11/6(木)曇り
午前中に同業者の訪問を受ける。四方山話をしてパスタのランチを共にする。洒落た店内に比べて味にはキレがない。雑用をやっつけて夕刻、渋谷で問題作の続編鑑賞。公開1週目。観客20名程度と閑散。上品な単身老婦人や学生風のカップルなど。色情狂を自認するヒロインの半生や如何に。性のタブーを扱って容赦はないが全くエロを感じなかったのは前篇同様。滑稽な艶笑噺を見せられているようで苦笑を禁じ得ない。ラストに監督の人の悪さが滲み出ていた。体調の良い時に5時間半バージョンを一気に見てみたい気もするが・・・。カフェで一服して早めの帰宅。愛犬と居間でうたた寝して目覚めれば明け方。朝湯に浸って気分爽快。

いきなりステーキ

11/5（水）曇り
日毎に寒くなる。１時間寝坊して９時前に赤羽到着。バスで毎度の取引先詣。商談は合計３０分程度。都心に戻り新橋で途中下車。相方が流行りの立ち食いステーキ屋へ行こうと云う。時計の針は正午２０分前。行列することもなくスンナリ入店。複数部位のスペシャルランチを注文。ライスとサラダが付いて1,500円なり。（これに消費税プラス）鉄板には300グラムの乱切りされた牛肉と玉ねぎとコーン。筋があり固い部分が多い。まぁ値段相応か。リピートはしないだろう。喫茶をして帰社。午後は雑務を流して早めに退社。新橋で新規メンバーを加えた定例会。配牌や自摸に恵まれつつもここぞの勝負に出られず惜敗。帰宅は午前様。

マダム・マロリーと魔法のスパイス

11/4(火)曇り
連休、登山明けの勤労はキツイかと思いきや心身爽快なり。午前中に会議、午後は仕事のつまみ食い。夕刻、フライング気味に退社して池袋で途中下車。シネリーブルでラッセ・ハルストレム監督の最新作を鑑賞。女性客が過半で３０名程度の入り。ドリームワークス製作でディズニーの配給。反目するレストランオーナーに英国出身のヘレン・ミレンとシティー・オブ・ジョイの熱演が忘れがたきインド人俳優オム・プリ。他にはマニッシュ・ダヤルとシャルロット・ルボンの若手俳優にも着目したい。グルメ映画としても親子・子弟・恋愛・異文化民族モノとして良く練り込まれたストーリー。これは良作でありましょう。監督の過去作に落胆した記憶はない。カフェで終演後の余韻を楽しんで早めの帰宅。

北八ヶ岳（後半）

11/3（月）曇り時々晴れ
5時半起床。6時に朝食。７時には小屋を出て縞枯山（2,403M）→茶臼山（2,384M）→大石峠→麦草峠（このあたりから天気も良くなる）→丸山を経由して高見石小屋で昼食（名物の揚げパンと絶景を堪能）→更に2時間を費やして賽の河原と呼ばれる岩場を下って渋御殿湯に到着したのが15時過ぎ。商売っ気のない主から風呂の時間は終了と云うつれない言葉。茅野へ下るタクシーの中、皆で協議して駅至近の健康ランドで入浴。料金400円は安くアルカリ性の高い良い温泉でありました。駅弁を調達して17：28発のあずさに乗り込み新宿到着は19：40。帰宅は20：30前。さすがに良く歩いた。気になる左膝の痛みもなく一安心。

星空とランプの山小屋

11/2(日)曇り
５時半起床。朝昼食用の二つの弁当は昨夜のうちに調理済み。我ながら手際が宜しい。新宿駅西口で帯同者６名集合、７時ちょうどの中央線特急スーパーあずさに乗り込む。９時茅野駅到着。ジャンボタクシーに乗って４０分ほどで北八ヶ岳ロープウエイ山麓駅に到着。曇天というより濃い霧が立ち込め視界は甚だ悪い。標高2,237メートルの山頂まで歩けば2時間、文明の利器で7分。頂上から坪庭を横目に北横岳（2,480M）に到達するも視界不良と強風で直ぐに宿となる縞枯山荘に行く。することもないのでロープウエイの駅まで出張って強風のテラスをガラス窓越しに眺めてレストランで珈琲をすする。宿の夕食は5時半。炊き立てのご飯がおいしい。掘り炬燵と薪ストーブに温まり消灯の20時まで談笑。客はほかに男性と女性のペアが二組だけ。灯りもない2階の６畳で窓外の豪風を聞きながら就寝。

日記と雖も書けぬこともあり

11/1（土）曇り時々小雨
午前中の瑣事は記載略。できれば忘れてしまいたき悪夢なり。午後は掃除と読書で過ごす。夕刻、買い物とお使いごと。キムチ鍋の夕餉を家族で囲む。