ホットロード

8/16（土）曇り時々晴れ一時小雨
・・・という不安定な天気。珍しく昼近くまで惰眠を貪る。ブランチ後にインドア、次いでシネコンへ出向くも駐車場の入場制限で開始時間に間に合わず。受付で交渉すると無料招待券をくれた。ファミレスで読書の後にジムで遠泳。買い物をして帰宅して愛犬と散歩。夕食を孤食して再度シネコンで本日公開の邦画をレイトショウ鑑賞。主演女優はNHKの連ドラでブレイクして今が旬。自慢ではないがスクリーンデビューから注目しておりました。若い婦女子と中年男子が目立つ客席は８割方埋まり、これはヒットの気配。コミックスの原作あるようだが未読。主演の男女を前面に出したストレートな恋愛もの。ちょいと設定が古いと思ったのだが８０年代が舞台なのですな。役者の熱演は認める。更にはベタな原作ものを映像化し続ける監督の力量に感心。これだけキレイな絵はそうそう撮れない。玲奈ちゃんの次回作はオタク子女を扱ったコメディだそうな。予告編観たがこれは楽しみ。

軍旗はためく下で／野火

8/15（金）晴れ
終戦記念日。奉公先も閑散。昼食に十割蕎麦のざる。雑用を仕上げて早めにフェイドアウト。池袋で恒例の戦記もの特集を鑑賞。中高年層中心に場内満席だったのには驚いた。本日のラインナップは評価の定まった傑作二本。多作であった深作欣二と市川崑の代表作と云っていいと思ふ。カニバリズムを扱った戦争もの。軍旗～は強烈な天皇批判の内容からだろう、いまだにソフト化されていない。前回観たのも2006年の文芸坐だった。柄にもなく戦争とその極限状況を考える。ジムへ寄って2キロの遠泳。さてさて明日から短い夏休み。

跛行して さらに眩しき 朱夏の空

8/14（木）曇り後小雨
通勤電車は閑散たるもの。奉公先の事務所も半数は盆休み。公立の図書館の閲覧室の如きひっそりとしている。昼に同僚と週明けレジャーの打ち合わせ。格安カフェで珈琲とサンドイッチ。フライング気味に退社して新橋のカフェで一服。夜は虎ノ門の雀荘で旧知のおっさんと四半世紀ぶりに対局する。結果は毎度のことなれど勝負の女神も盆休みか。帰宅すると友人から９月山行きのお誘いメール。膝の違和感続く。これは長引くかも。

しもつかれガール

8/13(水)晴れ
通勤で使う地下鉄はさすがにしている。終日事務所で申請の準備。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートで栃木県のご当地映画を鑑賞。観客３０名前後。地味だが実績あるふたりの女優を起用して４０分の小品。料金は７００円なり。TVの単発ドラマのレベルである。スクリーンで見る価値はあるのだろうか。早めに帰宅して愛犬と遊んでTVの歌番組などを眺める。なかなか豪華な出演陣で音もしっかりしていた。

技巧派役者の死

8/12(火)曇り時々小雨
終日曇天、暑さも小休止。電車も空いてきてお盆休みという感じ。事務処理と申請やら雑用で時間は瞬く間に過ぎる。昼にドテ丼、600円なり。フライング気味に退社して新宿のカフェで読書。夜は定例会。凹みが続いて胸糞悪くなる。あがりと放銃は紙一重。宿敵と足の引っ張り合いをして双方自滅。帰宅してロビン・ウイリアムズの訃報に接する。重度の鬱病で自殺ではないかという。天真爛漫なコメディアン出身と思われがちだが、超絶的芸達者であり、ゆえに内なる暗黒があったのだろう。誰もが知るメジャー作品は当然として、古いところでは「ガープの世界」渋いところで「インソムニア」や「ストーカー」が忘れがたい。享年６３。合掌。

めぐり逢わせのお弁当

8/11(月)晴れ
台風一過の青空と猛暑復活。午後、都下城西地区の顧客へプレゼン。６０億の投資をお手伝い。１時間の残業をして銀座で途中下車。シネスイッチでインド映画を鑑賞。場内女性客中心に８割以上と盛況。邦家公開作は唄って踊ってのエンターテイメントが多いが、こうしたしっとりとしたドラマも製作されている。インド映画懐深し。予告編を見たときは軽いラブコメと思ったが、その人物描写や展開が実に繊細で感心した。かの国のごくごく普通の日常描写。しかしそこには映画的な仕掛けがそこかしこに。大いに感心、満足して銀座の裏通りを余韻に浸って帰路に就く。

国境

8/10（日）雨
大型台風接近で大荒れの一日。午後からジムで２キロの遠泳。ファミレスで読書。還暦過ぎて直木賞を獲った作家の代表作を読破。これは無茶苦茶面白かった。買い物をして帰宅。散歩に出れない愛犬と遊ぶ。末期癌に侵された旧友からメールあり。母・姉・義母・義妹・祖父・叔父、皆々この宿痾に倒れて胸中ざわめき、軽々とした励ましの言葉もない。

ソウォン／願い

8/9(土)曇り
台風接近で終日曇天時々小雨。涼しくなったのはありがたい。友あり遠方より来る。渋谷で待ち合わせてヒカリエのこじゃれた飲食店で昼食。四方山話をして別れる。新宿で途中下車してシネマカリテにて韓国映画鑑賞。都下単館。観客５割程度。事実に基づいた少女暴行が被害者家族の視線で描かれる。気が滅入る重いテーマを達者な役者陣が泣かせる芝居で演じる。子役が上手い。鬼畜の犯人が懲役１２年とはあまりに軽い。帰宅して夕食。愛犬と散歩して一緒に入浴。NHKの懐メロを漫然と見る。昭和歌謡にノスタルジーを感じて居間でうたた寝。

STAND BY ME ドラえもん

8/8（金）曇り時々晴れ一時小雨
特段の理由なく休暇をとる。午前中は家の掃除。午後には近所のシネコンで３Dアニメ鑑賞。本日初日。夏休みゆえ場内子供を連れたファミリーで8割以上の入り。良い子たちと並んで眼鏡をかける。ヒットメーカー山崎貴の才能は大したものである。ビッグネームのキャラクターが画面いっぱいに躍動する。世代を超えて支持されるであろう良作である。いったん帰宅して愛犬と夕食。ジムで2キロの遠泳。心地よき疲労。台風接近とのニュース。猛暑も一段落。

イーダ／ドライブイン蒲生

8/7（木）晴れ
猛暑の中、埼玉県八潮まで出張る。絵に描いたような中小企業の２代目と商談。債務超過に何ら罪悪感のない経営者というのは性質が悪い。帰りはパートのおばさんに駅まで送ってもらって恐縮する。そのまま地下鉄を乗り継いで渋谷で途中下車。シアター・イメージ・フォーラムでポーランド映画と邦画を梯子鑑賞。しかしこの小屋にくる人種はお洒落な単身者が多い。両作とも都下単館。パヴェウ・パヴリコフスキ監督作品は初見。1960年代、自身のルーツをたどる若い修道女と叔母を描いたロードムービー。モノクロ・スタンダードの端正な映像に極力セリフを排した劇作。映画の魅力が光と影、構図と奥行きであることを堪能できる一品。静謐な画面には夾雑物が一切ない。民族的な出自と戦争の傷跡をバックボーンに、姪と叔母の見事な対比。サウンドトラック（クラッシックとジャズ）も絶妙。80分という短めの尺だが密度は濃い。終演後に深い深いため息が出た。年度ベストの一本。次いで観たのは知る人ぞ知る名カメラマンの初監督作品。純文学の原作（未読）に渋い役者を配した如何にも70年代邦画のテイスト。意図は解らぬではないが、長廻しは冗長に感じられた。ストーリーが地味な上、演出らしき形跡もなく、これは人に勧められない。高揚と落胆を背負って駅に向かう。

手元不如意は暑さのせいか

8/6(水)晴れ
６９回目の原爆記念日。暑い暑いと云ってもよくよく考えれば、快適なエアコンの効いた自宅と事務所を往復して熱気にさらされるのは通勤と移動だけ。炎天下で作業をする人々には頭が下がる。社内の雑用をサクサク済ませて早めの退社。カフェで読書をして夜は毎度の定例会。海底で手元が狂ってドラを捨てものの見事に下家に放銃。ボケてます。消沈して通勤快速で帰宅。

友よ、さらばと言おう

8/5(火)晴れ
四国で豪雨があったりしたが、各地で最高気温を更新する猛暑。日中は外出したくない。昼食に出ただけで汗びっしょり。システム障害で無駄な作業を２度行う。イライラ。早々に退社して新宿で途中下車。武蔵野館で昨日に続きおフランス映画鑑賞。観客３０名弱。監督は『すべて彼女のために』で驚愕し『この愛のために撃て』でも唸ったフレッド・カヴァイエ。主演二人（ヴァンサン・ランドンとジル・ルルーシュ）と再度組んだノワール・アクション。語り口や色調は前２作と同様。但しお話は前作の方が良く出来ていたと思ふ。中年のお父さんふたり、友情や子への鍾愛を滲ませて陰影深し。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。此奴も夏バテ気味か。

ぼくを探しに

8/4（月）晴れ
週明けから猛暑。学生は夏休みで早めに休みを取る勤め人もいるから電車が空いてくる。終日雑務。夕刻、秋葉原の取引先でヒアリング。終わってそのまま山手線を回って池袋で途中下車。シネリーブルでおフランス映画を鑑賞。観客は単身の婦女子中心に１０名前後と単館らしく閑散。如何にもお洒落でポップな欧州映画。「アメリ」を思い出した。トラウマで口がきけないピアニストのお話。それぞれのキャラは立っているのだが、筋立てが少し雑然としている。何を訴えたいのかが良く解らない。カラフルな雑貨屋を覗く感覚で絵柄を楽しむには良いだろう。早めに帰宅して送迎を仰せつかる。愛犬と深夜のドライブ。

怠惰な日曜日

8/3(日)晴れ
目覚めれば１０時。遅い朝食の準備をしていると枕元で愛犬が脱糞をしていたと家中大騒ぎ。全く気が付かなかった。畳と布団を清掃するが気分は晴れず。午後も居間でゴロゴロする。愛犬をトリマーに出して池袋へ出張る。礼服の交換をして自身も散髪。地元に戻り、ブックオフで書籍購入。駅前の喫茶で読書。買い物をして帰宅。TV番組は翌日には忘れてしまいそうなバラエティばかり。ネット社会の悪弊を声高に云うがPCやスマホがなかった昔には戻れまい。夜になっても気温が下がらず熱帯夜確定。アマゾンで贔屓作家の書籍を発注。

るろうに剣心 京都大火編

8/2(土)晴れ
久々のエクセサイズでぐっすり眠る。午後から義妹７回忌に隣町の寺社に墓参り。縁者３名ト合流して総勢８名。住職の読経３０分。猛暑の中、墓前に献花して焼香。精進落としの遅い昼食を近所の日本料理屋で行う。一服してジムで遠泳。夜は近所のシネコンで話題の邦画を鑑賞。零時過ぎにも関わらず５割程度の入りは大したもんである。前作から２年。スケールアップした内容に大満足。キャラが皆々立っている。殺陣もそうだがプロダクションデザインの完成度は特筆すべき出来栄え。２時間余まったく退屈しなかった。ひと月後には完結編も控えているそうな。これは楽しみである。