Il film del sogno

現実逃避の夢日記

37セカンズ

2020-02-09 00:31:59 | 映画
2/7(金)晴れ
明け方の気温が氷点下1℃だそうでさすがに寒い。するべき業務なく終日お茶を挽く。昼に定番の中華(麻婆豆腐と肉野菜炒め定食)750円也。
午後は特防連なる総会屋等特殊暴力の排除を目的とした公益法人制作のDVDの鑑賞会あり。つまり苦情と称して不当要求をしてくる輩からのクレーム対処をお勉強。名もなき役者が演じるドラマ仕立ての教材。良い例と悪い例を弁護士がレクチャーしてくれた。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーで本日初日の邦画を鑑賞。監督ほか主要キャストの華やかな舞台挨拶付き。場内満席。全く予備知識なく一部で話題になった監督の前作(短編)も不知。開巻から10分で作品世界に引き込まれた。カット・画面構成と演出力の並々ならぬ技量を感じた。設定は女性版[セッションズ]なのだが、邦家の主人公の葛藤と苦悩は生々しい。性的妄想や性欲の処理には誰もが応接に苦慮する。親離れ(自立)のプロセスと後半の跳躍が実に自然で説得力があった。リサーチの行き届いたディテールとヒロインの成長(変化)を繊細に描写したシークエンスの数々。
過去にもハンデキャップのある人々の性については[暗闇に手をのばせ][パーフェクトレボリューション]など男性目線の作品はあったが、真正面から女性を主人公にした作品はなかったように思ふ。達者で豪華な脇役陣の競演も見もの。特に舞台出身の神野三鈴、入神の演技が素晴らしい。

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