ふたりの女

1/23（火）晴れ時々曇り
最低気温７℃、日中は１４℃迄あがって寒さも一段落。7：30起床。散歩、朝食、簡便な仕事。昼食にスペシャル焼きそば。午後は思うところあり吉本隆明の著作を精読。夕方、駅前歯科で作り直した入れ歯を装着。３度目の正直で堅牢な造り。料金は再診料とリハビリテーションで４９０円也。つまり技工代は無料。夜はアマゾンプライムで1960年製作のイタリア映画を視聴。ソフィア・ローレンにオスカーを獲らせてスターダムに押しあげた記念碑的な作品。その魅力を遺憾なく堪能できる１本。監督はヴィットリオ・デ・シーカ。≪ひまわり≫≪昨日・今日・明日≫と名画座で3本立てを観て以来半世紀ぶりの再見。戦時モノはヒロインをドラマチックに描ける。若い子持ちの未亡人であれば猶更。日独伊は第二次大戦中は枢軸国だったのであるが、ムッソリーニ政権に対する当時の庶民感覚が窺い知れて興味深い。J・P・ベルモンドのリベラル青年役はご愛嬌。原作者アルベルト・モラヴィアの諸作は、ベルトルッチの≪暗殺の森≫やゴダールの≪軽蔑≫など映像化されている小説が多い。これらはいづれ活字でも触れてみたい。