Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

2024-06-27 21:21:51 | 映画
6/27(木)曇り時々晴れ
梅雨空と高湿度の天候が続く。日差しがないだけ気温はあがらぬのが救いか。7:30起床。散歩、朝食、清掃。チャリで近所のシネコンまで。先週末から公開されているアレクサンダー・ペインの新作には中高年中心に30名内外と地味な演目の割には健闘か。オスカー5部門ノミネートは伊達ではない。全寮制の名門男子校で冬休みを学校に居残ることになった教師・料理人・学生のお話。斜視で偏屈な歴史教師、息子が戦死した黒人の料理長、家庭が複雑な問題児、と、この3人に共通しているのは喪失と孤独を抱えていることである。それはこの監督が好んで取り上げる題材でもある。1970年の年末2週間を往時の小道具・衣装・美術、さらにはタイトルバックや音楽・雰囲気まで再現して実に凝った造り。そうしたプロダクションデザインも素晴らしいが、やはり主要キャスト3名のアンサンブルと絶妙な脇役陣との絡みを褒めるべきだろう。大満足で劇場をあとにする。帰宅して兄貴分と涼しくなった公園を散歩。夜はひたすら読書。
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