Il film del sogno

現実逃避の夢日記

大いなる不在

2024-07-14 20:59:25 | 映画
7/14(日)雨時々曇り
雨が降ったり止んだりの一日。日差しはないが湿気が多く蒸し暑い。7:30起床。降雨により散歩は中止。朝食後に愛車に乗って近所のシネコンまで。9:00上映開始の邦画は公開3日目。中高年層の単身者中心に観客10名強と閑散。本作が長編二作目という監督(シナリオ・編集も)・近浦啓とは初コンタクト。2018年製作(公開は2020年)の処女作は未見。本作のテーマは認知症の父に向き合う息子、及び周囲の人々が織りなす人間模様。時系列に細工を施して良質なミステリー仕立てにもなっている。主要キャスト・森山未來、真木よう子、原日出子、そして藤竜也の熱演とアンサンブルが素晴らしい。脇を三浦誠己、神野三鈴、利重剛が固めて盤石の布陣。その質感や雰囲気は石川慶や濱口竜介のインテリジェンスな作風を思わせる。昨今、世相を反映して老境(認知症)関連の作品は多いが、本作のリアリティと丁寧なプロダクションデザインは突出していると思ふ。文句ない年度ベストの1本。大満足で劇場をあとにする。帰宅して降雨の小休止に兄貴分と散歩。夕方、エアコン工事の下見に業者がやってきた。交換は23日に決定。量販店に出向いて代金決済。併せて書斎用のポータブルエアコン購入。帰宅して据え付けるも騒音がうるさい。まぁ2ヶ月の辛抱である。


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