Il film del sogno

現実逃避の夢日記

めぐみへの誓い

2021-03-07 20:36:21 | 映画
3/7(日)曇り
終日曇天、更に寒の戻りで肌寒い。8:00起床。愛犬と散歩。その後単身池袋まで徒歩移動。西口のシネマ・ロサにて10:45上映開始の邦画を鑑賞。都下単館。全国でも20館に満たない上映規模。中高年層中心に3割程度の入り。題名通り、本作は北朝鮮の工作員に拉致された横田めぐみさんの顛末を描いている。作・演出は劇団・夜想会主催の野伏 翔。10年前に同じ題材で舞台劇が上演されている。以下、同氏のブログから知った事項。映画はクラウドファンディングにて資金(45百万円)を調達。制作日数は3週間。宣伝費はほとんどナシ。一般に独立系邦画の制作費は約1億円内外と云われるが、制作サイドは5千万円以下で1億円以上のクオリティを追求したとのこと。これだけ社会問題となった事件がいまだに≪諸般の事情≫で映画化されずにいる。2006年、ジェーン・カンピオン制作総指揮のドキュメンタリーを観たが、公開規模も小さくあまり話題にはならなかった記憶がある。さて本作、製作に携わったスタッフ・キャストの熱意が伝わる労作である。拉致工作のプロセスや接待所なども踏み込んで描かれている。拉致する側の言い分や協力者の存在なども・・・。我々が加害者だった時代もあったのだ。大鶴義丹と安座間美優の好演は特筆しておきたい。イデオロギーと教育の怖さを改めて思い知らされた。暗い気分で遅めの昼食を摂って徒歩帰宅。我が仔と2度目の散歩に出て今日は良く歩いた一日。

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