Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ボーン・アルティメイタム/やじきた道中 てれすこ

2007-11-10 23:01:00 | 日記
11/10(土)雨
夜半から雨になり早朝より激しい降りとなる。6:00前に空腹で起床。朝食後エクセサイズに出る。2時間体をねじる。そのま豊島園で映画の梯子。
聖林製作のアクション大作第3弾完結編は期待通りの面白さ。前作から本作への繋ぎの部分が巧く、シナリオも良く出来ている。欧米各地をロケ地にストレートな筋立てで開巻からグイグイ押してくる。生身のアクションと毎度の過激なカーアクションは今回も健在。そして記憶を失った主人公の悲哀と葛藤と慙愧。CIAのジョーン・アレンとジュリア・スタイルズ、ふたりの女性との関係も奥行きが出てよかった。
中村勘三郎と柄本明が弥次・喜多珍道中を演じる人情時代劇は、職人・平山秀幸の監督。ヒロインにはしたたかなおいらん役の小泉今日子。古典とも言うべき何度も映像化されているお話ゆえに、これは演者と切り口を見せるしかない。ロードムービーの体裁をとり、タイトルのほかにも『品川心中』『タヌ賽』『三枚起請』『野ざらし』などなど落語のネタが散りばめられている。ラストなんぞは人情・世話物。勘三郎の臭い芝居が活きる。だが、その効果のほどはどうか。あれだけのキャストが熱演すれば面白くないわけはないが、如何せん映画は起承転結、緩急、山場とダレ場など、全体の構成と一本筋の通ったテーマも大事。クスグリを繋げても傑作にはならない。残念。
夕方、ジムでひと泳ぎ。買い物をして帰る。夕食は流行のカレー鍋。


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