Il film del sogno

現実逃避の夢日記

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

2015-04-12 00:17:57 | 映画
4/10(金)曇り時々雨
事情あって休暇を取得。たっぷり寝坊が出来て9時起床。午前中に2リットルの溶剤を飲んで胃腸を空っぽにする。午後はゆるゆると地下鉄に乗って雑司ヶ谷で下車。広い墓地をダラダラと歩いて時間調整。漱石、八雲、抱月など明治の偉人の墓石があることを知る。2時半、目指す医院に到着。さっそく着替えて点滴やら飲み薬やら局部麻酔やらを施される。胃カメラと内視鏡。上と下から我が臓器の精密検査は粛々と進む。モニターからはミクロの決死圏さながらの画像。チューブの先に着いた高性能小型カメラが肉の間をズンズン進む。時折方向を変えたり戻ったり。写真も撮っているようで静止画で潰瘍の後などを解説頂く。心中にエイリアンが侵入したおぞましい心地。小一時間で検査は終了。驚くべきことに大腸1メートルの間に4か所のポリーブが発見され小さな輪にしたワイヤーで切除も行われた。大事に至らず何より。我が主治医は名医なり。施術と併せお会計3万弱。葛湯と紅茶のサービスを受け、保険会社からの保険金との差額を計算してニンマリ。徒歩で池袋まで途中、老眼鏡を購入し鍋焼きうどん(大変な美味)をすきっ腹に入れる。シネリーブルで今年度のオスカー作品賞を鑑賞。中高年中心に3~4割程度の入り。幻想と現実の合間を揺らぐ主人公を描いたブラック・コメディ。劇中劇の入れ子細工に高度な撮影技術を駆使して映画的興奮満載。これは玄人受けはするがヒットはしないだろう。駅前のファミレスでスイーツを摂りつつ読書。帰宅は定刻の午前様。
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