Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ヤクザと家族 The Family/花束みたいな恋をした

2021-01-29 21:07:30 | 映画
1/29(金)晴れ
快晴なれど強風。さしたる理由はないが有休消化。寝坊して8:00起床。愛犬と散歩、軽い朝食。チャリンコで近所のシネコンへ。午前と午後で封切邦画のダブルヘッダー梯子鑑賞。午前の部は中高年中心に20名程度の入りと閑散。昨年一昨年と我が胸中のヒット作を連発している藤井道人の新作は21世紀の極道モノ。シリアスなやくざを描いた名作には洋邦にグッドフェローズや仁義なき戦いなどあるが、大袈裟でなく新たな傑作の誕生を喜びたい。ホンよし、役者よし、演出よしの三拍子そろって、更にはスタッフワークも素晴らしい。愚か者の滅びの美学。そして救いのないノワール物にもかかわらずエンターテインメント作品としても一級品である。これにエロスとコメディー要素がもう少し加われば完璧であったのだが、それは瑕瑾。早々に年度ベストの一本に出会えて僥倖。駅前で天丼の昼食と小休憩を挟んで午後は、これも本日初日の恋愛モノ。人気男優の集客か、舞台挨拶(ビューイング)付きの回は8割以上が妙齢の婦女子。但し2割程度と入りは芳しからず。人気の脚本家と実績ある監督のタッグにより、手堅い出来栄え。ドラマチックな展開はないが、細部の描写と二人の心情の変化に誰もが感情移入するだろう。恋愛は抒情詩だが結婚は極めて散文的である。猫、映画、小説、漫画など小道具が心憎い。アキ・カウリスマキをデート演目に出来る相方は多くはない。余談だが京王線で押井守の隣に座ったことがあることを思い出した。帰宅して愛犬と2度目の長い散歩。
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