Il film del sogno

現実逃避の夢日記

らくごえいが

2013-04-11 02:34:34 | 映画
4/10(水)晴れ
日常業務に変化なく退屈な一日。定刻退社して新宿で途中下車。行きつけの蕎麦屋で夕食後特殊ミッションを1時間半。その後、3丁目のシネマートのレイトショウで古典落語に材をとったオムニバス映画を鑑賞。レディースデイで50人前後の過半が弱年層の婦女子。製作・監督は東京芸大大学院映像科の学生だそうな。下敷きにした演目は『ねずみ』『死神』『猿後家』。大都会にあるミニシアターの存在意義はこうした作品をかける事にあると思ふ。父娘の人情モノ、ホラーがかったサスペンス、バックステージ・コメディとバラエティ豊かな内容と構成。低予算、スター不在、宣伝もしていないがその実験的な試みは評価したい。終演後、製作者と3人の監督によるトークショウあり。成長産業とはいえない映画製作に心血を注いでいる若者がいることは心強い。
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ホーリー・モーターズ

2013-04-11 02:20:01 | 映画
4/9(火)晴れ
業務事項記載略。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテでレオス・カラックスの新作を鑑賞。【ポーラX】以来13年ぶりだそうな。83年のデビュー作から長編5本というから寡作である。都内では2館のみの上映。観客は単身のインテリ風男女30名弱。観る者を選ぶ作風は相変わらず。孤高のフィルムメーカーらしい寓意と諧謔に満ちた芸術的な造り。いかにも映画である。その映画的な構図と陰影にとっぷりと酔う。《恐るべき子供》と呼ばれた鬼才は老成することなく常に異端であり斬新である。定刻帰宅して居間でうたた寝。深夜覚醒するも毒気が抜けず心身麻痺したまま朝を迎える。
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