Il film del sogno

現実逃避の夢日記

悪魔を見た

2011-03-03 01:58:00 | 日記
3/2(水)曇り
定刻起床定時出勤定例会議定番昼食。午後有来客。土産持参多謝。早目退社、新宿下車、於歌舞伎町ミラノ座、韓国映画鑑賞。大劇場に観客20名内外。カップルで来る若者衆あり、少しは演目を選びたまえ。イ・ビョンホンとチェ・ミンシクの二枚看板。韓国お得意の残虐かつ不気味なクライムムービーである。この容赦のない残忍さと救いのなさをどう表現したらよいのだろう。これは少し俯瞰して国民性の様な観点で論じられたら良いのではないか。血で血を洗う徹頭徹尾な暴力描写を許容する国民性がなければ製作もできなかろう。かの国では街頭で突如としてアクション映画の様な大立ち回りが始まることが日常だと云う。復讐の鬼と化した主人公に対峙する敵役もまたモンスターである。観終わって感じるのは後味の悪さや放心ではなく虚無に近い。我が胸中の暗黒部分が陰惨な描写に同化せぬかが怖い。終演後、間の抜けた拍手をする莫迦もおり、そう云った無神経さに背筋が凍る。地下街のカフェで平静を取り戻して定刻帰宅。
コメント
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