詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

ひた走る  (男の生き方)

2012年02月21日 10時53分21秒 | Weblog

     

                   意気を立て 信じる道を ひた走り

                           キラキラと 真青な瞳で 夢を追う

 

         【冠 句】   夢ゆたか 勇者に変身児らの域

         【冠 句】   男の子 無口の中に優しさも

         【冠 句】   城の跡 石碑に悼む武勇伝

         【冠 句】   山の駅 男のロマン湧き立てる

         【冠 句】   ふところに 運命に負けぬ底力

         【冠 句】   甘い粒 生還遂げし山男

         【冠 句】   落日燃ゆ 男の述懐撥ね返す

         【冠 句】   音確か 妥協許さぬ宮大工

         【冠 句】   鴎群れ 企業戦士の胸をふと

         【冠 句】   野心あり 天向く一路ひた走る

         【冠 句】   音がする 勇者の翼羽繋かせ

 

 昨日、光市母子殺害事件の死刑が確定しました。

 事件から13年を経て下された判断にも遺族の本村洋さんは「判決には満足しているが、

 うれしさはない」と話され、「身近で起きる犯罪をどうすべきか考える契機になれば、妻と

 娘の命も、死刑が科される被告の命も無駄にならない」と・・・

 当時18歳1ヶ月の少年の犯行に下された極刑に、「亡くなった命は返せない。二人の未来

 を否定してしまったことを深くおわびする」と謝罪したが、、、

 

 過去に詠んだ冠句を今回のテーマに合せて並べてみました。 

 今は亡き父、義父、祖父、伯父(叔父達)、恩師、知人、、、、

 そして夫、長男、孫、義兄弟 旧友、趣味の先生、仲間達、、、、

 私の人生に大きな位置を占め、それぞれに一生懸命生きた力強い姿、そして夢まっしぐらに

 ひた走っている逞しい姿を身近にみて、頼もしく思うと同時に女性の視点からは羨ましく思う

 部分も多くあります。

 《 男=野心=底力 》 こんな風に繋がるのですが、凛々しさの中に隠し持っている優しさに

 気付く時、それが<男らしさ>となって、敬う気持ちが大きくなってきます。 男と女、夫々が

 担う役割は違うと思うけれど、互いの生き方を理解しながら感謝の気持ちを忘れずに向き合

 えれば良いなぁと、日々に起こる色々な気持ちの葛藤に、反省や妥協を繰り返しています。

 

                

  春を待つ写真に元気が沸いてきます。右のてんとう虫はポパイさんからお借りしました

           

 

   (3月4日に・・・  逆境に遭えば準を持って処せよ。やがて吉運へと転ずる)

    今日もお立ち寄りいただきありがとうございました。

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6 コメント

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Unknown (花キャベツ)
2012-02-22 21:30:54
ひた走る(男の生き方)っていい題名ですね。

ポエムさんの文章を読んで男はこうあらねばと思いますね。
私自身、これまでの生き方を振り返れば一人で悩み、途中で立ち止まり、決断しながら今日までやってきましたが今でも自分で進んできた道が本当に良かったのか、この気持ちは墓場まで持って生きていくことになると思います。
特に父や母には長男でありながら何ら孝行らしきことが出来なかったことに悔いが残っています。

現在の私の周りの若い男には野心を持って欲しいなぁと思うことがあります。

今回の句、どの句も感心しながら何度も読み返しました。
中でも私は次の句が好きですね。
・夢ゆたか 勇者に変身児らの域
若者にはこうあって欲しいと共感です。

・男の子 無口の中に優しさも
こうあって欲しいですね。

・音確か 妥協許さぬ宮大工
利益優先ではなく、自分の仕事に誇りを持ってやり遂げる人になってほしいですね、将来を担う人は。

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徹するこころ (茲愉有人)
2012-02-22 22:29:32
音確か 妥協許さぬ宮大工

この句に惹かれますね。
千年持つ堂宇を建立するために、鉋で木を削る音、そしてその前に、刃物を研ぐ時の音、そんな音が聞こえてきそうです。
そして、削られた木が組み立てられて行く時の音、響き。

この句に触発されて、十数年振りに本棚の隅に眠っていた『木のいのち木のこころ 天』(西岡常一著・草思社)を引っ張り出して拾い読みしました。

こんな一節があります。(昔、線を引いていた箇所です)
「大工の修業の基礎は刃物研ぎですが、刃物研ぎのような基礎はすべてに通じるんですな。ですからここで時間をかけても損にはならん。むしろ納得いくまでこの段階で苦労したほうがいいんです。近道、早道はないんです」(p83)

「道具というのは自分で研ぎ、自分の意思のままに使えて初めて使えるといいますのや」(p59)

「刃物を研ぐということはどういうことかといいましたらな、人からは教われませんのや。私が弟子の小川にいったのは、自分で削った鉋屑を見せまして、こんなふうにやるんだ、そういっただけですわ。
 私のおじいさんもそうでした。台の上に鉋を置きまして、鉋というのはこういうもんやと言いましてな、キセルの雁首で鉋を引っかけまして、そっと引っ張りましたんや。鉋屑がどこにも出てきませんのや。それで息をふっと吹きかけますと、ひゅるひゅると出てきました。そして『こんなふうにやるのや』というだけですわ」(p93)

この本に、法隆寺大工の口伝というのが幾つか載っています。
その中から印象深く心に残っている言葉をご紹介しますね。

*堂塔建立の用材は木を買わず山を買え
*木は生育の方位のままに使え
*堂塔の木組みは寸法で組まず木の癖で組め
*木の癖組は工人たちの心組み
*百工あれば百念あり、これをひとつに統ぶる。これ匠長の器量なり。百論ひとつに止まる、これ正なり

こんな一文もあります。
「木の、本当に使いやすい乾燥時間というたら五十年ほどかかりますかな」

西岡氏は、古い材は宝ものだと述べておられます。

どんどん脇道にそれてしまいました・・・・

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花キャベツさま (ポエム)
2012-02-23 10:12:33
いつも有難うございます。
母方の叔父が昔、宮大工をしていました。
職人としての誇りを持って、一本一本の釘にも丁寧に打ち込んでいたと思います。
孫達の日々の純真無垢に無限の夢を信じ追いかけている姿を見ていると、不安のない世を繋がねばと思います。
男女の性別による考え方の違いは色々あると思いますが、互いに理解しあえる思いやりを持たないといけないと、主人との行き違いのたびに、、、行き戻りして葛藤しています。
まだまだです(~_~)
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茲愉有人さま (ポエム)
2012-02-23 10:23:23
とても興味深く拝見しました。
刃物を研ぐことの意味から、色々人生に置き換えてみると、大事な事が見えてきます。
何事も大成するのは基礎からという事を、今頑張っているギターを初め色々な趣味にも通じる事を感じます。いつも有難うございます。
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んーーー (kenny)
2012-02-26 08:50:48
先ずは「城の跡 石碑に悼む武勇伝」ですね、趣味とダブりどうしても目が行きます。つくづくと・・・、その時代に生まれなくて良かったと思います。今の大河ドラマ、清盛、義経はあらぬ罪を着せられて短い生涯を終えますね。その点、今の時代は仮に失敗しても命までは取られません。企業戦士ではありますが。私のコメントの標題を、んーーと。

「音確か 妥協許さぬ宮大工」、振り返ってこれだけのプロに、男の生き方になれていただろうか? と今回のポエムさんの日記を読ませていただき今までをちょっと振り返る機会となりました。自分では仕事を一緒にする仲間にはプロに徹しよう、なんて言ってきましたが。それにしても一つひとつそうかそうかの観察力に感心して読ませて頂きました。スキーから帰って(笑)Kenny

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Kennyさま (ポエム)
2012-02-26 19:50:11
スキーを楽しまれて、いいですね。
今日は凄く寒くてこちらも昼間チラチラと舞っていました。2,3日寒さが続くようですね。

創作句なので、自分自身の事とは違う冠句も沢山詠んできました。(ヒントになるモデルはちゃんといるので(?_?))

土山の旧東海道沿いに今も石碑が(一里塚も)残っていて、人馬どよめく路傍と彫られています。散歩道に昔を偲び立ち止まって、、、歴史を深めています。
いつも有難うございます。
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