富山は、6月18日の涼しいくらいの曇り空(最高気温22.5度)から一転、6月19日には最高気温27.4度、この日は晴れて最高気温28.2度と夏日が二日続きました。緑が一段と濃くなった公園を歩いていると、何かの視線を感じました。何か生き物がそこにいるのでは?という直観です。見上げると、樹肌に溶け込むような模様のガがとまっていました。写真には撮れませんでしたが、後翅は黄色に黒の模様があり、「キシタバ」の仲間です。
初めて(それと認識して見る)ガなので、写真をもとに図鑑などで調べると、どうやらヤガ科シタバガ亜科のワモンキシタバのようです。ワモンキシタバは、「前翅では中央部は淡色、外横線は一部が腎状紋の下方まで入り込んだ奇妙な走向を示している。斑紋、色彩により他種との区別はすぐできる。7~8月、やや山地で出現する。…食草はリンゴ・ナシ・スモモ・ウメ・アンズ・サンザシ。」(『原色日本蛾類図鑑下』)とありますが、見かけたのは6月下旬でしかも平野部、少し心配です。
「外横線」「腎状紋」など専門用語がよくわからないので、ウェブサイト『【現代蛾学の基礎知識】(全然未完)』を参考にしました。http://www.jpmoth.org/base/L2.html
《ワモンキシタバ 2017/06/20》
《ワモンキシタバ 2017/06/20》
《ワモンキシタバ 2017/06/20》