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国体論と戦後日本ⅢⅩⅡ

2016年04月28日 | 歴史
 国体と政体の区別はどう考えれば良いのでしょう。国体を権威として政体は権力と言うように整理することも可能です。
厳密に言えば国体の中には政体も入るでしょう。権威を象徴しているのは天皇で権力はその時々の内閣と考えられます。
権威は古事記によれば「知らす」まとめる、統治すると言う意味です。権力は「領く」(うしはく)といいます。
日本ではこのように権威と権力が別れているのです。これが本当の国体で、狭い意味では国体は権威だと言ってもいいのかも知れません。
権威と権力のバランスを取るのが日本の生き方でした。時に権威が強くなりすぎ、時には権力が権威を押さえようとしたりした場合には必ず揺り戻しがあります。
それが日本の3000年の歴史なのでしょう。たとえ領くを担う権力が社会主義政権であっても日本の国体とは矛盾しません。
天皇という権威が存在する限り社会主義政権であっても日本の国体は護持されることになります。
よって極論を言えば天皇を戴く共産主義でもいいんだと言う人が出てくるのです。

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