まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

ならまちを歩く2

2011-07-18 23:20:24 | 建築まち巡礼近畿 Osaka, Kansai

続きです。

町家の敷地割を活かすという意味では、次のような試みも面白いと思いました。

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細い間口の中にインキュベーター施設として小さな店舗が並びます。

鉄骨造で小さな単位性と仮設性をうまく作っています。

一部はRCもあります。

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こういう試みはちょっと離れた場所にもあります。

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また別の場所には屋台村のようなものもあります。

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いろいろ新しい試みも必要なのです。

では下の写真のような事例はどう考えればよいでしょうか。

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周辺は上の写真のような町屋が多くあります。

それらとは関係なく自分のスタイルでまとめています。一人で歩いているときに気になっていたのですが、翌日案内してくれたKさんによると妹島和代さんの設計だそうです。

     

みんな「なら町家」ばかりになってしまうよりもこういうのもあってよいように思います。ただ、わたしがここに設計するチャンスを与えられたら、町屋が培ってきた空間の原則みたいなものにこだわることと思います。

    

たとえば、下のようのな外と内の関係の作り方や、空気や光の流れ方など、どうしても気になってしまいます。まあそれも設計のスタイルということでしょうか。

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