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23日から28日まで、シカゴ・オークタウンの視察を行います。
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今回はアメリカの中心市街地再生の大きな流れをつくっている[歴史的建築を活かしたまちの活性化」がテーマです。活動の中心となっているNational Trust for Historic PreservationやIllinois Historic Preservation Agencyを訪ねるとともに、成功した街並みを訪れ、活性化の推進役の話を伺います。
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23日にはEvanston (Chicago北方の郊外都市)を訪ねます。案内役はAnthony Rubano (Illinois Historic Preservation Agency)さんです。食事をした後Evmarkの事務所を訪ねる予定です。Evmarkは中心部のマーケティングと美化活動を行っているNPOです。地元のニュース(http://www.evanstonnow.com/node/2704)を見ると昨年から50万ドルのファンドを受けて専従職員を雇える体制になったばかりのようです。ファンドの財源が中心部特区課税(downtown special service district tax levy)にあることもウェブで分かります。
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この課税は1987年から始まり、Evmarkの活動財源となりましたが、住民にも賦課されていたことが問題となり、現在は商業者のみの課税に改められています。また、Evmarkの活動の透明性を増すために住民もボードに参加し、きちんと報告を市に対して行うことも義務付けられたようです。Downtown Residents Association (DRA)がこのあたりの経緯をウェブ(http://www.evanstondra.org/history.html)に記しています。
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Evanstonは生活水準の高い郊外町です。そこでの中心部再生の実態と、NPOの果たす役割をしっかりと見てこようと思います。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
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