まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

3回目の村上

2010-11-16 12:01:02 | 建築まち巡礼中部 Chubu

集合住宅研究会の3日目は村上。以前東北公益文科大学にもきてくださった小杉さんのご案内でした。商人会の活動もますますアイデア豊かに広がっていることが良くわかりました。

さてまちの写真です。村上も3回目なのでちょっと今までとは違うものをとって見ました。

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いきなりですが、柱時計の新聞入れ。これは独創的なアイデアです(上)。

次は仏壇と神棚の垂直共存。鶴岡では普通ですが他の地域にもあるんですね。

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職人さんの町にはこんな粋な塀があります。村上は鮭の町です。銅版だと思いますが、うろこ張りの上にダメ押しのように2匹の鮭が泳いでいます。

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安善小路の板塀の見越しにはもみじなどが美しく成長していました。

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世界一小さい美術館だそうです。

間口3間、奥行き1間でしょうか。

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以前にも面白いと思った看板建築ですが、横に回ると「電気パン」がありました。どんなパンでしょう。

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芭蕉も投宿した旅館の一階に静かなコーヒー店がありました。中庭を見ると、以前御茶ノ水にあったレモンの喫茶店を思い出しました。もうずいぶん前に建て変わっていますが・・・。

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山古志・鶴岡・村上

2010-11-16 11:33:30 | 建築まち巡礼近畿 Osaka, Kansai

集合住宅研究会の研修旅行に参加させてもらう機会に恵まれました(2010.11.11から11.13)。

集合住宅研究会は集合住宅を設計している首都圏の事務所の研究会です。

まず長岡市の山古志。2004年の地震から見事に復興しつつあります。陣頭指揮に立たれた斉藤支所長です。大変な苦労があったと思います。右にいらっしゃるのは地域にふさわしい住宅のありようを求めて地元の皆さん、大工さんたちと一緒に活動されてきた武田さん。

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悲惨な傷跡も残っています。

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しかし、すばらしい公営住宅も見せてもらいました。これからの地域住宅のモデルにもなるものです。住民の人たちが地元の大工さんたちの作ってきた住宅を見直すきっかけにもなったようです。

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もと町長の長島さんのうちの農家レストランも武田さんたちの設計です。

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長岡造形大の後藤先生と名誉教授の平井先生にもお久しぶりにお会いしました。

後藤さん設計の山の学校も使ってみたくなる気持ちいい建物です。

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佐原の町と小野川

2010-11-16 10:29:05 | 建築まち巡礼関東 Kanto

佐原の重要伝統的建造物群保存地区をたずねました(2010.11.8)。

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小野川沿いの雰囲気が鶴岡の内川沿いのまちなみづくりにも参考になると思っています。やはり川が舟運に使われていたのですが、今でも水面がかなり歩道に近いところにあるのがいいようです。

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上のように違ったタイプの住宅もありますが、それはそれでいいような気もします。

無理やりすべて明治初期風にそろえることはないと私は思っています。一つ一つの建て主が建物作りを通して自分達の街を作るという気持ちを持つことが大事だと思います。そういうことが、まちの自治精神にも繋がっていくのではないでしょうか。

お店も面白い雰囲気です。

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近くで、計画づくりのお手伝いをすることになったのでまた来ることもありそうです。

少し離れたところにある駅前も歩いてみようと思っています。