野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

野川枝垂れ桜

2011-04-17 | 探鳥
 野川は武蔵野のハケの道を流れ、やがては多摩川へと合流する。雨の降らない夏期には流れが途絶えることもある、細い流れの川だ。その一部は護岸工事がされてはいるものの、今なお往時の風情を色濃く残し、川べりの自然が残されている数少ない貴重な場所だ。


 ソメイヨシノが散り始めるころ、この川沿いに枝垂れ桜が咲き始める。






 並木道に沿った遊歩道と川のすぐわきを歩く小径とがある。













 子供を抱いた若い夫婦や、何やら静かにささやきながら歩くカップル、花には目もくれず走り去っていくランナー、日傘をさし敷物を広げて談笑している人たち。その殆どが近所に住む人たち、幸いなことにこんな素晴らしい風景なのに他所からの観光客は殆どいない。









 日当たりの関係か下流に向かって右岸の方が早く咲き、左岸の方が二三日遅れる。



 







 人々は静かにゆっくりと春を味わいながら、桜の下を歩く。




 ここには都会の喧騒は届かない


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