多峰主(とうのす)山は飯能市の北西にある300m足らずの低山だ。野の花の咲いていないこの時期、軽い足慣らしとバードウォッチングを兼ねて歩いて見た。
駅から歩いて10分、降り立った飯能河原にはダイサギがいた。

少し上流ではクサシギらしき鳥に会えたが、なかなか近寄れない

急いで逃げ去ったカワウ

名栗川の右岸を歩く。昭和の匂いのする建物たち


道端ではホトケノザが咲きだしている。

金蔵(こんぞう)院の八耳堂(はちじどう)

橋から見た名栗川

橋を渡って暫く左岸を引き返してから山道へ入った。


断崖絶壁の上にたつ御蔵八幡神社

15分ほどで多峰主山頂上、ひと組の老夫婦が憩っていた。私も少し離れた所で遅めの昼食とした。
山頂の標識の脇には経塚があって、古くからの信仰の山だったことが偲ばれる。

眼下の飯能市街

反対側は秩父の山々

奥武蔵自然歩道を下る途中、シロハラに出会った


高麗峠


巾着田のドレミファ橋には昔の面影はない

向こうに見えるのは日和田山

青々とした草を茂らせる彼岸花

ここの河原で野鳥との出会いを期待していたのだが、河原の工事中で殆ど駄目。僅かにセキレイやチドリ、カワラヒワなどを見かけただけ。20年前にはカワセミはおろかヤマセミまで飛び回っていたのに。

この時季日の落ちるのが早い。頬にあたる風を冷たく感じ始めたら、日差しが熱と明るさを失い、やがて茜色を帯びてくる。
川岸にじっと立つコサギは十分餌をとることができたのだろうか。


<この辺で>