野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

小田原の梅園

2011-02-23 | 植物園
 


 墓参ついでに小田原近郊の梅園を二か所訪ねた。

 初めに行ったのは3年ぶりの辻村植物公園。梅祭りの最中ではあったが、最近の冷え込みのせいか開花はほとんど進んでおらず、せいぜい二分咲きといった所。入口の所で無料の甘酒を振舞ってもらった。






 苔で覆われた梅の古木



 高い木の枝先で、ウソの群れが寒そうに鳴いていた。



 早々に退園し、近くの小田原フラワーガーデンへ。ここは小田原環境事業センター、わかりやすく言えばごみ焼却場に隣接する施設で敷地面積は4.2ha、トロピカルドームという有料の温室も設けられている。。梅園は人工流水に沿って作られ、梅の本数は480本と多いわけではないが、木の種類が約200種と多く、しかもそのほとんどに種名がしっかりと表示されているのがいい。



 白加賀はよく見かけるが紅加賀は初めて見た。



 十郎や南高梅は梅の実をとるための木だが、花も繊細できれいだ。







 芳醇な藤牡丹枝垂れ



 世界の図や大盃は花も大きく艶やかな品種



 



 きりりと引き締まった濃紅色の鹿児島紅






 梅園は全体としては5,6分咲きといった所で、早咲き中咲きまでは咲いてはいるものの、遅咲きの種は未開花だった。




 柳川絞り



 紅千鳥はあちこちでみかける、蕊の長いきれいな品種




 ピンク色のきれいな見驚






 蓮久






 新平家



 この花は裏側から見ても綺麗だった。




 真っ赤な蕾が白い花弁を際立たせている鴬宿



 青花の代表格、月影



 やや時期を失した淡路



 花弁の間が梳いていて桜の花びらのような鈴鹿の関






 咲き方に特徴がみられる宝合わせと未開紅






 佐橋紅
 


 輪違いは紅白咲き分ける品種



 淡路枝垂れ



 ピンク系の2種、無類絞りと浮牡丹






 白さの際立つ叡山白







 駐車場も広く無料で、入園料もなしという、こんな施設が近くにあれば……と思うようなところだった。温室のある管理棟では、木の葉を使ったアートが展示されていて、これも結構楽しめた。

 <この辺で>