山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

両子山

2019-05-07 21:30:42 | 大分県の山

2019年5月3日(金)晴れ

連休は娘と旅行したり、おチビ達と連日遊んだりですが、もう一日位は山で遊びたいと思い、両子山に登ってきました。
1300年もの歴史を持つ両子寺は、美しい新緑に囲まれ、見どころも多く、特別感のある幽玄の世界でした。

両子寺七不思議のひとつ、「無明橋」

橋の下には観音様がいらっしゃいます。

橋を渡ると「仁王門」


もちろん仁王様たちの足をしっかりさすってから歩き始めました。

古い階段の一つ一つを歩くだけでも歴史を感じます。

朝の空気の中で、新緑がさわさわ揺れていました。

護摩堂が見えてきました。


線香をたて、ろうそくに火を灯して祈ります。

「しぐれ紅葉」(七不思議)
木の下に立ち上を見上げると、晴天の日でもしずくが落ちるといわれている。
大きくてカメラに収まりきらない。

「鬼橋」(七不思議)
千徳坊という力持ちのお坊さんが山から引きろして橋にしたといわれる。

鬼橋を渡って、古い階段を上がります。

お寺なのに鳥居?奥の院へと導いてくれます。

707段あるといわれる苔むした石段を上ります。
そんなにあったかな? 数えていなかった~(>_<)

奥の院が見えてきたかな

神仏習合の証と言われる奥の院。
岩を繰りぬいて作られています。美しいですね。

岩屋洞窟

奥の院から少し後戻りして、お山巡りへ

鎖をつたって

深い山に入ってきました。

もう、観光の人はいなく、静かな山歩きです。

岩を絡めとる木の根


「針の耳」(七不思議)と百体観音

夫殿、うまく通れましたね。

「鬼の背割 」(七不思議)           
千徳坊という力持ちのお坊さんが、背で割って通路をあけたといわれる二つの大岩

通り抜けて反対側から見ると、光が差して昔話の世界に見えました。

分岐表示・難コースへ

急登でしたねーー!
滑る、滑る~、トラロープにも掴まり、ひーこら登りました。
つい先日脊梁を歩いたとは思えない超ヘタレで、時間のかかること!

笑われますよね。

稜線に上がってからは少しは傾斜が緩やかになりました。

やっと、山頂!(721m)

いい眺めです。

何だ、この態度!ヘタレすぎ。

空がこんなに青いってのに!

休憩したら、ぐるりぐるりと急なコンクリートの坂道を下りました。
かなり急だったので、これを登るのは嫌だなあと思いましたが、登ってこられる方も何人かいて、凄いなあと思いました。


「鹿の爪割り」(七不思議)
親子鹿の大小の爪跡が残ってるというけれど、硬貨がツメ込まれているのね。

護摩堂まで戻って、改めて中に入って参拝しました。
「仏足石」の上に足を乗せ、足腰の健康を願いました。

さらにはお守りも買い求めたので、これからの山歩きはばっちりでしょうか。

六郷満山を感じながら歩く両子山は見どころ多く、かつ険しくてなかなか足が前に進みませんでした。
以前から一度は訪れてみたいと思っていたので、来ることができて良かったです。

「走水観音」(七不思議)へは車で行きました。
干ばつでも水は干上がることなく、雨季でも増水せず、年中一定の水量を保っており、水温もまた常に変わらないという。

十分に楽しんだので、三浦梅園旧宅にも行ってみると~

「浩宮さまご来訪記念樹」があった。
令和の新天皇が、皇太子時代にここを訪れていらしたのですね。

連休の山は、脊梁と両子山です。
どちらも印象深い良い山でした。普段とは違う山を歩けて良かったです。
「山はいいなあ、もっと登りたいなあ」

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脊梁二日目(平家山~夫婦山~南平家山~五家宮岳~ウードヤ山)

2019-05-07 19:27:09 | 熊本県の山

2019年4月28日(土)晴れ

初めてのmyテント泊もぐっすり眠れて、4時に起床。
今朝も、谷あいの水場から運んでもらった水を、朝食用と行動中の飲料として煮沸します。
5時朝食。昨夜の鍋の残りにうどんを投入。体が温まりました。

6時過ぎにスタート!いいお天気になりそう!

今日は後平家山からウードヤ山まで。
距離は長いけれど、厳しい急登はなく、稜線歩きが楽しめるそうです。
先ずは後平家山に向かいます。

後平家山(1560m)7:12

次は平家山。1497m 7:28


タニギキョウ

平家山からウードヤ山への稜線では、いくつか「レスキューポイント」の標識がありました。
6年前に地元の方々と信ちゃん達が設置されたものです。(こちら)有難いですね。

大きな木々と、遠くの景色を見ながら快適です! 食料を消費したので、ザックも少し軽くなりました。

夫婦山(1460m)8:36


シャクナゲの花が咲いていた!優しいピンクに癒されました。

南平家山(1511m)9:39

昨日の疲れも出てきて、そろそろ足が重くなったかな。

五家宮岳(1538m)

目の前が開けてきた!

形がいいウードヤ山です。激下りして激登り(>_<)

ウードヤ山(1356m)11:42
Rさん、写真ありがとうございます。たっぷり休憩しましたね。


標高が下がってきたので、たっぷりの新緑が最高に綺麗です。
ここまでくれば、もう怖いものはない~と思っていましたが……。

ところが……ウードヤ山からは激下りの連続。
深―――く、急な下りに半泣きでした。(誰も相手にしてくれませんでしたが)

地図を見ながら、この辺りかな~と、下山口の白鳥神社を目指して下ります。

無事下山です!楽しかったねー!!13:32

楽しかった脊梁の二日間。
重いザックを背負って長い距離を歩いたこと、山中テント泊、初めての体験はとても貴重で、一つ一つが感動的でした。確かに疲れましたが、その何倍も楽しく充実していました。
元気に歩けたことがこの上なく嬉しかったです。
お誘いいただき、一緒に歩いてくださった皆さん、ありがとうございました。
是非またよろしくお願いいたします!!

夫殿、行き帰りの運転ご苦労様でした。ありがとう!
 

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脊梁縦走一日目(烏帽子岳~五勇山~国見岳~テント場)

2019-05-06 21:20:31 | 熊本県の山

2019年4月27日(土)晴れ

大きな山を歩いてきました!
自分たちだけでは計画さえしなかった脊梁の山々を、myテントを担いで歩きました!
その重かったこと!足に応えましたが、二日間ずっと楽しく、歓喜の声を何度も上げました。

参加者5名。リーダーは往還の会H氏。
一日目 烏帽子岳~五勇山~国見岳~山中テント泊(11キロ・6時間)
二日目 テント場~平家山~夫婦山~南平家山~五家宮山~ウードヤ山~白鳥神社(15キロ・7.5時間)

 

4月27日(土)晴れ
基山PAに6:30集合。御船IC~二本杉~樅木。
泉大八小学校脇に車をデポした後、烏帽子岳登山口よりスタート!
~のつもりでしたが、いきなりアクシデント発生!
うちの車をデポし、H氏の車にみんなが乗って、走り始めた途端に車の不調。
何と……タイヤがパンク!

あれ~~!これは日帰り山行とかに計画を変更かしら?
と思いきや、H氏が手際よく予備タイヤと交換し、計画より30分遅れで登山口に移動し、登山開始です。


夫殿のザック、デカイでしょう。水や食料、テント装備などで13キロもあります。10:42

烏帽子岳登山口 急登の始まりです。私のザックも10キロちょっと。

杉林の急登を進み、林道を何度か横切って、

自然林になると気持ちいい。明るくて広―――い!!

2時間ちょっとで烏帽子岳(1692m)12:55
私はまだ元気!!夫殿はザックの重さが、肩に足にのしかかってきつそうです。

石堂山・市房山。右奥は(よく見えませんが)高千穂の峰だと教えていただきました。

休憩の後は五勇山へ向かいます。
シャクナゲの木がたくさん!一つでも咲いていたらいいのに~~。

背丈を越えるスズタケのトンネルにも突入。
前が見えない、顔にビシビシ葉が当たる。

五勇山(1662m)14:17
見落とさないように、標識を見つけました!(^^)!

国見岳へ向かいます。

胸のすくような景色を眺めながら。

夫殿とH氏が空を仰いで「おー、咲いてるよ」と声を上げています。

ヤマザクラ? ←アケボノツツジの白なのですね。

小国見岳はすっ飛ばして、いよいよ国見岳に向かいます。バイケイソウはたくさんでした。
祠が見えて来たら山頂だ。まだかなーー。

着きましたよ!
脊梁の盟主・国見岳山頂です!!(1739m)16:00
嬉しいったら、ありゃしない 

重かったねー、きつかったよ。
壮大な景色の中に、体ごと溶け込んでいくような気がしました。

阿蘇方面

休憩の後、今夜のテント場に向かいます。サルノコシカケで遊ぼうかな。

遊んでられない。日が傾いてきたので、急ぎましょう。

国見岳から40分くらい歩いて、テント場に着きました。
早速、テントを張り、夕食の準備をしましょう。

テント初心者の私達が準備している間に、H氏はさっさと谷に下りて、水を汲んできてくださいます。
さらに焚火の準備も進みます。

落ち葉を火をつけ、最初は細い枯れ枝を重ね、フーフー息で風を送って 


太めの枯れ枝を折って燃やすと、体が温まりました。

mikiさんが作ってくださった「肉・野菜全部入り鍋」は美味しくって何杯もお代わり!!


昼間せっせと歩いたのが嘘のように、時間がゆるーーりと流れます。


辺りが暗くなると、焚火が一層恋しい。
シルエットになった枝の間からお月さま(ぼやけてますが)

無数の星を従えた空は、遠くにあるのではなく、地上の私達に近づいてくるような気がします。
ヘッドライトを消して、みんなで空を眺めました。幸せ~
(少しは星が見えますか?私のカメラではここまで写すのがやっと)

もう、9時を過ぎました。そろそろお休みなさい。
火の後始末もH氏とmikiさんに甘えて、myテントに潜り込みました。

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